bonponオクシタニーの旅 カオール&サン・シル・ラポピー
カオール Cahors
ロット川に囲まれた美しい街カオールは、中世にはフランスで最も大きな都市のひとつとして繁栄しました。
現在はロット県の県庁所在地として小規模ながら商業や文化の中心地。
また、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の通過点でもあるため、
あらゆる場所ホタテ貝のマークを見つけることができますよ。
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ヴァラントレ橋
14世紀に作られた、ロット川にかかる立派なヴァラントレ橋は、たちまちカオールの街の象徴となりました。ゴシック様式の6つのアーチと3つの塔。街を挟んでサン・テティエンヌ大聖堂に面する形で作られました。
© Dominique VIET - CRT Occitanie -
サン・テティエンヌ大聖堂
12世紀に建たてられたサン・テティエンヌ大聖堂は、直径18m、高さ32mの大きな2つにのドームが特徴的で、片方にはフレスコ画が描かれています。イエス・キリストが身に着けていたとされる被り物Saint Coiffeが収められています。回廊は1504年に完成しました。
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隠された庭園巡り
カオールの街には「隠された庭園Jardin Secrets」と名付けられた庭園が24あります。庭園は思いがけない場所などにもあり、訪れる人はこれらの庭園をたどりながらカオールの街の歴史や文化について発見することができるのです。
© Patrice THEBAULT - CRT Occitanie -
シャトー・メルケス
13世紀に建築された古城シャトー・メルケスは、100年戦争や宗教戦争を免れ1905年の政教分離まではカオールの司教の夏の別荘として使われていました。今は、カオールを代表する素晴らしいシャトー・ホテルとして、世界中からお客様を受け入れています。AOCカオールワインの製造もおこなっており、年間15万本ものワインをシャトーで生産しています。
サン・シル・ラポピー
Saint-Cirq-Lapopie
「フランスで最も美しい村」の一つ。切り立った断崖に張りつくようにして中世の家々が立っています。
村の城跡まで上ると緑の田園風景と蛇行するロット川が見晴らせます。
土産物屋やアーティストのギャラリーはたくさんありますが、村の景観を守るため、
売店が外に張り紙をしたり商品を展示することは厳しく規制されています。
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サン・シル教会
村の中心でひときわ高いロマネスク様式の塔。中はシンプルなステンドグラスと主祭壇です。
© Dominique VIET - CRT Occitanie