ボー・ド・プロヴァンスのキャリエール・ド・リュミエールで《ピカソとスペイン人巨匠》展

ボー・ド・プロヴァンスのキャリエール・ド・リュミエールの新たな展覧会は、没入型インターフェースとデジタルを用いて、スペイン絵画の1世紀を紹介します。展覧会期間は2019年1月6日まで。

ゲルニカの迫力の戦争シーン、アヴィニョンに娘たちから生まれたキュビズム、ドラ・マールの肖像のグラフィック・アートが、ボー・ド・プロヴァンスのキャリエール・ド・リュミエールの広大な壁面上で新たな側面を見せてくれます。

2019年1月6日までの期間、ピカソなどのスペインの巨匠たちの作品がデジタル化されて展示され、20世紀イベリア絵画のバーチャルな世界にとっぷり浸ることができます。この前代未聞のアート体験は、かつての採石場だったキャリエール・ド・リュミエールならではのダイナミックなプロジェクションと音楽を利用した展示により可能になりました。

多くの作品がデジタル化されて動き出します

展覧会は、ゴヤの肖像画と田園風景から始まり、スペインのモダニスト、サンチアゴ・ルシニョールが好んで描いたテーマであるスペインの庭へと続きます。そして、印象派の画家のホアキン・ソローリャの海辺の風景とスロアガの肖像画が、スペイン巨匠の展示室の最後を締めくくります。

ゲルニカの迫力の戦争シーン、アヴィニョンに娘たちから生まれたキュビズム、ドラ・マールの肖像のグラフィック・アートが、ボー・ド・プロヴァンスのキャリエール・ド・リュミエールの広大な壁面上で新たな側面を見せてくれます。
第二部は、ピカソの豊かな創作活動の全体像を紹介します。キュビズムから青の時代やばら色の時代まで、神話の登場人物から女性の肖像画まで、キャリエール・ド・リュミエールの広大な空間の中で、扇を持つ女や、パイプをくわえる男、生きる喜びを鑑賞できます。マルチメディ作品を、もうボー・ド・プロヴァンス村のふもとで待つことなく鑑賞できます。

主な複製作品の紹介:
パブロ・ピカソ:アヴィニョンの娘たち、1907年、油彩、カンヴァス、ニューヨーク近代美術館/Bridgeman Images;ホアキン・ソローリャ、海辺の散歩、1909年、油彩、カンヴァス;ボートに乗った子供、1909年、油彩、カンヴァス ©Musée Sorolla、マドリード/インデックス/Bridgeman Images;パブロ・ピカソ、ドラ・マールの肖像、1937年、油彩、カンヴァス;夢、1932年、油彩、カンヴァス、パリ国立ピカソ美術館/Bridgeman Images;海辺を走る二人の女(かけっこ)、1922年、グアッシュ、板、パリ国立ピカソ美術館/AKG Images ©Succession Picasso 2018