【添乗員が見たフランス】街並み・美食・自然!また行きたくなる場所 アルザスワイン街道

連載「添乗員が見たフランス」では、様々な旅行会社の添乗員がフランスの観光地で実際に体験した、思い出深いエピソードを紹介します。第2回は、クラブツーリズム株式会社の添乗員による、アルザスワイン街道でのエピソードです。

添乗員をしていると「今までで1番良かった場所はどこですか?」とよく聞かれますが、私の中でアルザスワイン街道はベスト3に入ります(職業柄、細かい順位はつけません(笑))。
おとぎ話に出てくるような可愛らしい木組みの家々、出窓に飾られる花々、そして軒先の看板にも是非注目してください。ひとつひとつのデザインがとても繊細で可愛らしく、そこが何のお店であるかを教えてくれます。頭上にある看板に目を奪われて、何度石畳の道につまずいたことか...

コルマール

そして、アルザス地方で忘れてはならないのは美食!塩漬けキャベツやソーセージを煮込んだシュークルート、薄いサクサクピザのようなタルトフランベといった伝統料理は、国境を接するお隣の国ドイツの薫りを感じます。そして、世界に誇るアルザスワイン。お客様にはご昼食からワインをご紹介しますが、誰よりも飲みたかったのは私であることは間違いありません。

タルトフランベ

もう一つ、私のおススメは、焼き菓子です。お菓子大国フランスの中でも独自の郷土菓子がたくさん!独特な形状をした甘いパン‟クグロフ“は代表格ですが、一押しはアルザスマカロンです。マカロンと言っても、あのカラフルでもちっとしたマカロンはお洒落なパリ生まれ。一方こちらは、ココナッツ入りでシャリっとした食感、柔らかいクッキーのようです。ストラスブールやコルマールには専門店もありますので、是非立ち寄ってみてください。

アルザスマカロン

アルザス地方は旅する季節で、全く景色が変わります。春は復活祭(イースター)の季節。神の子羊(キリスト)をかたどったパウンドケーキ‟アニョー・パスカル“を食べるのがアルザス流。あ、これも焼き菓子ですね!夏は木組みの家々と瑞々しい街路樹、色鮮やかな花々とのコラボレーションが最高です。秋は、「Vin Nouveau(新酒)」と謳われる、その年採れたばかりのブドウで造られた、現地でしか飲めないワインが出回ります。そして、冬は煌びやかなクリスマスムード一色に。クリスマスマーケットで有名なドイツに負けない、華やかでロマンチックな雰囲気を是非一度味わっていただきたいです。アルザス地方は、いつ訪れても大満足の旅となる場所です。

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語ってくださったのはこの方

佐川

佐川嵩大さん
添乗員かつヨーロッパ・アフリカ方面の企画を担当。これまで訪れた国は50か国。大学では国際政治、特にヨーロッパ地域を研究。趣味はスキューバダイビング。

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