南仏プロヴァンス地方のクリスマス、知っておきたい全てのこと。

Published on 2015年 11月 18日
  • クリスマスマーケット

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南仏プロヴァンス地方のクリスマス、知っておきたい全てのこと。 Marseille fr

プロヴァンス地方のクリスマスはいつから?
伝統的なクリスマスの期間は12月4日(聖バルバラの日)から、シャンドリュール(ろうそく祝別の日)の2月2日まで。より深くプロヴァンス地方を理解することができ、さらに地元の美味しい名産品を味わう事ができるこの期間、プロヴァンス地方マルセイユへ旅してみませんか?

プロヴァンス地方のクリスマスのキーワード、200年の伝統を誇る「サントン人形」
サントンとは「小さな聖人」という意味で「キリスト誕生の瞬間」を表わすために作られたテラコッタの人形のことです。1803年、マルセイユのサン=ルイ通りで初めて3人の商人がサントンを売り始めました。その後、信心深いマルセイユの人々がキリストの誕生を祝うために生まれたサントン市場。何度か場所の変遷があり、2012年からはサントンの市場はヴュー・ポールの港の近くのジェネラル・ド・ゴール広場が会場になっています。

必ず行きたいサントンの市場
第213回目のサントンの市場は、2015年11/14(土)から12/31(木)までの間開催されます。
毎年11/15の正午に、聖ヴァンサン・ド・ポール教会にてサントン人形作りの職人のミサがプロヴァンス語で行われた後、サントンの市場はスタート。このミサの特徴はプロヴァンス地方で古くから伝わる音楽と踊りが披露されること。伝統を感じるおごそかなひとときを味わいたいなら、是非ミサへ!
クリスマスマーケットとサントンの市場では様々な催し物があり、音楽バンドは演奏をしながら道を練り歩き、シャルル・ド・ゴール広場の小屋へと集まります。
マルセイユのサントンの市場の工房では、人形作りの工程を見ることができ、週末にはサントン人形の発表会もあります。
サントンを飾るドールハウスはクレーシュと呼ばれます。クリスマスの時期になると、観光客だけでなく地元の人もクレーシュにいれるサントン人形を買い求めにやってきます。およそ30人の職人達が作るサントン人形を品定めできるのは毎朝9時~夜7時までです。

プロヴァンス人の夢がつまったクリスマスの「クレーシュ」を大解剖!
家族代々受け継がれているクレーシュとサントンを12月4日(聖バルバラの日)から飾り始めます。プロヴァンスの人々にとってとても大切な期間です。クレーシュの歴史は大変古く、中世時代のイタリアでアシジの聖フランシスコが行った馬小屋でのキリスト誕生の演劇が元となっていると言われています。フランスでは革命の後、プロヴァンス地方でそれぞれの家に人々の考える「理想郷」をクレーシュで作り上げ飾るようになり、そしてこの美しい習慣はすぐにフランス全土へと広がりました。クレーシュは主に二つに分かれています。一つは家、井戸、火炉、水車小屋、樹木、雪、オリーブの木、松などを集めて、村の生活を表します。もう一方ではキリストの生まれた馬小屋を中心に、キリスト、聖母マリア、聖ジョセフ、ロバ、牛、東方の三博士(三賢者)の計8アイテムをまず揃えます。その後、八百屋、漁師、羊飼い、ロマの人々、羊、ウサギなど好みのアイテムを買い足していくのです。こうしてできたクレーシュはシャンドリュール(ろうそく祝別の日)の2月2日まで飾られます。

クリスマスの夜に食べる13のデザートにはこんな意味が。
クリスマスの夜に軽食をとった後「13のデザート」を食べます。「13」は、「キリストと12人の使徒」を表わしており、これらのデザートも彼らに捧げるために用意されたものです。
キリスト教にはウェストカトリックチャーチにおける修道会と言う組織があります。その修道会の中で四つのグループが善意の施しによって生活し、衣服以外には一切の財産をもたない、托鉢修道会になりました。四種類のドライフルーツと木の実を基本として13のデザートが作られますが、クルミかカシューナッツ(聖アウグスチノ修道会)、アーモンド(カルメル会)、干しイチジク(フランシスコ会)、干しブドウ(ドミニコ会)というように、それぞれの木の実が托鉢修道会を象徴しています。
   
この四種類のドライフルーツと木の実にさらに他のデザートが加わります。
・    プロヴァンス地方の黒いヌガーと白いヌガー
・    リンゴとナシ
・    メロン
・    みかん(豊かさの象徴)
・    白いブドウ
・    フルーツの砂糖漬けとナツメヤシ

新しい年の五穀豊穣を願いディナーの参加者は伝統にのっとり「ヴァン・キュイ」という甘い食前酒の一種と、「オイル・ポンプ」(オリーブオイルの入ったパン)と、13のデザートを全て一つずつ食べます。

今年のマルセイユでのクリスマスマーケットの日程はこちら!
クリスマスマーケットは2015年11/14(土)から12/31(木)まで朝9時から夜の7時まで、ラ・カナビエル通りを下った所にあるガブリエルペリ広場とル・ヴュー・ポールの港で行われます。そこでは30人ほどの職人が、石鹸や、宝飾品、ガラス工芸品、ビスケット、装飾品、陶芸品、絵、ロウソク、布、革製品、チョコレート、木製の玩具などを売っています。
   
プロヴァンス地方のクリスマス気分を存分に味わえる催し物
ラ・カナビエル通りではバンド演奏や、タンバリン、笛、世界の楽器、ジャズ、R&B、大道芸(バルーン、ジャグリング)などの催し物があります。サンタクロースに子供がメッセージを書いて送ることができる「サンタの郵便局」もあり、手紙はサンタクロースの助手である、エルフという小人に渡します。さらに人形芝居や、イルミネーションが施されたエルフのソリ、クリスマスのパレード、フェイスペイントのスタジオ、マスコットのパレードなどがありますが、メインはなんといってもやっぱりサンタクロースの登場です!
催し物は全て無料です。
マルセイユ観光局の公式サイト(フランス語・英語) www.marseille-tourisme.com
マルセイユ観光局の公式サイト(一部日本語) http://www.marseille-tourisme.com/jp/
   
マルセイユ観光案内所が主催の市内クリスマス散策(2015年)、使用言語は仏・英語。
12/18(金)・26(土):クリスマスイルミネーション
ル・ヴュー・ポールの港周辺のクリスマスのイルミネーションを見学します。
集合場所:午後の6時半に観光案内所

12/22(火)・29(火):マルセイユの伝統的なクリスマス
マルセイユのヴュー・ポール港の教会、サントン市場、プロヴァンス地方の習慣とクリスマスの雰囲気を体験。
集合場所:午後3時半に観光案内所

12/30(水):ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院のクレーシュ
マルセイユの町のサンクチュアリ(聖域)であり、ランドマークとして丘の上にそびえたつノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院のクレーシュを説明。
集合場所:午後2時に寺院の土産物店の前
入場料:9ユーロ
ウェブサイトから予約が必要。(www.resamarseille.com

   


見どころ

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