先史時代とドルドーニュの魅力を発見する4つのキーポイント

はるかかなた昔、先史時代の遺跡は、子供の想像力を刺激し、ロマンを感じさせる時代です。

アキテーヌ地方 (外部リンク) に残る先史時代遺跡は、今日も科学者たちによって発掘が続けられており、現代人の私たちにも人生の知恵を教え続けている場所です。ペリゴール・ノワール地方で、クロマニョン人やネアンデルタール人の故郷を訪れてみてはいかがですか。

1. 国立先史博物館Musee National de Prehistoire 国際先史遺跡センター

ドルドーニュ県のレゼジー・ド・タヤック村 Les Eyzies de Tayac (詳細は次項参照)は、クロマニョン人の骨が発見された地として知られ、先史遺跡研究のメッカとなっています。レゼジー・ド・タヤックには先史遺跡に関する以下の2つの博物館があります。

★国際先史遺跡センター Pole International de la Prehistoire

2010年7月にオープンしたばかりの先史遺跡に関する総合センターです。館内には教育的目的で設置された博物館、文化&科学的催し用の企画展示コーナーを設けています。また、レゼジーの観光情報もこちらで提供しています。公式HPも大変内容が充実しておりますのでご覧ください。 www.pole-prehistoire.com

★国立先史博物館 Musee National de Prehistoire

人類誕生後40万年に渡る歴史を非常に分かりやすく学べる博物館です。つい最近の発見品も展示しています。人類の祖先や動物のはく製、石器、貝や骨から作られた装飾品など、総展示品数は1万8000点。なお、見逃せないものだけをおさえた順路「Les incontournables」に沿って進めば、効率よく重要な展示品だけを見学することも可能です。 www.musee-prehistoire-eyzies.fr

2. ラスコーとその他の先史遺跡ラスコーと近隣に残る先史時代の装飾洞窟は、アキテーヌ地方に残る史跡の中でも最も重要な歴史遺産に位置付けられます。レゼジーからモンティニャックに掛け40㎞程の間に広がるヴェゼール渓谷には、約30の先史時代遺跡が点在しており、人類40万年の歴史を物語っています。これらの遺跡群の内、15か所が1979年に「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

「先史時代のシスティーナ礼拝堂」とも言われるラスコーの壁画は、1940年9月12日、モンティニャックで4人の少年によって発見されました。本物の洞窟は1963年以降、保存のために閉鎖されており見学不可能なため、数百メートル離れた場所に再現された複製の洞窟を見学することになります。複製とはいえ、10年以上の歳月をかけて精密に造られたものであるため、豊富な色彩や躍動感など本物とほとんど変わらない魅力を感じることができます。

★文化省によるラスコー壁画公式サイト: http://www.lascaux.culture.fr/#/fr/00.xml(リアルなヴァーチャル見学が楽しめます (外部リンク)

★ラスコー壁画の近隣の観光情報: http://www.semitour.com/pages.php?p=LascauxII&SID=b33fcb4ee0fc8de43eeebdc896ee27ee (外部リンク)

3. 先史時代への小旅行週末しか滞在する時間がない方のため、ドルドーニュ県観光局では 3つ星ホテルの宿泊(夕食付)、国立先史博物館など3つの文化施設の見学をセットにしたパッケージツアーも提案しています。

先史時代への小旅行 Une échappée en Préhistoire1泊2日のツアー料金 :98ユーロ/人(ダブルルームに2名で宿泊の場合)、1名で宿泊の場合は128ユーロ/人www.dordogne-perigord-tourisme.fr

4. ガバーレ船でドルドーニュ河を水上散策17~18世紀に掛けて活躍した伝統的な平底船(ガバーレ)のレプリカ「ノルベール号Norbert」に乗ってドルドーニュ河を遊覧してみませんか。‘希望の河’の異名もとるドルドーニュ河上を進む、3つのコースが用意されています。切り立った岩山の上に作られた村や川沿いに立ち並ぶ荘厳な城、洞窟群を水上からお楽しみ下さい。www.gabarres.com/

ドルドーニュ