シャンパーニュとブルゴーニュのブドウ畑が世界遺産登録

Published on 2015年 7月 21日
  • 1920年の設立当初よりグランクリュを多く所有するルノーブル。品質チェックを行うのは4代目にあたるアンヌ・マラサーニュ。

    1920年の設立当初よりグランクリュを多く所有するルノーブル。品質チェックを行うのは4代目にあたるアンヌ・マラサーニュ。

    © Atout France/ Olivier Roux

  • シャンパーニュ街道の看板

    シャンパーニュ街道の看板

    © Atout France/Michel Angot

  • シャルドネの畑

    シャルドネの畑

    © Atout France/Olivier Roux

  • ロマネ・コンティ

    ロマネ・コンティ

シャンパーニュとブルゴーニュのブドウ畑が世界遺産登録 エペルネー fr

新しく登録された世界遺産

 2015年6/28(日)~7/8(水)にかけて、ドイツのボンで開催された世界遺産委員会が幕を閉じました。マリア・ベーマー議長(外務副大臣)のもと審議された結果、計24件が新たに世界遺産に登録され、3件の拡張登録が承認されました。

 

ブルゴーニュのブドウ栽培地域、クリマ

 ディジョンの南、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌの丘陵地に広がるブルゴーニュのブドウ栽培地域は、クリマと呼ばれる明確な土地区画で仕切られたブドウ畑で構成されています。そしてこのブドウ栽培地域は、自然条件(地質、日照条件、ブドウの品種など)がそれぞれに異なっており、そこに人々の営みが加わることで独特の景観を形成し、各区画で少しずつ特徴のあるワインを作り出してきました。
このブドウ栽培地域、クリマに広がる人間と自然との相互作用によって生み出された文化的景観は、二つの要素から成り立っています。一つ目は、ブドウ畑の土地区画とワイン生産関連の施設や設備、そして各ブドウ畑の周囲に点在する村々とボーヌの街。ワイン生産システムの商業的な側面をよく表す要素です。
そして二つ目の要素は、ディジョン歴史地区では、クリマの生産・流通システム形成促進のために具体的な政策措置がとられています。このブルゴーニュのブドウ栽培地域は、中世初期から発達したブドウ栽培とワイン製造を現在に伝える、類まれな例と言えるでしょう。

 

シャンパーニュの 丘陵、メゾン、地下貯蔵庫群

17世紀初めから19世紀の産業化初期の時代にかけて、ボトルの中で第2次発酵をさせてスパークリングワインを生産する優れた技法が発達しました。その製造工程全体に関わるシャンパーニュの丘陵、メゾン、地下貯蔵庫群が、新たに世界遺産として登録されました。
その登録地域は、オーヴィリエからアイ、マルイユ・シュル・アイにかけての歴史あるブドウ畑、サン・ニケーズの丘陵からランスにかけて、そしてエペルネーのシャンパーニュ大通りとル・フォー・シャブロルの3か所に渡っています。
歴史ある丘陵が形成するブドウ栽培区域、生産設備(地下貯蔵庫群)、その商品・流通化(シャンパーニュの各メゾン)。この見事に融合した3つの要素全体が評価されたのです。
シャンパーニュの丘陵、メゾン、地下貯蔵庫群は、シャンパンの生産から流通にいたる過程が、非常に特殊な職人たちの存在や営みから農産業ビジネスにどのように発展していったか、ということを明確に物語っています。

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