フランソワ・ラブレー風のアートに酔いしれる方法

「ガルガンチュア風の」は、フランソワ・ラブレーの作品と人柄を表すのにぴったりの言葉です。ラブレーは15世紀の終わりにシノン近郊で生まれました。彼の物語は今もこの地方に生き続けています。

「ガルガンチュア風のGargantuesque」――フランソワ・ラブレーの作品と人柄を表すのにぴったりの言葉です。ラブレーは15世紀の終わりにシノンChinon近郊で生まれました。彼の物語は今もこの地方に生き続けています。

ラブレーの生家ドゥヴィニエール館Manoir de la Devinièreの門を入ると、そこにはガルガンチュアとパンタグリュエルを生み出すことになるラブレーの世界が広がっています。ここには若きラブレーが幼少期を過ごしたころの雰囲気が残っているのです。15世紀当時のままの家、岩をくりぬいたカーヴ、果樹や野菜が植えられた庭、ブドウ畑、ほのぼのとしたのどかな風景。この環境は彼に大きな影響を与えました。彼の作品には、その生まれ故郷を思わせる描写が見られます。現在、この地域はラ・ラブレジーla Rabelaisieと呼ばれています。

フランソワ・ラブレーは、はじめ修道士になり、その後医学を勉強します。しかし文学に強い憧れを抱いていた彼は、40歳ごろに短編作品を書き、作家活動を始めます。そして1532年と1534年に『パンタグリュエル』と『ガルガンチュア』を出版し、その名を知られるようになります。気まぐれで、大きな図体をして、人生を謳歌する二人の主人公は、当時激しく批判され、本はすぐに出版を禁じられてソルボンヌ大学の神学者たちから断罪されます。しかしこんにち、これほど多くの解釈や注釈が加えられている作品はほかにありません。

フランソワ・ラブレーはルネサンスを代表する芸術家です。この時代、あらゆる分野が熱狂状態にあり、芸術、文学に新しい流れが生まれました。楽しく、健康的で、いつも大盤振る舞いをしながら仲良く生きる――堅固な人間主義に支えられたラブレーの価値観は、ルネサンス時代に起こった、考え方の根本的な変化を象徴しています。「よく食べること」と「よく生きること」も、ルネサンス時代に食習慣を大きく変えました。 ルネサンス500年となる今年、ドゥヴィニエール館とシノン近郊では、フランソワ・ラブレーにちなんださまざまなイベントを催します。「ガルガンチュア風の」プログラムは、こちらでご覧ください。 www.vivadavinci.fr (外部リンク)