知られざるディープなパリの庭園

Published on 2015年 6月 11日
  • バルザックの家の庭園

    バルザックの家の庭園

    © Didier Messina

  • パンテオン・ブディックの日本庭園

    パンテオン・ブディックの日本庭園

    © S.Maire musée Guimet

  • ペール・ラシェーズ墓地のすぐ横にある自然庭園

    ペール・ラシェーズ墓地のすぐ横にある自然庭園

    © www.paris.fr

  • サン‐ジル・グラン・ヴニュール‐ポーリン・ロラン・スクエア

    サン‐ジル・グラン・ヴニュール‐ポーリン・ロラン・スクエア

    © www.mercimerciparis.com

知られざるディープなパリの庭園 Paris fr

パリの公園や庭園は必ずしも有名、というわけではありませんが、街のいたるところにある公園や緑の多い空間は、パリジャンが陽ざしを求めてやって来るオアシスとなっています。そこで今回は、パリの観光ではあまり訪れることのない、知られざるパリの庭園をいくつかご紹介しましょう。こうした庭園を訪れて、パリの素顔を発見してください。


1 ―パンテオン・ブディックの日本庭園

パリの中心地・8区に近い場所にあるギメ美術館(フランス国立東洋美術館)の別館、パンテオン・ブディックは、仏像や仏教に関する東洋の宗教作品を紹介するギャラリーです。その小さな日本庭園には茶室も備えられており、生い茂った竹や敷石に囲まれた空間に身を置くと、まるでパリにいることを忘れてしまうかのようです。このパンテオン・ブディックと庭園は無料なので、ショッピングや移動の合間に一息つくにはぴったりの場所ですよ。
日本庭園は火曜を除く毎日10時~17時45分まで。時々剪定作業などでクローズになるのでお出かけまでにこちらの番号で状況を確認するのがベスト+33(0)1 40 73 88 00+33(0)1 40 73 88 00 もしくは +33 (0)1 40 73 88 01+33 (0)1 40 73 88 01
住所:Panthéon Bouddhique
19 avenue d’Iéna

2―自然庭園
ペール・ラシェーズ墓地のすぐ横にある自然庭園は、よく手入れされ、調和のとれたシンメトリーの作りが一般的なパリの他の庭園とはちょっと違っています。というのもこの庭園は、水やりや剪定といった人の手が全く加えられない、自然そのものの空間だからです。トンボや雑草、池、よく茂った草に覆われたこんな静かな世界が都会の真ん中にあることに、驚きを隠し切れません。特に気温の高い日にここを訪れると、木々に覆われたさわやかな空気を体中に感じることのできる、まさにオアシスです。
住所:120, rue de la Réunion, 75020

3 – フラン・ブルジョワ・ロジエ庭園
パリの中心地にひっそりと佇むこの庭園は、この地区の土地開発の際、いくつかの個人邸宅に付随する庭園をうまく一つにまとめて、安らぎの場所へと生まれ変わりました。一面緑に覆われたこの庭園へは、ヨーロッパハウスの建物の中庭を通って行きます。ただフラン・ブルジョワ・ロジエ庭園のオープンは午後2時からなので、早起きの人は気をつけてくださいね。
住所: 35-37 rue des Francs-Bourgeois, 75004

4 – バルザックの家の庭園
バルザックの家は、彼がかつて住んだ邸宅の一つです。借金返済に追われ、債権者から逃れるために偽名を使って彼が住んだ地上階のアパートは、短いブルトン通りに面していて、この抜け道から必要に応じて簡単にパリの中心に出られるようになっていました。美術館に改装されたこの家では、当時の家具や手書きの原稿と校正、またバルザックにまつわる貴重な品々が展示されています。建物は素敵な庭で囲まれており、その庭に置かれたテーブルと椅子に腰かけて、日光浴をしながら静かな環境に浸るのもいいでしょう。
住所:Maison de Balzac
47 Rue Raynouard, 75016

5 –サン‐ジル・グラン・ヴニュール‐ポーリン・ロラン・スクエア (Le square Saint-Gilles Grand Veneur-Pauline Rolland)
この庭こそ、まさに知る人ぞ知る秘密の隠れ家、といえます。とっても狭くて短いパサージュを通り抜ける勇気のある人だけが、この都会のオアシスに辿り着くことができるのです。まるで個人邸宅のプライベート・ガーデンと間違えてしまいそうですが、一般に開放された公園なんですよ!特筆すべきは、お庭が彩り豊かなバラに囲まれていること。ピンク、ホワイト、レッド、つるのバラや香しいバラなど、本当にたくさんの種類のバラが一面に咲き誇っているんです!パリではとても珍しい光景ですね。バラにはそれぞれカトリーヌ・ドヌーヴ、トゥ―ルーズ・ロートレックといった名前がついていることからもおわかりのように、まさに美しい世界が目の前に広がります。ほとんど訪れる人がいない、ひっそりとしたこのお庭の小さな石のベンチに腰かけて、魔法の空間に浸って下さい。
住所:12, rue Villehardouinを進み、次に rue Hesseという小道を通ってアクセス可。

6 – サン・ジャン・ド・デュー病院の庭
この庭園こそ、散歩コースとしてほとんど足を踏み入れることのない、とっておきの秘密の場所です。とはいえ7区にあるこの病院には、広くて素晴らしい中庭があるんですよ。静寂に満ちた病院の中庭を、一般向けの庭園として紹介することはできませんが、どうか勇気を持って病院の中に入り、廊下を通って、都会の喧騒から離れたこの素晴らしい庭園に足を運んでみて下さい。病院の中庭ですから、もちろん患者さんたちの邪魔にならないように、まちがってもここでミニサッカーやボール遊びをすることはご法度ですが、バラの木陰で一息つくと、ちょっとした優越感に浸れるでしょう。
住所:Clinique Saint Jean de Dieu
19 rue Oudinot, 75007

見どころ

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