ノートルダム大聖堂の火災を受けて

パリのノートルダム大聖堂の一部を焼失した火災を受け、世界中が動揺に包まれました。ゴシック建築の傑作であり、パリのシンボルとして人々に愛されてきた大聖堂の再建に向け、今世界で団結の精神が生まれています。

炎に包まれるノートルダム大聖堂の様子が報じられたわずか数時間後に、連帯や同情の念を示すように、世界中から歌や祈り、そして慰めの言葉が寄せられています。至る所で、人々の深い気持ちが形になっています。

パリを愛する人々の気持ちの深さに応えるように、ノートルダム大聖堂のために皆が立ちあがりました。大聖堂の屋根と尖塔は焼け落ちてしまいましたが、パリ消防旅団の消火活動によって建物の構造部が被害を免れたことで、このユネスコ世界遺産に登録されたゴシック建築の傑作には、再建の道が残されました。

パリの宗教的、歴史的、芸術的遺産を象徴するノートルダム大聖堂の再建に向け、エマニュエル・マクロン大統領の指揮のもと、公的募金制度 (外部リンク) が立ち上げられました。

伝統的な技術と現代テクノロジー

ノートルダム大聖堂がもとの美しい姿を取り戻せるようにと、刻一刻と寄付が集められています。フランスの複数の企業グループが現時点で5億ユーロの寄付を約束しており、フランス国内外の企業や個人からの多くの寄付もこれに加わります。

フランス政府は、ハイレベルの技術や知識を持つ建築家や工芸家、なかにはかつての工法を知る専門家らの協力を仰ぎながら、ヴィクトル・ユーゴーの小説のタイトルにもなったノートルダム・ド・パリの再建の準備を始めました。

数世紀前の建築で用いられた技法と、現代の最新技術を組み合わせた方法で大聖堂を復元する試みが、建築家の間で検討され始めています。

ノートルダム大聖堂を訪れる 

2019年4月15日の火災を受け、新たな指令がない限りシテ島にあるノートルダム大聖堂の本堂、大聖堂前広場、塔、宝物庫、そして礼拝堂への立ち入りは禁止されています。