優雅な発泡酒、ポワレ

ポワレは、新鮮な梨の果汁から生成される香り豊かな黄金色の発泡酒です。アルコール度数が低く、フレッシュな味わいが楽しめるのが特徴です。軽やかな梨の香りのポワレは、パーティーの場や友人とかわす食前酒などにぴったりです。

ポワレは、新鮮な梨の果汁から生成される香り豊かな黄金色の発泡酒です。同様に果実を原料とする発泡酒として、りんごを用いたシードルが良く知られていますが、ポワレはシードルよりもアルコール度数が低く、フレッシュな味わいが楽しめるのが特徴です。軽やかな梨の香りのポワレは、パーティーの場や友人とかわす食前酒などにぴったりです。

りんごの産地として有名なノルマンディー地方ですが、実は11世紀にスペインからシードル用のりんごがもたらされる前から、この地方では梨の木が栽培されていました。 中でもドンフロン地区では、温暖な気候と肥沃な土壌の恩恵を受け、100以上の品種の10万本以上の梨の木から、年間平均で2万5千トンもの梨をポワレのために生産してきました。

ポワレ・ドンフロン

ポワレ・ドンフロンはAOP(原産地統制呼称)の認定を受けており、ドンフロン地区で伝統的な製法で作られたポワレのみが《ポワレ・ドンフロン》を名乗ることが認められています。

ポワレ・ドンフロンの原料となる梨の約4割はプラン・ド・ブランという品種が使用され、甘みとまろやかさをもたらします。毎年10月から11月にかけて草地に落ちたばかりの梨が人の手と機械によって集められると、選別されて砕かれた後に梨はプレスされ、透明で香り豊かな黄金色の果実が抽出されます。醸造樽の中で3~4か月の期間をかけてゆっくりとこの果実を発行させることで、細やかな泡が特徴のポワレが生成されるのです。品質審査を経てポワレ・ドンフロンのAOPを得ることができます。

ポワレ・ドンフロンの味わい方

ポワレ・ドンフロンは、フリュートグラスかチューリップグラスで味わいましょう。浅い広口のグラスでは、発泡酒の特有の香りを逃してしまい、せっかくのポワレ・ドンフロンの魅力を損ねてしまいます。したがって、香りを閉じ込めることができるスマートなシルエットのグラスの方が適しているのです。また、ポワレ・ドンフロンの魅力が最も発揮される温度は10度とされています。それより温度が低いと舌が十分にその味わいを感じられず、逆に高いと魅力の一つであるキリッとした風味が損なわれてしまうのです。

ポワレの体験

バロントンのポワレ博物館を訪れる

アロンソンとモン・サン・ミッシェルの間に位置するノルマンディー・メーヌ自然公園内には、古い農場を建て替えてできたポワレ博物館(Le Musée du Poiré)があります。ここは、フランスにおける唯一のポワレに焦点を当てた博物館であり、ポワレの歴史や製造技術について、現代的で遊び心満載の450以上の装置を通して学ぶことができます。博物館の周りには2ヘクタール以上もの保全果樹園が広がっています。また、売店では幅広い品種の梨やりんごが求められます。

施設情報

5月1日を除く4月1日~10月31日まで、毎日10時~13時、14時~18時(夏は18時30分まで)営業しています。

訪問は無料です。訪問無料―博物館常設の見学順路におけるパネルおよびアプリはすべて英語訳付き(施設外、施設内)(受付にてタブレット端末を貸し出しています。ダウンロード無料)

トルシャンのヨニエール農場
(La Ferme de l’Yonnière)

ポワレ・ドンフロンの生産者であるジェローム・フォルジェさんとジュスティーヌ・シモンクラインさんが、トルシャンのヨニエール農場に訪問者を迎えてくれます。ポワレの生産ステップの説明を受け、高木作りの伝統的な果樹園を訪れて実際に製品の試飲も行うことができます。訪問する際は、梨の木がたくさんの白い花をつけており、素晴らしい景色が楽しめる4月をお勧めです。