ボランティアガイドと一緒に、「芸術と歴史の都市と地方」を探訪

ヴァル・ド・ロワールには、「芸術と歴史の都市と地方」に認定された歴史上重要な場所があちこちにあります。このような歴史については書物を読んで、あるいはフランス政府公認ガイドと一緒に見学して知ることができますが、その土地に暮らす人々の逸話を聞くのも興味深いものです。それこそがまさに、ボランティアガイドのコンセプト。住民である彼らは、自分たちの生活の場をまるで友人に接するがごとく紹介してくれます。彼らの中には語るべき逸話に事欠かない歴史マニアが大勢います。その一例をご紹介しましょう!

アントニーと訪ねるオルレアン

オルレアンには解明すべき秘密がたくさんあります。ボランティアガイドのアントニー、ハンドルネーム@Monsieurlamoureuxは、まさにそのとおりだと言うでしょう。ジャンヌ・ダルクの像が建っているマルトロワ広場で、彼は上げ蓋を指さします。なんとその下には街の昔の要塞が隠れているのです。次に彼は目につきにくいクレノー館(16世紀)をわれわれに教えてくれます。実はこの建物は最初の市庁舎だったのです。そして街の象徴になっているサント・クロワ大聖堂のファサードでは、この大聖堂を建造した異なる国王たちが残した“特徴”を示します。たとえばバラ窓の中央には、ルイ14世の顔が隠れています。

https://en.tourisme-orleansmetropole.com/visit-orleans-greeter (外部リンク)
http://notrecarnetdaventures.com/on-parle-de-nous/ (外部リンク)

ミシェルと訪ねるブロワ

ブロワ城とサン・ニコラ教会という昔の素晴らしい建物がよく眺められるように、ミシェルはわれわれをロワール川の向こう岸へと案内します。左岸からはこの2つの建物の見事な眺望が楽しめます。さらにロワール川沿いに歩みを続けると、ブロワの昔を知ることができます。かつて交通の要路だったロワール川の川岸は、活気に満ちあふれていたのです。その他にもミシェルは、橋や住民たちが増水を制御するために用いていたさまざまなテクニックも紹介してくれます。

https://www.bloischambordgreeters.fr/uk/find-a-greeter/uk-michele-j/ (外部リンク)

ゲイロードと訪ねるトゥール

トゥールで、美しいプリュムロー広場とそこに建つ15世紀のコロンバージュ(木組み)の家々を見逃すことはまずないでしょう。でもボランティアガイドのゲイロードは、あまり知られていない場所も紹介してくれます。彼と一緒なら中世の特徴が色濃く残る風情ある界隈や、さらには昔のマルムティエ修道院の遺跡までも足を延ばせます。

http://www.loirevalleygreeters.com/en/users/gaylord (外部リンク)

グザヴィエと訪ねるアンジェ

ルネ王の街の豊かな遺産をよりよく眺めるには、ボランティアガイドのグザヴィエに倣って、高いところに上りましょう!そのためには、「ル・ケ」劇場のエレベーターに乗って、天にも昇る心地になれる屋上テラスへと向かいます。後は、アンジェ城やサン・モーリス大聖堂など歴史に残る象徴的な建造物のあるアンジェの絶景を楽しむばかりです。

https://www.facebook.com/angers.greeters/ (外部リンク)
https://www.ouest-france.fr/pays-de-la-loire/angers-49000/les-greeters-pour-decouvrir-la-ville-autrement-5744457 (外部リンク)

ローランとシャルロットと訪ねるシノン

シノンの旧市街には、秘密の狭い通路がたくさんあります。そこは幼い頃からこの街に住むボランティアガイド、ローランお気に入りの“遊び場”です。裏庭、私道、地下室…。彼が知っている秘密の場所は1か所ではありません。あるいはシャルロットお勧めの場所を訪れてみるのもいいでしょう。イギリス出身でフランス人と結婚した彼女は、2008年からこの街に暮らしています。彼女のイチ押しは、サント・ラドゴンド礼拝堂。中心部から離れた場所にある断崖に掘られた礼拝堂です。

http://www.loirevalleygreeters.com/en/users/charlotte (外部リンク)
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パスカルと訪ねる国王の町ロシュ

突き出した岩の上にそびえる国王の町ロシュには、信じられないような建築の至宝があります。サン・トゥルス参事会教会や居城などです。この街は、アニェス・ソレル、アンヌ・ド・ブルターニュ、さらにはジャンヌ・ダルクといった、フランスの歴史上の重要な女性たちを迎え入れてきました。ボランティアガイドのパスカルが、ロシュの絶対に見逃せない名所だけでなく、もっと意外な場所も紹介してくれます。

http://www.loirevalleygreeters.com/en/users/pascal (外部リンク)

ティエリーとジャン=マリーと訪ねる「ロワール・トゥーレーヌ」地方

アンボワーズには素晴らしい城が2つあります。レオナルド・ダ・ヴィンチの邸宅だったクロ・リュセ城と、国王フランソワ1世の居城だったアンボワーズ城です。言い伝えによると、この象徴的な2人は、アンボワーズの地下坑道を利用して、お互いを訪ね合ったとされています。ボランティアガイドのティエリーが好んで語る逸話です。この城と特別なつながりを持つジャン=マリーもまた、生まれ故郷のこの街の過去に強い興味を持つボランティアガイドです。さらにはアンボワーズからそう遠くないシュノンソー城でも、例えば国王の死後カトリーヌ・ド・メディシスが、いかにしてライバルのディアーヌ・ド・ポワティエ(アンリ2世の寵姫)に立ち退きを余儀なくさせたのかなど、謎を解き明かすことができます。

http://www.loirevalleygreeters.com/en/users/jean-marie (外部リンク)
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ダニエルと訪ねるナント

ナントでは、ブルターニュ公爵城を見学すれば、歴史ファンは好奇心を満足させることができるでしょう。でもそれで終わりではありません。旧市街をくまなく見て回るには、ダニエルのような歴史好きのボランティアガイドと一緒に歩くのがお勧めです。ブッフェ地区の瀟洒な中世の家や、端では道幅わずか70㎝とナントで最も狭い通りの1つランベール通りなどを見学できます。

https://www.greeters-nantes.com/english-greeters-nantes/ (外部リンク)

フランス政府公認ガイドと訪ねるソミュール

ソミュール城とカドル・ノワールは、確かに是非とも訪れたい場所ですが、ソミュールの要塞もまた興味を持つだけの価値のあるものです。14世紀から15世紀にかけて、ソミュールでは大きな要塞化された城壁を設置するための大工事が実施されました。完成した城壁は目を見張るようなもので、4つの門と少なくとも19の塔がありましたが、そのうち10塔(グルヌティエール塔、パプゴー塔…)が現存しています。自分たちだけで、あるいは政府公認ガイドと一緒に訪れてみましょう。なぜならば現在のところ、ソミュールには(まだ)ボランティアガイドはいませんから…。

https://www.ot-saumur.fr/UNE-EQUIPE-DE-GUIDES-CONFERENCIERS-A-VOTRE-SERVICE_a29570.html (外部リンク)
https://www.ville-saumur.fr/professionnel-histoire-de-la-ville (外部リンク)

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