パティシエ ヤン・クーヴァ―のチョコレートで祝うクリスマス

自然が与えてくれるものを受け取る、それがシェフ・パティシエ、ヤン・クーヴァ―のモットーです。旬の貴重な天然素材が、彼の手によって素晴らしいケーキになります。2018年のブッシュ・ド・ノエルも例外ではありません。今年メインとなるのは、レユニオン島のブルー・バニラです。彼が作る舌にも目にも美味しいお菓子に、みんなが夢中になります。

レユニオン島の味

2018年のクリスマスのスター、レユニオン島のブルー・バニラが、ヤン・クーヴァ―が作るブッシュ・ド・ノエルの味のアクセントとなります。ブルー・バニラは、レユニオン島で少量栽培されている貴重なスパイスで、レユニオン島から直接仕入れています。“この貴重なバニラには、食べることができる薄い外皮があります。今回のブッシュ・ド・ノエルを作るために、それを削ったり、煎じたり、皮だけ刻んだりしました。それが力強さを与えてくれました。”と、ヤン・クーヴァ―は語ります。他では味わえない味覚体験です。

ブッシュ・メルヴェイユ

軽いメレンゲ、中には滑らかなフルール・ド・セル入りのプラルネ・ノワゼット、そしてショコラ・ノワールのグラサージュ、ラ・メルヴェイユは、ヤン・クーヴァ―の一番人気のケーキです。クリスマスのために、ラ・メルヴェイユのブッシュ・ド・ノエル・バージョンが登場します。カリカリのメレンゲ、中にはノワゼットと軽いムース・オ・ショコラ、美味しくないはずがありません!

キツネのチョコレート

キツネは、ヤン・クーヴァ―のアイコンです。彼が作る多くのお菓子に登場しますが、ブッシュ・ロヴェ・ココは、5匹の丸まったキツネでできています。薄いチョコレートの殻の中に、ミルクチョコレートのムース、プラリネ・ココのやわらかなビスケット、ロースト・ココナッツのクルスティアン、そして中央にはココナッツ・ミルク、エキゾチックな味が楽しめます。

定番をアレンジ

ヤンのマロンがないクリスマスなんてありえません。ヤン・クーヴァ―は、この旬の食材を、バニラと合わせ、ウィスキーを垂らして香りづけしたムースから、中から流れ出す濃厚な香りのクリームまで、あらゆる形で使います。円筒形のメレンゲのカリカリとした食感が、定番のブッシュを楽しい驚きに満ちたケーキに変えます。

食いしん坊のアドレス

今春、ギャラリー・ラファイエット・グルメの1階にヤン・クーヴァ―のカフェができました。ここでは、オペラ・ガルニエ座を眺めながら、朝から夕方まで、彼の創作菓子を味わうことができます。ギャラリー・ラファイエットの高級食料品売り場で迎える初めてのクリスマスに、ヤン・クーヴルーは、オスマン様式のモールディングからインスピレーションを得たブッシュを作りました。名付けて“オスマン35”、ホワイト・チョコレートとアーモンドの食感と味のコントラストが楽しい、まさにパリらしいクリスマス・ケーキです。

ヤン・クーヴルールのお菓子はどこで食べられるの?
パリに2軒のヤン・クーヴァ―のブティックがあります。10区のパルマンティエ大通りとマレー地区のロジエ通りです。コーヒーショップ・スタイルのお店で、木製のショーウインドーが目印です。クィニーアマン(菓子パンとお菓子の中間のブルターニュ地方の名物)やトンカ・ノワールのエクレア、メルヴェイユ・プラリネなどを味わえます。ショッピングの合間の一休みには、ギャラリー・ラファイエット・グルメのカフェで、ケーキと温かい飲み物で疲れを癒しましょう。