フランス体験レポーター募集中!

フランスが誇るお酒とアートに触れる旅をしながら、その感動を伝えてくれるレポーターを募集します!フランスに行きたいという気持ち、レポーターになりたいという意気込みを1分以内の動画にまとめ、「#フランスに乾杯」でSNSに投稿してください。あなたの人柄がわかる動画をお待ちしています!

ドルーアン家は、三代にわたり、ノルマンディー地方でカルヴァドスの生産に情熱を注いできました。好奇心と歴史感覚、そして丁寧な仕事を大切にする心が、カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアンに、スピリッツ・コンクールで214個のメダルをもたらしました。

三世代にわたる情熱の歴史

1960年、クリスチャン・ドルーアン・ペールは、オンフルール近くのゴンヌヴィル山地のフィエフ・サン・タンヌの土地を取得しました。そこでシードル用のリンゴを栽培するうちに、クリスチャンはカルヴァドスを製造したいと思うようになります。1969年、息子のクリスチャン・ドルーアン・フィスが父親の事業に参加します。10年ちかくを外国で暮らしたクリスチャン・ドルーアン・フィスは、会社を国際的に発展させようとします。彼はまたカルヴァドスの熟成にも熱心に取り組み、やがて貴重なビンテージ・カルヴァドスを専門に生産するようになり、今では高級ホテルや高級レストランに納品しています。

2004年1月、三代目のギヨーム・ドルーアンが会社に加わりました。彼は、農業と醸造の技術者です。そして、2013年に会社の経営を引き継ぎましたが、現在でも、ブレンドは父親と共同で行っています。父親は、ギヨームと共に輸出も担当しています。

《家族で仕事をすれば、何世代にもわたる長期的
な投資が可能になります。》

ギヨーム・ドルーアン

製造過程

1.高木作り果樹園

植えられているリンゴは30品種ほどで、苦味種が20%、甘苦味種が50%、甘味種が20%、酸味種が10%の割合です。すべて高木作りでの栽培です。果樹園では、有機栽培がおこなわれています。果樹園の中に放牧されている牛は、土壌を肥やし、また9月には虫食いリンゴを食べることで、生産のバランスを保つことに役立っています。

2.収穫

リンゴは、9月から11月にかけて最適に熟成して地面に落ちた状態で収穫され、その後圧搾されます。

3.緩やかな圧搾

リンゴは、粉砕される前に、丁寧に洗われ、選別されます。粉砕後のリンゴは何時間かステンレス・タンクの中に放置されます。この工程を経ることで、色が良く抜け、タンニンが柔らかで苦みの少ないシードルを作ることができます。その後、リンゴは、シャンパンを作るのと同じような穏やかな方法で圧搾されます。

4.自然発酵

秋に作られるシードルは、何か月間かシードル用の大樽で保存されます。

5.蒸留

最も若いシードルを蒸留すると、シンプルでフルーティーなブランデーになります。カルヴァドス・ペイ・ドージュは、2500㍑の蒸留器で二回蒸留されて作られます。蒸留を終えたばかりのカルヴァドスは無色で、フルーティーなアロマを持っています。

6.カルヴァドスの熟成、スタイルとバランスづくり

クリスチャン・ドルーアンのカルヴァドスは、オーク樽で熟成されます。カルヴァドスは、色と骨格を形作るタンニンを含む様々な要素を木から抽出します。蒸発することで、カルヴァドスは、濃縮され、柔らかさを増していきます。《年を重ねることで、カルヴァドスのフルーティーなアロマは、新鮮なリンゴから、熟したリンゴ、焼きリンゴ、シロップ漬けしたリンゴ、そしてドライフルーツへと変化していきます。木由来のスパイシーでフローラルなアロマが香りのブーケを豊かなものにしてくれます。カルヴァドスは、年月を経ることで、まろやかになり、濃厚になります。》ギヨーム・ドルーアン。

クリスチャンとギヨームのドルーアン親子は、毎年、すべての樽を味見した上で、それぞれをどのように使うかを決めます。カルヴァドスは、年月と容器によって洗練されていくのです。

カルヴァドス・ドルーアンの味わい方。

豊かな味わいを持つ本物のカルヴァドスは、かつては庶民のお酒でしたが、今では、外国でフランス流ライフスタイルを代表するものの一つとなり、若い世代のバーテンダーにとってカクテルづくりの材料ともなっています。

カルヴァドスは、常温で、できればアロマが逃げないように、チューリップ型グラスか、上部がすぼんだグラスで味わってください。
クリスチャン・ドルーアンでは、様々なブレンドをご用意しています。

アペリティフには、若いカルヴァドス《ラ・ブランシュ・ド・ノルマンディー》がおすすめです。カクテルに使えば、素晴らしいカクテルが作れます。

食事の最中、ノルマンディー地方のチーズや、リンゴやチョコレートのデザートに合わせるなら、若いカルヴァドスか中程度に熟成したカルヴァドスがお勧めです。

食後には、《クリスチャン・ドルーアン・オール・ダージュ》のような長期間熟成させたカルヴァドスがお勧めです。歴史的な逸品で、古いコニャック樽を含む小さな樽で15年以上熟成させたものです。これらの樽は、繊細でやわらかなタンニンとフローラルでスパイシーなノートをカルヴァドスにもたらしてくれます。味わいは、力強く濃厚で、とてもエレガントです。2019年パリ農業コンクールで金賞を受賞しました。

クリスチャン・ドルーアン社の見学

ドーヴィルからわずか15分、オンフルールから20分のところにあるクリスチャン・ドルーアン社では、年間を通じて、月曜日から土曜日の午前9時から12時と午後2時から6時の間、見学を受け付けています。

カルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン
Calvados Christian Drouin
1895 route de Trouville - 14130 Coudray-Rabut
Tel : +33(0)2 31 64 30 05 – info@calvados-drouin.com
個人の見学は無料、20人以上の団体見学は有料。見学は、シードル、ポモー、カルヴァドスの試飲付き。

京都のカルバドール

世界には、数多くのカルヴァドス専門店があります。京都のカルバドールは、250種類以上のカルヴァドスを提供しており、日本で、本物のノルマンディー体験ができますよ!

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