印象派画家たちの跡を辿る

オルセー美術館で印象派の巨匠たちの人生に興味が掻き立てられたら、彼らが活動した場所を訪れてみましょう。ファン・ゴッホ研究所の所長を務めるドミニク=シャルル・ジャンセン氏が、画家たちのアトリエからカフェまで、パリ近郊の散策へと案内してくれます。印象主義とは、アール・ド・ヴィーヴル(暮らしの中の芸術)でもあるのです。

19世紀、世界中の画家たちが当時芸術の中心地だったパリへとやって来ました。そして彼らは、パリ近郊の田舎で写生することで“自然を讃えた”のです。こうしてオーヴェル・シュル・オワーズやバルビゾン、シャトゥ、さらにはジヴェルニーなどが芸術史に名を残す創作の場になったのです。これらのフランスの村は、現在ではこれらの地で誕生し、名門美術館に展示されている絵画によって、世界的に有名になっています。アーティストたちが時を過ごした何軒かのカフェや宿、そしてアトリエが保存されているおかげで、これらの思い出の場所の一部は、今なお一般の人々が当時のエスプリとムードを味わうことができる生活の場であり続けています。

印象派の島シャトゥに渡る

メゾン・フルネーズのレストラン:私はセーヌ川の上のテラスとのどかな雰囲気を特に気に入っています。ルノワールはここで有名な絵画「舟遊びをする人たちの昼食」を描きました。
フルネーズ美術館:セーヌ川沿いのあまり名の知られていない画家たちの作品と、この川辺のダンスホールにみなぎっていた楽しげな雰囲気を感じましょう。

セーヌ川沿いの道をオーヴェル・シュル・オワーズまでさかのぼる

ラヴーの宿屋、別名ゴッホの家:ゴッホの栄光がこぢんまりと紹介されている特別な場所。ゴッホが最後の住人となった5号室を見学できます。
シャルル・フランソワ・ドービニーの住居兼アトリエ:コローやドーミエ、ドービニー父子が装飾を手がけ、今なお当時のまま残されている、フランスで数少ないアトリエの一つ。
ガシェ医師の家:セザンヌ、ピサロ、ゴッホらが頻繁に訪れた、文化的交流の場。
アブサン博物館:アブサンは、お酒の一つです。大勢のアーティストに愛され、インスピレーションを与えた飲み物です。
その他の見どころ:印象派の歴史について知るために、オーヴェル城の見学コース「印象派のビジョン」。

ノルマンディの玄関口ジヴェルニーまで足を延ばす

オテル・ボーディ:芸術家の憩いの場となった宿泊所。シンプルなバラ園が広がります。
クロード・モネの家と庭園:同時代の“世間に認められなかった画家”に比べ、圧倒的な彼の成功の象徴。
その他の見どころ:印象派美術館で開催されるテーマ別の展覧会

バルビゾン派に戻る

ガンヌの宿:現在はバルビゾン派の美術館があります。アーティストたちが手がけた装飾以外にも、彼らが集まったカフェの和やかな雰囲気を端的にまとめた短いフィルムも大好きです。
ジャン=フランソワ・ミレーの住居兼アトリエ:伝説に出会えます…