リンゴの蒸留酒、カルヴァドス

カルヴァドスは、フランスのノルマンディー地方で生産される、リンゴを原料とするブランデーであり、コニャック、アルマニャックに並ぶフランスの3大蒸留酒の一つとして知られています。

カルヴァドスは、フランスのノルマンディー地方で生産される、リンゴを原料とするブランデーであり、コニャック、アルマニャックに並ぶフランスの3大蒸留酒の一つとして知られています。
フランスの北部に位置し、ブドウの栽培には適さないノルマンディー地方では、昔からワインを造る代わりに、リンゴを使ったお酒が造られてきました。その代表と言えるのが発泡酒の「シードル」です。このシードルをさらに蒸留して造ったものが「カルヴァドス」なのです。

アルコール度数40度、ブランデーならではの芳香をもつカルヴァドスは、かつては庶民のお酒として知られ、今では世界でフランスのライフスタイルを代表するお酒の一つとなりました。おもに食後酒として飲まれますが、若い世代のバーテンダーには、カクテルのベースとしてもよく使われています。カルヴァドスは、常温で、芳香を逃さないように上部がすぼんだ形のグラスを用いて味わうのが一般的です。

カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン社

カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン社は、三代にわたりカルヴァドスを製造してきました。毎年数々の品評会でメダルを獲得し、今までに300個以上の受賞歴を誇る同社は、先代のクリスチャン・ドルーアン氏が1960年に、オンフルール近くゴンヌヴィル山地のフィエフ・サンタンヌの土地を取得してリンゴを栽培したことに遡ります。同社の専門とするビンテージ・カルヴァドスは、今では高級ホテルや高級レストランで取り扱われています。

《家族で仕事をすれば、何世代にもわたる長期的な投資が可能になります。》

製造過程

カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン社の果樹園では、高木作りで約30品種のりんごが有機栽培されています。放牧されている牛が土壌を肥やし、虫食いリンゴを食べることで、生産のバランスが保たれているのです。9月~11月にかけて熟成して地面に落ちた状態で収穫されると、リンゴは丁寧に洗われ、選別されてから圧搾機でつぶされていきます。その絞り汁をステンレスのタンクに入れて自然発酵させることで、りんごの酵母によりアルコールと炭酸ガスが発生しシードルができあがるのです。このシードルを蒸留させたばかりの液体は無色ですが、オーク樽で熟成させることで、濃縮され、柔らかさを増すとともに、カルヴァドス特有の黄金色のもととなるタンニンを含む様々な要素が抽出されるのです。
カルヴァドスは、ノルマンディー地方のチーズや、リンゴやチョコレートのデザートに合わせるのにぴったりなお酒です。クリスチャン・ドルーアンでは、様々なブレンドが用意されており、食前酒には《ラ・ブランシュ・ド・ノルマンディー》のような若くてすっきりとしたカルヴァドス、そして食後酒としては《クリスチャン・ドルーアン・オール・ダージュ》のような長期間熟成させたカルヴァドスがお勧めです。

クリスチャン・ドルーアン社の見学

ドーヴィルからわずか15分、オンフルールから20分のところにあるクリスチャン・ドルーアン社では、年間を通じて、月曜日から土曜日の午前9時から12時と午後2時から6時の間、見学を受け付けています。

カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン
Calvados Christian Drouin
1895 route de Trouville - 14130 Coudray-Rabut
Tel : +33(0)2 31 64 30 05 – info@calvados-drouin.com
個人の見学は無料、20人以上の団体見学は有料。見学は、シードル、ポモー、カルヴァドスの試飲付き。