ルーヴル美術館ランス別館

オー・ド・フランス地方(Hauts-de-France) は、その名のとおりフランス北部に位置しています。英仏海峡の下に建設されたトンネルでイギリスとつながっている沿岸地域でもあり、多くの名所が存在します。

パリ、ロンドン、ブリュッセルに近く、ヨーロッパの新しい文化発信地である「ALL」 (ルーヴル美術館ランス別館周辺地域/Autour du Louvre-Lensの略)も、この地方にあります。重要な歴史の数々が刻まれた場所であり、アラス(Arras) の城塞、鐘楼、巨大人形、捨石を堆積させたヨーロッパ最大のふたつのぼた山がある鉱山遺跡など、世界的に知られるユネスコに登録された遺産も多いこの地域を訪れれば、これまでにない旅を満喫できることでしょう。

この地域への入り口は 、間違いなくルーヴル美術館ランス別館です。炭鉱跡地に建てられた幻視的建築を設計したのは、日本の建築事務所SANAA。人類の全歴史をたどることができる美術館のコレクションも魅力です。
この地域には、祝宴を開いて訪問者たちを温かく迎え、グラスを交わして食事を囲む、あるいは、コンサートやイベントを通して、和気あいあいとした時間の共有を楽しむ文化もあります。

冬、11月30日を過ぎると、この地域の街や村はクリスマスの魔法にかかります。景色だけでなく、子どもたちや大人の瞳も、キラキラと輝きはじめるのです。
ここで紹介するふたつのクリスマス・マーケット(マルシェ・ドゥ・ノエル )には、喜びと美食にあふれた夢のような時間を過ごそうと、クリスマスの時期になるとフランス国内外から多くの人々が訪れます。

ベテューヌ(Béthune) のクリスマス・マーケット
2018年11月24日〜12月31日!

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街の中心に位置する、宝石のような建造物と中世の鐘楼が美しい大広場で開催されるクリスマス・マーケットは温かく友好的な雰囲気に包まれており、毎年、多くの訪問者たちを魅了しています。約30の木造シャレー(山小屋風屋台)に、さまざまなギフト、工芸品、地元の特産品が並びます。観覧車、回転木馬、クリスマスの物語に、子どもたちが嬉々とすることうけあいです。

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フランスで最も訪問者数の多いクリスマス・マーケットのひとつ!

アラスのクリスマス・マーケット
2018年11月30日〜12月30日

photo FLAMENT, marché de noel, arras-1535

アラスのクリスマス・マーケットは、毎年100万人以上が訪れるフランスで最も有名なマルシェのひとつです。見事な造りの大広場では、アクセサリー、木製玩具、装飾品などを扱う140人もの職人や出展者たちが迎えてくれます。焼き栗やクリスマス菓子のパン・デピスを食べながら、シャレーが立ち並ぶ祝祭の雰囲気に満ちあふれた広い通路を歩いてみましょう。
観覧車で高みを楽しんだり、天然氷のスケートリンクで滑ったり、そり遊びをしたり、回転木馬で昔の思い出にひたったり、もみの木を模した遊具に乗って特別な時間を過ごし、共有することができます。
また、毎年マルシェの中心部にオープンするサヴォワ料理のレストランでは、山間地域ならではの郷土料理を堪能できます。ラクレットやタルティフレットなど、ごちそう揃いです。

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<注目の他のクリスマス・マーケット>

  • ランス(Lens) のクリスマス・マーケット
    2018年11月30日〜12月23日

  • ドゥエー(Douai) のクリスマス・マーケット
    2018年12月16日〜2019年1月7日

  • ヴァランシエンヌ(Valenciennes) のクリスマス・マーケット
    2018年12月1日〜12月24日
    クリスマスの時期、アルム広場(place d’Armes) には60以上の木造シャレーが立ち並び、あたりは完全に通行止めになります。24日間にわたって、クリスマススツリーの飾り方、サンタクロースの背負い袋にしのばせたいクリスマスプレゼントの選び方、さらにはクリスマスディナーのメニューまで、職人や専門の業者がさまざまな提案をしてくれるマルシェです。