即位500年 ルネサンスの王 フランソワ一世

Published on 2014年 10月 30日
  • © Atout France

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即位500年 ルネサンスの王 フランソワ一世 tour fr

2015年はフランス・ルネサンスの立役者フランソワ一世の即位から500年。フランスを代表する観光地にもゆかりの場所が多数あります。今回ご紹介するのは世界遺産に登録されているものばかりです。

文字通り弱冠二十歳で王位に就いたフランソワ一世は、先王たちの跡を受けてイタリアの領土獲得に努め、先進的なルネサンスの息吹に触れます。若王は大いに刺激を受け、1547年ランブイエ城で53歳で没するまでの間に多くの城を築き<建築王>と呼ばれました。芸術を積極的に庇護したことでも知られ、各地に図書館を建て、文人を招きました。レオナルド・ダヴィンチもこの王に招かれてフランスにやってきたのです。


アンボワーズ城 Chateau Royal d’Amboise
www.chateau-amboise.com/ja
幼少期を過ごした王家の領地です。平面幾何学模様のいわゆるフランス式庭園はこのアンボワーズに端を発しています。ロワール河を見晴らす高台に築かれており、流域のパノラマが楽しめます。
レオナルド・ダヴィンチはアンボワーズ城から数百メートル離れたクロ・リュセの館をあてがわれ、最晩年の3年間をこの地で過ごし、現在はアンボワーズ城に眠っています。フランソワ一世はルネサンスのマルチ人間ダヴィンチを師と仰ぎ、来る日も来る日も談義を重ねたそうで、その死をたいへん悼んだということです。

シャンボール城 Domaine national de Chambord
http://chambord.org/jp/
フランソワ一世は即位してまもなく、ルイ12世から狩猟地として相続したソローニュの森の領地にシャンボール城を建築しました。設計にはダヴィンチも関わったとされる、ロワール一帯で一番大きく、ロワールの古城の代名詞ともいえる城です。園地の外周は32㎞でパリ市がすっぽり収まってしまう広さです。当時は移動式宮廷の時代でしたので、フランソワ一世が城に滞在したのはわずか数週間だったといわれています。火トカゲ(サラマンダー)の紋章が城のそこかしこに見られます。

ブロワ城 Chateau Royal de Blois
http://www.chateaudeblois.fr/?lang=en
ブロワも王の居城のひとつでした。妃のクロードが幼少期を過ごしたブロワの城に二重らせん階段を持つフランソワ一世翼を増築。建築術に造詣の深かった王は自ら設計の指揮に当たったとも言われます。内装は当時イタリアで流行していたアラベスク模様を取り入れました。

フォンテーヌブロー城 Chateau de Fontainebleau
http://www.musee-chateau-fontainebleau.fr/spip.php?page=sommaire&lang=en
カペー朝に始まり8世紀に渡って代々のフランス君主の居城となったフォンテーヌブロー城。フランソワ一世は15年に及ぶ工事で主塔を除く全てを建て替えました。手掛けた数ある建築プロジェクトの中で最大、現在の総部屋数は1500という巨大な城です。ラファエロが描いたタペストリー、ミケランジェロの手になるブロンズのヘラクレス像などイタリアルネサンスの至宝を飾る場となったフランソワ一世のギャラリーは、ロッソ・フィオレンティーノが装飾し、後のヴェルサイユ宮殿の鏡の間やルーヴル宮殿のアポロンの間の規範となりました。

見どころ

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