ドルドーニュ渓谷のトリュフ市

12月から3月にかけて、ドルドーニュ渓谷(la Vallée de la Dordogne)で注目を集めるのがトリュフです。毎年この時期になると開かれるのがトリュフ市。「黒いダイヤモンド」とも称される高級食材のトリュフをより深く知り、シェフが手がけるトリュフ理料理を味わうことのできる絶好の機会です。

寒気とともに、シーズン初めに収穫されたトリュフがドルドーニュ渓谷の市場に並び始めます。市場ではトリュフの選別から一般の買い物客への販売のみならず、プロの料理人によるアドバイスや試食会なども行っています。キュザンス村(Cuzance)でペリゴール産黒トリュフの市場が開かれると、「黒いダイヤモンド」とも呼ばれるトリュフのシーズンが公式に始まったことになります。

2019年のシーズン幕開けは12月14日でした。キュザンスでは、トリュフ会館での市場開催に続いて会食が出され、2カ所のトリュフ園で収穫のデモンストレーションが行われました。またラルバンク村(Lalbenque)では、地域で最も知られる市場が2019年12月3日から2020年の3月中旬まで、毎週火曜日に開かれます。

サルラのトリュフとフォワグラ

サルラ(Sarlat)のトリュフ市場は、12月から3月中旬まで、毎週土曜日の朝に開かれます。厳格な基準に基づくトリュフのみを扱うことで知られています。2020年1月18日と19日には大々的にトリュフ祭りも開催され、この週末はトリュフやフォワグラなど地域の特産物で溢れかえります。

1月には、マルテル(Martel)でも、市内の大きなホールでトリュフ市が開かれます。トリュフ入りのヴルーテソースやスクランブルエッグを味わえる絶好の機会です。

シーズン中は、ドルドーニュ渓谷各地でトリュフ市が開かれます。例えばグラマ(Gramat)では2019年12月31日に伝統的な市場が、サラザック(Sarrazac)では、1月12日に生産者による市場が開かれ、トリュフ料理も出されます。

ペリゴールの黒トリュフ(学名Tuber melanosporum)は、オークやハシバミといった宿主樹木の根元に生えるキノコで、ドルドーニュ渓谷に沿って広がる丘陵や台地の石灰質の土壌で育ちます。4月終わりから6月初めに姿を表し、夏の嵐の雨が成長を促進します。そして11月になると成熟し、祝祭の食卓を華やかなものにしてくれるのです。

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