ボーヌの丘でサイクリング

ブドウ畑のサイクリング、ワインカーブでクールダウン

「ブドウの道」la Voie des Vignesはブドウ畑の中を走る農道を利用したサイクリングロード。

ブルゴーニュ各地を環状につなぐ大型サイクリングロード「ツール・ド・ブルゴーニュ・ア・ヴェロ」を構成するコースの中で唯一、高低差があるコースです。といってもなだらかな丘が中心なので家族でも大丈夫。現在はボーヌBeaune~サントネーSantenay間の20kmが整備済で、コート・ド・ボーヌのブドウ畑と村(Pommard, Volnay, Merusault, Puligny-Montrachet、いずれも名醸地)を次々と通過します。

丘一面のブドウの中を走り抜けるので、景観の良さはぴかいちで、ブルゴーニュ特有の細かい畑の区画(クリマ)が目で見て理解できます。また、ブドウ畑の各区画を周りこむように農道があるので、いろんな角度からブドウ畑が眺められます。

作業中のブドウ農家の人々はみなフレンドリーで、「ボンジュール」と挨拶すれば美味しいブドウ作りの秘訣を教えてくれるかもしれません

km0 ボーヌBeaune

km3 ポマールPommard

km4,8 ヴォルネVolnay

km8,6 ムルソーMeursault

km13 ピュリニ・モンラシェ
Puligny-Montrachet

km15 シャッサーニュ・モンラシェ
Chassagne-Montrachet

通過する村々は酩醸地ばかり。お気に入りのワイナリーをあらかじめ調べて訪問しましょう。入口に「De vignes en caves」(ブドウ畑からワイナリーへ)と書かれた赤い札がかかっていれば、観光客ウェルカムであることを示す証です。

途中の村で立ち寄るセラーはひんやりした石壁が心地よく、春~夏のサイクリング時には何にも代えがたい存在となります。いろいろ試飲させてもらえますが、飲み過ぎにはご注意!
気に入ったワインがあればその場で購入可能です。フランスのレンタサイクルは、たいてい大きなバッグを自転車に括りつけてくれるので、1本か2本ならそのまま持ち帰れるでしょう。各セラーから日本への宅配も可能です。
なお、このサイクリングロードがもっとも美しいのはブドウが色づく秋となります。

左:コート・ド・ボーヌ(Atout France)、中:ドメーヌ・ジャン・シャルトロンにて白ワインを試飲、右:「ブドウ畑からワイナリーへ」のステッカー(Isao Tobe)

ボーヌをサイクリングの拠点にするメリットはボーヌ市街のすぐそばにブドウ畑が広がっているほか、自転車レンタルのパッケージ商品が多いことです。 その一例をご紹介します。
プロムナード・アン・フランスPromenades en France社「1日サイクリングコースUne journee a velo」
自転車レンタル(宿泊先ホテルまで配送)+ロードブック+ワインセラーで試飲2回+ブルゴーニュの特産物を集めたピクニックランチ。60ユーロ/人~。

www.promenades-en-france.com (外部リンク)

オステルリー・ル・セードル Hostellerie le Cedre自転車散策パック「Escape by bike」ホテル2泊(朝食込み)+レストランClos du Cedreのディナー1回+レンタサイクル1日+ワインセラーでの試飲+オスピス・ド・ボーヌ入場料ツイン利用で296ユーロ/人~。

www.lecedre-beaune.com (外部リンク)

▲地図・情報ブドウ畑の道(Voie des vignes)はこちら (外部リンク)
ツール・ド・ブルゴーニュ・ア・ヴェロは www.le-tour-de-bourgogne-a-velo.com (外部リンク) ▲レンタサイクルBourgogne Randonnees www.detours-in-France.com (外部リンク)

▲ボーヌまでのアクセス**鉄道/パリ・リヨン駅からTGVで約2時間。ただし直通TGVの本数はそれほど多くない。ディジョンで乗り換えるパターンが多く、場合によっては3時間30分かかることもある。ディジョンからは約20分。▲観光局**ボーヌ観光局 www.ot-beaune.fr (外部リンク)

▲ワインセラー情報ブルゴーニュワイン事務局(BIVB) http://www.bourgogne-wines.jp (外部リンク)

baune