ロワール古城巡りの西の拠点、城塞と芸術の町 アンジェ~1泊2日モデルコース

Published on 2013年 1月 15日
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ロワール古城巡りの西の拠点、城塞と芸術の町 アンジェ~1泊2日モデルコース 49051 angers fr

ユネスコ世界文化遺産に登録されたロワール渓谷に位置するアンジェは、ロワール川、サルト川、マイエンヌ川そしてウードン川の4つの川が合流するメーヌ川沿いに開けたフランス西部の河港都市。豊かな美術品、文化遺産と魅力的な城、繊細で美味しい料理と30のAOCワインを生産する有名なワインの産地に恵まれたアンジェの魅力をご紹介します。

◆パリからのアクセス:パリ・モンパルナス駅よりTGVアトランティック線で約1時間30分。

【DAY 1】

 午前    TGVにてパリからアンジェへ 約1時間30分

◆芸術を満喫する一日◆

アンジェ城 Château d'Angers
周囲に17の円塔を配した重厚な城。11世紀、アンジェ公が隣国の侵略を防ぐために建てたもので、1228年から1238年にかけて聖王ルイ9世によって再建されました。城壁は全長660メートルにおよびます。「黙示録のタピスリー」をはじめとする城内のタピスリーのコレクションは必見です。「黙示録のタピスリー」は「ヨハネの黙示録」をテーマとした14世紀のタピスリーで、タテ5メートル、長さ107メートルにおよぶ巨大な作品。現存する最古のタピスリーといわれ、のちの作品に多大な影響を与えました。
http://angers.monuments-nationaux.fr

昼食
おすすめのレストラン
ル・ロジ・デュ・グヴェルナー Le Logis du Gouverneur
アンジェ城の内にあるレストラン。中世の雰囲気漂う室内か晴れた日ならテラス席にて、サラダ、グリル料理、有名な地元のパン「フエ」などが、地元ワインと一緒に召し上がれます。

 午後   

ジャン・リュルサ現代タピスリー美術館 Musée Jean-Lurçat et de la Tapisserie Contemporaine
「黙示録の連作タピスリー」に呼応するジャン・リュルサの作品「世界の讃歌 Chant du Monde」は必見。12世紀建立の旧サン・ジャン病院の病室に展示されています。
4, boulevard Arago - 49100 Angers
Tél. : 02 41 24 18 45 / 18 48

ダヴィッド・ダンジェ・ギャラリー Galerie David d’Angers
13世紀建立の旧トゥッサン大修道院が修復され、彫刻家ダヴィッド・ダンジェの作品を収蔵しています。

サン・マルタン参事会教会 Collégiale Saint-Martin
フランスで最もよく保存されたカロリング朝時代の文化財の一つ

夕食
おすすめのレストラン
Restaurant La Salamandre レストラン ラ・サラマンドル
1, Boulevard du Maréchal Foch -49100 Angers
Tél : 02 41 88 99 55 - Fax : 02 41 88 98 32
http://www.restaurant-lasalamandre.fr
Best Western Hôtel Anjou内にある老舗のガストロノミックレストラン。フランソワ1世の紋章、サラマンドルがレストラン名になっています。地元のグルメが集まる折り紙つきのレストランです。

【DAY 2】

 午前   

◆アンジェの名産品を味わう一日◆

アンジェ周辺には世界的に知られているリキュールメーカー3社があります。なかでもコアントローは、日本でも人気のリキュールです。

カレ・コアントロー(コアントロー博物館)Carré Cointreau
楽しみながら学べるコアントロー博物館で、この有名なリキュールの世界を探検できます。4000点以上ものドキュメント、オリジナル資料、貴重なオブジェ、フィルム、広告など、コアントローの歴史をたどることができる品々が展示されています。製造現場の見学では、この有名なリキュールの秘密を知ることができます。オレンジの皮のスィート・ビターな香りに導かれて赤銅製の蒸留器が並ぶ部屋を訪れれば、その光景に圧倒されることでしょう。寛いだ楽しい雰囲気での見学の最後には、バーテンダーによるカクテル作りのデモンストレーションもあります。くれぐれも飲みすぎにはご用心。
Saint-Barthélémy d’Anjou, Angers
www.cointreau.fr
アクセス: タクシーでアンジェ市内から約5km。または、バス(IRIGO)No.6 でZl Est方面行きで市内から約13分。Cointreau (Saint-Barthélemy-d'Anjou)下車。アンジェツーリストオフィス前からの乗降がわかりやすくて便利。
見学所用時間:約2時間。ガイド付き見学のみ。見学後、コアントローベースのカクテル試飲あり。事前予約必須。

昼食
おすすめのレストラン
ブラッスリー・デュ・テアトル Brasserie du Théâtre
7 Place du Ralliement - 49100 ANGERS
www.brasserie-du-théâtre.com
アンジェ劇場のあるライユモン広場に面している雰囲気のいいブラッスリーです。魚介類がスペシャリテ。白と黒の制服を纏ったギャルソンがパリ風のブラッスリーを演出します。朝から夜までノンストップ営業なので便利です。

 午後  

<旧市街散策>
サン・モーリス大聖堂Cathédrale St Maurice

プランタジネット朝ゴシック様式を代表する建築。12~13世紀のゴシック建築で、丸天井はアンジェ様式の特徴をよく表わすものとして知られています。ステンドグラスや宝物殿も見逃せません。

アダムの家 Maison d'Adam
サント・クロワ広場(Place Sainte-Croix)にある保存状態の良い16世紀のコロンバージュ(木骨組み)の家。クリスマス用品専門のお店。この界隈はこの他にも中世のかわいらしいコロンバージュの家が残っています。

<アンジェのお菓子屋さん巡り>

Laurant Petit ローラン・プティ
4 rue Saint Aubin - 49100 ANGERS
タルトやマカロン、エクレア、ギモーヴチョコレートなどカラフルなかわいらしいお菓子がウィンドーに並べられた目にも舌にも嬉しいお菓子屋さん。古くからある伝統菓子を見事にアレンジしています。地元で人気のパティスリーです。マカロンが有名です。新作La Tuff’lineは、木イチゴとゼラチンで作るギモーヴをホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子で、この周辺で見られる石灰石をイメージしています。
www.laurent-petit.com

La Petite Marquise ラ・プティットマルキーズ
22 rue Lices – 49100 Angers
www.chocolat-lapetitemarquise.com
 アンジェの伝統菓子「ケルノン・ダルドワーズ」Quernons d’Ardoise「アンジェの青いかわら」という名のお菓子ケルノン・ダルドワーズは、アーモンドと ヘーゼルナッツでできた正方形のヌガティーヌを、アンジェ地方のスレート葺き屋根をイメージした青色のチョコレートでコーティングしたこの町ならではのお菓子。独特の味わいはラ・プティットマルキーズでのみ見つけることができます。

<ロワールワインを知る>

ロワールワイン会館 Maison des Vins メゾン・デ・ヴァン
5 bis, Place Kenndy – 49100 Angers
Tel : 02 41 88 81 13
アンジェ城と観光局のすぐ近くにあるメゾン・デ・ヴァンでは、気軽にロワールワインの試飲が可能。月替わりで周辺のワイナリーがプロモーションをしています。ワイン講座も開催。アンジューのA.O.C.ワインの中には、コトー・ド・ローバンスCoteaux de l’Aubance、サヴォニエールSavennières、アンジュ・ヴィラージュ・ブリザックAnjou Villages Brissac、コトー・デュ・レイヨンCoteaux du Layonなどがあり、年間を通して味わっていただけます。

TGVでパリへ戻ります。

おすすめのホテル

Best Western Hôtel d’Anjou ベスト・ウェスタン・ホテル・ダンジュ
1 Bd Maréchal Foch, 49100 Angers
Tel.: 02 41 21 12 11 - Fax : 02 41 87 22 21
www.hoteldanjou.fr
100年以上の歴史がある三つ星ホテル。優雅な17,18世紀の様式。部屋の調度品はすべて異なっています。メイユ庭園 jardin du Mail のすぐ近くにあります。ホテル内にガストロノミックレストランLa Salamandreがあります。

Hôtel Mercure Centre de Congrès メルミキュール・サントル・ド・コングレ
1 Place Pierre Mendès France, 49100 Angers
Tel : 02 41 60 34 81 -  Fax : 02 41 60 57 84
www.mercure.com
コングレスセンターに併設されたホテル。併設レストランからは、植物園の素晴らしい眺めが見えます。メイユ庭園にも近く、市内中心地まで徒歩で約5分程度。全84室。

近郊のみどころ

Distillerie Giffard ジファール
19 世紀末のアンジェの薬剤師エミール・ジファールは好奇心旺盛かつ繊細な味覚を持つ発明家。猛暑の1885年夏、ミントを使ったリキュールを作り、隣りにあったグランドホテルの宿泊客に試飲してもらったところこれが大好評。そこで薬局をリキュール蒸留所に改装し誕生した新製品を「マント・パスティーユ」Menthe-Pastilleと命名した。パスティーユは糖衣錠のことで当時はやっていたミントの糖衣錠にあやかったものである。ジファールは4世代くだった現在も家族経営で創設者の精神を忠実に守りながらリキュールやフルーツシロップなどを生産している。
Avenue de la Violette 49241 Avrillé
www.giffard.com
見学は要予約。

自転車で巡るロワール河畔
アンジェの中心部からスタートする40キロのコース。メーヌ川とロワール川に沿ってトレラゼの粘板岩がつくりだす壮大な景観の中を走ります。
www.cycling-loire.com

魅力的なロワールの古城
ブリザック城 Château de Brissac
フランスで最も高い城であるブリサック城は、樹齢100年の木々が生い茂る見事な公園の中に、クラシックなスタイルのファサードを構えています。7階建て、204室を擁し、まさにロワールの巨人の呼び名にふさわしい建物です。1502年にブリサック地方最大の領主であったルネ・ド・コッセの所有物となり、現在でも第13代ブリサック公が住んでいます。70ヘクタールのこう広大な公園では、ぶどう畑があり、ワイン作りを行っています。その公園からは、樹齢100年の木々の木陰から素晴らしい風景が眺められ、城の内部では、金箔に覆われた天井や貴重な家具など目もくらむ豪華な内装を見学できます。特にベルエポック・スタイルのオペラ劇場はうっとりする美しさです。見学はガイド付きツアーを要予約。庭園は自由見学可能。
他に、ル=プレシ=ブレ城 Château du Plessis-Bourréル=プレシ=マセ城 Château du Plessis-Macéセラン城 Château de Serrantなど。

ヴォルト城 Château des Vaults
ロワール・ワインの中でも最高級ワインの一つ、サヴニエールのワイナリーです。イギリス風庭園の他、丘陵地のブドウ畑、菜園を所有しています。ここでは何よりフランス流の生活術が大切にされおり、訪れる人はそのノウハウをじっくり知ることができます。ワイナリー見学し、特級ワインの数々、サベニエールはもちろんのこと、アンジュー・ルージュ、アンジュー・ヴィラージュ、カベルネ・ダンジュー、クレマン・ド・ロワールを味わうことで多様性に富んだ豊かでエレガントなフランスの偉大なテロワールを理解できることでしょう。これもまた、フランス唯一の文化遺産といえます。
www.savennieres-closel.com

見どころ