ル・コルビュジェの建築群が世界遺産に

ル・コルビュジエは主にフランスで活躍した建築家で、近代建築三大巨匠のひとりと呼ばれ、 「住宅は住むための機械である(Machine a habiter)」という思想のもと、鉄筋コンクリートを使った建築作品を数多く作り、今ではその多くが歴史的建造物として保護されています。

過去に2度世界遺産に推薦されていながら見送られていた彼の建築作品が、2016年の世界遺産として7月17日に登録されました。7カ国17作品で(上野の国立西洋美術館を含む)、フランスでは次の建物が登録されました。

●ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸 Maisons La Roche et Jeanneret (Paris)

●ぺサックの集合住宅 Cité Frugès (Pessac)

●サヴォア邸 Villa Savoye (Poissy)

●ナンジュセール・エ・コリ通りのアパート Immeuble locatif à la Porte Molitor (Boulogne-Billancourt)

●マルセイユのユニテ・ダビタシオン Unité d'habitation (Marseille)

●サン・ディエの工場 Manufacture à Saint-Dié (Saint-Dié)

●ロンシャンの礼拝堂 Chapelle Notre-Dame-du-Haut (Ronchamp)

●カップ・マルタンの小屋 Cabanon de Le Corbusier (Roquebrune-Cap-Martin)

●ラ・トゥーレットの修道院 Couvent Sainte-Marie-de-la-Tourette (Eveux)

●フィルミニの建築物群 Firminy-Vert (Firminy)