インスタ映えするモニュメントを訪ねるフランス周遊

最もインスタ映えするモニュメントを訪ねるフランス周遊へ、ただちに出発進行!モン・サン・ミッシェル、ヴェルサイユ宮殿、ボニファシオ城塞など、私たちのおススメに従って「いいね」を満タンに、そして遺産を満喫してください!

ボルドーのMECA(メカ:ヌーヴェル・アキテーヌ地方創造経済・文化会館Maison de l’économie créative et de la culture en Nouvelle-Aquitaine)

ボルドーのガロンヌ川岸に設置されたこの巨大なアーチ型の建物には、目を向けずにいられません!ヌーヴェル・アキテーヌ地方現代芸術基金fonds régional d’art contemporain de Nouvelle-Aquitaineが入るこの建物は、内部だけでなくその外観も見学に値し、街の中心地における生活の場として構想されました。階段とスロープの数々、そして非対称の構造により、インスタグラムに投稿されたいずれ劣らぬ写真が示すとおり、MECAは写真家にとって素晴らしい活動の場となっています。この場所をよく知る者からのちょっとしたアドバイスを。広い階段に設置されたヘルメス(Hermès:ギリシャ神話のオリュンポス12神の一人)の頭部半分のブロンズ像の写真撮影をお忘れなく。「あるディテールUn détail」と題するブノワ・メールBenoît Maireの作品で、もしやインスタグラムのフィード投稿のために制作されたのではないか、と思ってしまうほどです!

MECA公式サイト (外部リンク)

オクシタニーのポン・デュ・ガール(水道橋)

高さ49m、重さ5万トンのポン・デュ・ガールには圧倒されます!2000年から大規模な保全・改修工事が進められており、この巨大な石の建造物(最新の推定によれば1100万個以上の石のブロック)がごく自然な環境、すなわち地中海地方に広がるガリッグ(石灰質の乾燥地帯)の中心部の165ha保護景観地区のただ中で見られるようになっています。ですから、このモニュメントを眺めるポイントは実に多種多様。最も感動的なのは、カヌーに乗ってのガルドンGardon川からの眺め。マジックですよ!

ポン・デュ・ガール公式サイト (外部リンク)

マルセイユのMucem(ミュセム : 欧州・地中海文明博物館Musée des Civilisations de l’Europe et de la Méditerranée) 

コンクリートのメッシュブロックが海に向けて広がるマルセイユのこの博物館は、もはやご紹介するまでもないでしょう。まさにこのメッシュが、全てのインスタグラムを沸騰させるのです。このメッシュの裏に身を置き、屋上のテラスから、あるいは博物館の建築見学コースに沿って地中海を背景に、1日の陽光の揺らめきと影の伸び縮みを観察してみましょう。もちろん、ルディ・リチオッティRudy Ricciotti設計によるこの建物とサン・ジャン要塞Fort Saint-Jeanとを結ぶ歩道橋でポーズをとることもできますよ。さらに緑と白の石の交互の組み合わせで、決して見間違えることのないマジョール大聖堂Cathédrale de la Majorの写真も撮りましょうね。

Mucem公式サイト (外部リンク)

ノルマンディーのモン・サン・ミッシェル修道院

もやに包まれても輝く太陽の下でも、満潮時も干潮時も、昼も夜も。岬の沿岸を臨むこの堂々たる貴婦人には、どんな状況も見事にマッチするようです。インスタグラムでは、モン・サン・ミッシェルはあらゆるアングルで紹介されています。地上だけでなく空からの姿、時に波しぶきを浴びたり、あるいは干潟を歩いて渡ることができる状況で。でも安心してください、魔法のような写真を撮るのに、高性能な機器に投資する必要は全くありません。1979年、ユネスコ世界遺産に認定されたこのモニュメントを取り巻くマジックのなすがままに、良いタイミングで良い場所に身を置くだけで充分なんです。

モン・サン・ミッシェル公式サイト (外部リンク)

イル・ド・フランスのヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿の写真映えの良さを、数行でまとめるのは困難です。遠近法を駆使して設計され、他の時代のシルエットを見かけることのできる庭園、直線の並木道と大運河、トリアノンのドメーヌと田舎風の王妃の別荘、そしてもちろん、17世紀フランス芸術の最高傑作のひとつである宮殿。どこにスマートフォンをむけたらいいのか、もうわからなくなります!また気候の良い時期には、バロックの音色にあわせて庭と池をイルミネーションで飾る音楽の大噴水ショーや、宮殿の内部など・・・もうご紹介するまでもありませんね。

ヴェルサイユ宮殿 (外部リンク)

ブルゴーニュのオスピス・ド・ボーヌ(施療院)

オスピス・ド・ボーヌは、その色彩豊かなモチーフを織りなす艶のある平らな屋根瓦で、ブルゴーニュの最も象徴的なモニュメントの一つです。そして最も写真映えするスポットの一つでもあります!中庭からは、オテル・デューとその素晴らしいフランボワィヤン式ゴシック建築の細部を心ゆくまで堪能できます。ただこの建築物だけが、この場所の唯一のオリジナリティーではないんです。最も貧しい人々を迎え入れるため15世紀に建てられた中世のこの病院施設が、設立当初からブドウ畑を所有していることをご存知でしたか?
毎年このブドウ畑では、85%のプルミエ・クリュ(premiers crus:一級)とグラン・クリュ(grands crus:特級)のワインが生産され、11月第3日曜日に、有名なオスピス・ド・ボーヌのワイン競売で販売されます。

オスピス・ド・ボーヌ (外部リンク)

サントル=ヴァル・ド・ロワール地方のシャンボール国立公園

全体の荘厳さを好むにしろ、写真家に無限のインスピレーションを与える建築上の多くの細部の一つだけをとらえた神秘さを好むにしろ、シャンボールにはあらゆるテイストを満足させるものがあります!外側は、城の高い部分の装飾にこだわりがあります。多くの階段の小塔とその他の煙突の中から、城の最も高い場所にしてユリの花の装飾を施された採光塔tour Lanterneを見分けられるでしょうか?内部といえば、主塔の2階にあるフランソワ1世のエンブレムで飾られた低いアーチ状の格縁で組まれた大きな曲面天井、西の搭の屋根裏部屋とその16世紀の木組み構造、そしてもちろん、あの有名な二重らせん階段など。インスタグラムで「いいね」数を急上昇させる無限の想像力の源で、どれを選んでいいか迷ってしまいます。

シャンボール城公式サイト (外部リンク)

リヨンのノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂basilique Notre-Dame de Fourvière

フルヴィエールの丘の上にたつ、リヨンの人々の心のよりどころであるこの聖堂は、街の様々な場所から見ることができるので、様々なアングルでとらえることができます。ソーヌ川岸から、リヨン中心地の通りや建物から、ローヌ川やソーヌ川にかかる歩道橋から、フルヴィエールの丘のふもとから、昼も夜も・・。ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂の美しさを捉えるためのビューポイントには事欠きません。ただ視線を上げ、驚きにまかせればいいのです。フォロワーたちの視線を釘付けにしたいなら、モニュメントの屋上を見学する大聖堂の一風変わった夜のツアーに申し込みましょう。マジックですよ!

ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂 (外部リンク)

ナンシーのスタニスラス広場

ヨーロッパで最も美しい広場の異名を持つこの場所は、多くの人を嫉妬させるスタイルの良さが自慢です。市庁舎、ナンシー美術館、グラン・ドテル・ド・ラ・レーヌGrand Hôtel de la Reine、そして凱旋門と、ナンシーの街で最も美しい建物がこの広場に集中しています。古典とロココ様式のスタニスラス広場は、黒と金色の装飾の街灯、錬鉄製の堂々たる柵、さらにより現代的なところでは、反射のきらめきが美しいピエール・ビスマスPierre Bismuth作の鏡の半球オブジェなど、写真映えするディテールに事欠きません。

ナンシー観光局サイト (外部リンク)

ブルターニュ地方のサン・マロ

海賊の街は、美しい画像を愛する人々を魅了する素材に事欠きません。シヨンSillonのビーチでは、19世紀初めに建てられたカシの木の防波堤でシャッターチャンスをねらいましょう。城壁の中では、旧市街の石畳の通りをそぞろ歩きます。城壁に上ると、わずか数百メートルの沖合にシャトーブリアンのお墓があるグラン・ベGrand Bé島が見えます。もっと躍動感ある写真を撮りたいのであれば、春分と秋分の頃の6か月ごとにやってくる大潮にあわせておいで下さい。胸が高鳴りますよ!

サン・マロ観光局 (外部リンク)

ルーベのラ・ピシーヌ工芸美術館Musée La Piscine

ルーベのプールは、他のプールとは一線を画します。更衣室には、ショーケースとコンサルティング・ルーム。プールの端には、スイマーに代わり彫刻が置かれています。2000年代初め、美術館に改修されたこのアール・デコのかつてのプールはビザンチンの影響を受け、大聖堂風のヴォルト、モザイク模様、そして日の出と日の入りを描いたステンドグラスから、今でも「フランスで最も美しいプール」の名に恥じていません。

ラ・ピシーヌ工芸美術館 (外部リンク)

コルシカのボニファシオ要塞

「美の島」の別名を持つコルシカで、たった一か所だけを選ぶのは困難です。コルシカの南にあるボニファシオは、石灰質の断崖の斜面に築かれた要塞が特徴です。この驚きの場所の壮大さを体感するには、海岸沿いにそこから離れて行けば、様々なビューポイントで昼夜を問わず、ハズレのない写真を撮ることができます。もちろん、クルージングで海から要塞を眺めることもできますよ。

コルシカ観光局 (外部リンク)