セーヌ川の空飛ぶタクシー「シーバブル」

この乗り物「シーバブル」は、フランスのヨットマン、アラン・テボー氏が考案した空飛ぶタクシーボートです。

空飛ぶヨットの開発は彼の長年の夢でした。テボー氏のウェブサイトによると、同氏は25年前から設計を開始。まず木製の模型を作り、その後、帆走のスピード記録を次々と更新してゆきます。アイディアは自分の娘たちから得たとテボー氏は語っています。

シーバブル(Sea Bubble)は四枚の翼を持つ乗り物で、水上を飛ぶように走ります。小型電気モーター2台が装備されており、時速18キロまで出すことが可能。電動で、川の流れを利用してプロペラを回し、バッテリーを充電。さらにソーラーパネルも装備されているので、二種類のエネルギーを併用します。

このタクシーボートは、運転手1名と乗客4名が乗車できる設計で、パリ市内の渋滞を避けることができます。ただしテボー氏の説明によると、将来は運転が自動化され、運転手なしでの走行が可能になるとのこと。

去る11月、パリのアンヌ・イダルゴ市長はテボー氏のプロジェクトを支持し、シーバブルのセーヌ川でのテスト開始を許可しました。2017年6/16(金)に市長自らが乗車(船)してテスト運転を完了、一般向け試乗は2017年9月20日(水)頃の開始が見込まれています。複数の投資家からの支援も受けており、約100名の人々が価格3万ユーロ程度と見込まれる自家用シーバブルの購入に関心を表明しています。

順調にいけば、パリは空飛ぶタクシーを擁する世界初の都市になるかも!?けれど、ロンドンも「シーバブル」に関心を示しているので、パリ市当局は対応を急ぐ必要がありそうです。

Paris 

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