パリ・ワイン博物館

Published on 2014年 11月 20日
  • © Musée du Vin

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パリ・ワイン博物館 5, square Charles Dickens, 75016 Paris fr

ワイン博物館があるのはパリの中心部、エッフェル塔の近く。ここを訪れた人は15世紀に造られた円天井のカーヴ(地下倉)なかに迎えられ、まるで過去にタイムスリップしたかのようなひとときを味わうことになるでしょう。博物館の常設展示品の数は2,000点以上。1984年以来フランス王位執事協会Conseil des Échansons de Franceが所有してきたこの充実のコレクションはいずれも、世界に名だたるワインを造りだすために努力してきた先人たちを讃える品々です。博物館ではワイン造りにまつわる仕事とその伝統を紹介することで、数千年にわたって連綿と受け継がれてきた知恵と、フランスが誇る遺産の豊かさを際立たせています。博物館の見識豊かなソムリエ、ワイン専門家、醸造専門家が訪れた人をサポートし、見学、ランチ、イベントなどの機会を、独特の魅力を放つ空間で歴史に触れる贅沢なひとときに変えています。

■カーヴについて・・・地質学の豆知識

今日ワイン博物館として利用されている建物は、かつては石灰岩 の石切り場でした。ここで13世紀から18世紀にかけて、首都パリの建設に必要とされた石材を切り出していたのです。ここの石灰岩は一般に「ルテシア階」(その名はパリの旧称「ルテティア」にもとづいています)と呼ばれている地質学年代層に特有のもので、海抜37.8mに位置しています。博物館が利用しているかつての坑道はこの地層の下部に掘られており、掘削には「ピリエ・トゥルネ」、つまり支柱を規則的に配して天井を支える技法が用いられています。坑道はその後、とくに19世紀を中心に石積み壁で補強されました。石灰石は今から4500万年前にこの辺りを覆っていた暖かい海の底に貝殻が堆積して形成されました。そのため、当時の貝殻の化石(二枚貝や長貝)を今でもあちこちで目にすることができます。また、博物館の入り口にある井戸は、ところどころで湧き出していた地下水の存在を裏付けています。事実、17世紀半ばから1754年にかけて、博物館のあるパッシー地区ではさまざまな鉱泉が見つかっています(「博物館のある通りの名前rue des Eauxは水の通りという意味」という街路名はそうした史実に由来します)。

■レストラン「レ・ゼシャンソン」

パリ・ワイン博物館では年間を通して個人を対象としたテイスティング講座やレクチャーのほか、テーマ(「EU諸国のワインと料理」など)を設定したパーティーを開催しています。博物館のレストランはパッシー大修道院の貯蔵庫だった建物のなかに設けられており、15世紀に造られた円天井のカーヴという、まるで時の流れが止まったかのような空間で食事を楽しむことができます。料理はコースまたはアラカルトで。シェフのR.ラビアドが伝統的なフレンチでもてなしてくれます。(メニューの一例:ハムやサラミの盛り合わせ、チーズの盛り合わせ、ハム&チーズの盛り合わせが各19€)

レ・ゼシャンソン(Les Echansons)
営業時間:火曜~土曜 12時~15時
+33 (0)1 45 25 63 26(予約を入れることをお勧めします)

パリ・ワイン博物館(Musée du Vin Paris)
住所:Rue des Eaux; 5, square Charles Dickens, 75016 PARIS
+33 (0)1 45 25 70 89
info@museeduvinparis.com 

公式ホームページ(仏語のみ)はこちら

見どころ

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