恋する気分を応援してくれる、ロワールの古城たち

ユネスコの世界遺産に登録されているロワール渓谷では、理想的な環境に恵まれた、ルネサンス期の荘厳な王家の城を見ることができます。フランスの王家の人々は、ロマンティックな庭園の小道で愛を育みました。公の恋愛であれ秘密の恋であれ、いつもそばには証人のように見守るロワール川が流れていました。現在も、新婚カップルや結婚を控えた婚約者達が様々な式典のためにこれらの城を訪れます。誓いの更新、結婚式、記念撮影、馬車での散策、シャトーホテルへの滞在…。訪問場所や宿泊施設として、ロワール川のいくつもの城がこれらのサービスを提供しています。有名なお城を紹介します。

シュノンソー城 Château de Chenonceau

ルネッサンス期の傑作であるシュノンソー城は、数奇な歴史をたどってきました。代々の城主はほとんどが女性。この城は、高名な女性たちによって、建造され、美しく飾り立てられ、守られ、修復され、救われてきたのです。フィレンツェ出身の王妃カトリーヌ・ド・メディチによってシェール川上に建造された、ヴェネチア宮殿風の2つのギャラリーは、トゥーレーヌのヴェッキオ橋として知られています。また、シュノンソー城では、家具やタペストリー、絵画の一大コレクションを所蔵しています。

アンボワーズ城 Château Royal d'Amboise

ロワール河に望み、開放感あふれるオープンな景観が広がるアンボワーズ城には、散歩するのにうってつけの素晴らしい庭園も。手に手をとって、穏やかに散歩したら、美しい緑の芝生で景色を眺めながらひと休み。最高の写真が撮れること間違いなし!

シャンボール城 Le Château de Chambord

2017年、ルイ14世が所望した当時のフランス庭園が復元され、シャンボール城は劇的な変貌を遂げました。庭園は城下6.5ヘクタールに渡って広がっており、600の樹木、800の低木、200のバラ、そして15250の植物が存在しています。この庭園が完成したことにより、名誉あるシャンボール城のファサードは、その威厳を取り戻しました。城と運河を縁取るように続いている小路は、ロマンチックな散歩やカクテルパーティーに最適。シャンボール城の入場券で庭園にも入場可能です。
ショーモン・シュル・ロワール城総敷地面積20ヘクタールを誇り、庭園や高台のテラスから望むロワールの美しい眺望で知られるショーモン・シュル・ロワール城は、毎年約35万人もの観光客が訪れる城館です。

クロ・リュセ城 Château du Clos Lucé

公園と庭園が広がり、まるでオープンエアの美術館の様なこのクロ・リュセ城は、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画に描かれている景観そのものであり、ダ・ヴィンチを魅惑した自然と彼のインスピレーションの源を目の当たりにすることができます。公園内には、実物大のダ・ヴィンチの発明品と40枚の半透明の巨大な絵画やデッサンが設置されており、イタリアの巨匠の軌跡をたどりながら、過去に想いを馳せ、活力を得ることができるでしょう。

トゥールの町 Tours

ヴァル・ド・ロワール地方の国際美食都市トゥールでは、最高にグルメな旅を楽しむことができます。ロワール河沿いのダンスホール「ギャンゲット」の独特な雰囲気を味わってみてください。もしくは、木組みの家が立ち並び、コンサートで活気づく歴史ある街の中心、プリュムロー広場のテラスでロワール産のワインを一杯。

アクセス:飛行機で:パリ・シャルルドゴール空港からトゥールまで:TGVで直通、1時間半
電車で:トゥールは、パリ方面から二つのTGV駅および30以上の連絡線が通っており、大変交通アクセスのよい街です。パリ・モンパルナス駅からトゥールまで: 1時間パリ・シャルルドゴール空港からトゥールまで: 1時間30分
車で:パリからトゥール(A10ルート)まで:2時間10分

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