ロワール渓谷で再オープンした古城6選

フランスでは5月11日にようやく外出制限が解除され、各地の観光施設では営業再開のめどが立ってきています。中でも、ロワール渓谷にはさっそく再オープンを決行した古城がいくつもあります。今回は、細心の注意に気を配りながら、再び観光客を迎え入れている古城をご紹介しましょう。

ブロワ城

ロワール川を見晴らす高台にそびえるブロワ城は、5月16日から営業が再開し、毎日22時より行われる『音と光のスペクタクル(le spectacle son et lumière)』も再開しました!(2,000㎡の敷地に200名の人数制限が設けられています。)感染防止策としては、マスク着用義務化、アルコール消毒剤の設置、1グループあたり5人までの制限、そしてチケット売り場では1m間隔で並ぶことが実施されています。5月31日までは毎日13時半~18時半まで営業。4つの異なる様式の翼棟に、時代ごとのフランス建築の変遷を見ることができるブロワ城、是非訪れてみてください。
ブロワ城公式サイト (外部リンク)

シャンボール城

シャンボール城自体は残念ながらまだ入場できないのですが、敷地内の約1,000ヘクタールの森林公園と標識のある小道は5月11日より一般に公開されています。フランソワ1世の命で建設された、フランス・ルネサンスを代表するシャンボール城の素晴らしい眺めをお楽しみください。
シャンボール城公式サイト (外部リンク)

ショモン・シュル・ロワール城

国際庭園際で有名なショモン・シュル・ロワール城は、5月16日より毎日観光客を受け入れています!通常は4月に一般公開される、庭園際の30あまりの入選作品へのアクセスももちろん可能です。入選作品以外にも、今年は14の現代アーティストの作品が設置されています。訪問される方は、屋内外でのマスクの着用が推奨されており、至る所には消毒液や手洗い場所が設けてあります。また、訪問客同士の交差を極力避けるため、城内や庭園での通路は一方通行とされています。ただし、敷地内のレストランとテラスはまだ閉鎖中です。
営業時間は毎日10時~20時までで、城内の入場は19時まで。チケットは現在はオンラインのみで、時間枠ごとの購入が可能です。
ショモン・シュル・ロワール城公式サイト (外部リンク)

ヴィランドリー城

16世紀前半に建てられ、幾何学模様の庭園が魅力的なヴィランドリー城は、5月21日より庭園と城内ともに営業を再開しました。毎日10時~18時に訪問が可能です。訪問される方はマスクの着用が推奨されています。また、チケットはオンラインでの事前購入か、現地で接触のより少ないカード決済をお勧めしています。ソーシャルディスタンスを保つなど、自他を守る行動が求められています。
ヴィランドリー城公式サイト (外部リンク)

アンボワーズ城

ロワール川を見晴らす高台にそびえるアンボワーズ城も、5月20日以降門戸が開かれました!通路は訪問客同士の交差を防ぐために一方通行が徹底され、ガイド用のタブレットは利用ごとに消毒されています。(アンボワーズ城の衛生管理について詳しくはこちら (外部リンク)
アンボワーズ城から徒歩で行ける距離には、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしクロ・リュセ城が同じタイミングで営業を再開しています。敷地内のレオナルド・ダ・ヴィンチ・パークには、彼の発明品が実際に体験できる形で再現されています。

シュヴェルニー城

白い石造りの左右対称な姿が美しいシュヴェルニー城は、5月30日より営業を再開。営業時間は10時~17時30です。庭園内を電気自動車や船で巡るアクティビティを除くすべてのイベントへの参加が可能となっています!3階建ての城の各部屋には、17世紀の装飾や家具調度が良い状態で保存され、フランスの「アール・ド・ヴィーヴル(生活の美学)」を感じることができますよ。
シュヴェルニー城公式サイト (外部リンク)