食の宝庫エクスレバン

Published on 2016年 3月 09日
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食の宝庫エクスレバン Aix-les-Bains fr

ブルジェ湖を見下ろすアルプスの山々、そこにはまだ手つかずの自然が残る温泉地エクスレバンがあります。大都会の喧噪や駅の雑踏から離れ、エクスレバンのリゾートに辿り着くと、そこではいつまでも心に残る癒しの時間を体験できます。ゆったりと時が流れる中で、見る、感じる、味わう、触れる…など一番大事なことを取り戻す「優しい生活」への回帰。文化財や一流の施設が揃う街側でも、あるいは湖側でも、アルプスのリヴィエラ、エクスレバンは各々の望みにあった姿を見せてくれるでしょう。

エクスレバン観光局公式サイト(英語)はこちらから

サヴォアの郷土料理は、タルティフレット(サヴォア風ポテトグラタン)やチーズフォンデュ、ラクレットだけではありません!豊穣な大地もさることながら、そこで産出される食材も豊富です。エクスレバンはまさに食の宝庫です。
ワインツーリズムの醍醐味は、ワイナリーのコントラスト。例えば湖を臨むショターニュ、その反対の方角にはモントーやマレステル、ジョンジュー、そんな対照的なワインを味わうこと。ルーセット・ド・サヴォアやセイセル、発泡性ワインの産地もさほど遠くありません。さあ、シャトー巡りに出かけて、景色や歴史や香りで特徴づけられるたぐいまれな固有のぶどう畑を是非発見してください。
特に有名なワインはこちら。
ラ・ルーセット: ルーセット種が生み出す黄金色のワインは白い花や果物(アプリコット、桃)がつんと嗅覚を刺激すると蜂蜜やアカシア、ナッツ(アーモンド、ヘーゼルナッツ)へと香りが広がります。その味は、まろやかさと爽やかな酸味が見事に調和。食前酒として、またはサヴォア風デザートとの相性もパーフェクト、夏にはサヴォア産チーズ、ボーフォールにも最適です。
ラ・コロンビエールは登録商標のひとつ、どれもシャルドネ(90%)とアルテス(10%)の二つのぶどう品種をうまく調和させています。サヴォア特有の微気候で育つ特殊なぶどうから生まれる白ワインはこの地方ならではの逸品。ラ・コロンビエールのドメーヌでは微発泡性のロゼと赤ワインも醸造されています。白ワインがブルゴーニュやボルドーの赤ワインに歩み寄るような味わいです。
エクス=レ=バンは温泉水の他、天然鉱泉水にも恵まれています。硬度は比較的低く、重炭酸塩、カルシウム、マグネシウムを含むエクスの水はどのご家庭でも親しまれます。口当たりはまろやかで軽く、のどごしもさらっとしています。乾いた大地の香りをほんのり放ち、4つの風味(甘み、塩分、苦み、酸味)がうまく調和しています。アロマが豊かなので、嗅覚を研ぎ澄ませながら食前酒として白ワインを召し上がるようにもご賞味いただけます。

■ミシュランガイドで知られた特別な味と名シェフ
~湖の味~ 
ブルジェ湖には、ホソスズキ、モトワカマス、バルボー(コイ科)、ロウチ(コイ科)、パーチなどおよそ30種の魚が生息しており、シンプルにフライにするなど、それぞれの特徴を生かした一皿になります。中でも主役級の魚はラヴァレ鱒とオンブル・シュヴァリエ(アルプスイワナ)。この二つのうち小さい方が全長20〜40cmほどのラヴァレ。簡単に識別できるすらりとした紡錘形に先の割れた尾ひれと大きな鱗を持ち、銀色の輝きが特徴です。淡白で上品な白身魚で美食家にも高く評価されています。もうひとつのオンブル・シュヴァリエもブルジェ湖原産で、全長は60cmにも及び重さも数キロほど。代表的な高級魚です。肉厚の味わいのある身が食通たちもうならせ、野生魚のトップとされており、その優雅な味わいは見逃せません。

■ボージュの象徴 
~トム・デ・ボージュは、サヴォア特産8種のチーズの一つ~
2002年にAOCを取得したトムは、ボージュの香りが凝縮されています。フルーティな味わいは、アボンダンス種、タリーヌ種、モンベリアルド種の乳牛から搾られた生乳の巧みな調合、代々受け継がれたノウハウ、そして高湿度で5週間以上寝かせた熟成法の賜物。ひっくり返したり擦ったりと一定の手作業を繰り返すと、表面は黄赤色のカビで外皮が形成され、きめや食感、香りが徐々に作られていきます。カット状やすり下ろした状態では目にすることはありません。素朴で繊細な風味を持つため、美味しい薄切りの田舎パンと一緒に食べるのが理想的。ヘーゼルナッツや四等分にした酸味の強いレネット種のリンゴを添えても美味しく召し上がれます。22社4団体によるトムの製造量は年間700トン。ボージュを代表するトムはどこでも簡単に手に入ります、屋外テントのチーズ売り場にもあります!
AOCを取得したトム公式ページ(仏語)はこちらから

■星付きレストラン
湖のほとりはミクロクリマ(微気候)。その独特の気候の恵みを受けている証拠にミシュランの星が合計4つもブルジェ=デュ=ラックの食通の空に輝いています。その輝きを発しているのは3人のシェフ : 「ル・バトー・イーブル」のジャン=ピエール・ジャコブ(二つ星)、「アトモスフェール」のアラン・ペリヤ(一つ星)、「オーベルジュ・ラマルティーヌ」のピエール・マラン(一つ星)。それほど離れていない場所で、シェフたちが素晴らしい腕前を振るっています。
特にジャン=ピエール・ジャコブは郷土の枠を超えた味の達人。どのシェフもその名誉にかけて絶えず郷土の味をたたえています。そんなシェフたちが念入りに準備する料理は、いわゆる山岳料理ではなく、創意に富みあっさりとした風味でサヴォアを味わえるものです。