2000年の歴史をもつ古都ポワティエ~1泊2日モデルコース

Published on 2013年 1月 15日
  • © Alain MONTAUFIER - Office de Tourisme de POITIERS

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  • © ATOUT FRANCE JAPON

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2000年の歴史をもつ古都ポワティエ~1泊2日モデルコース 86021 poitiers fr

フランス西部、ポワトゥー・シャラント地方の中心都市、ポワティエをじっくり楽しむ1泊2日のモデルコースをご紹介します。


ポワティエは、ガリア・ローマ時代よりパリとボルドーを結ぶ都市として栄えた古都。732年のトゥール・ポワティエの戦いや、百年戦争のさなかのポワティエの戦いの舞台として幾度も歴史刻みました。ポワトゥー・シャラントは中世に盛んだったスペインのサン・ティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路にあたっていたため、ポワティエにはフランスのロマネスク建築のなかでも傑作のひとつに数えられるノートルダム・ド・ラ・グランド教会をはじめとするロマネスク建築が数多く現存しており、ロマネスク建築に興味がある人は是非訪れたい町です。また郊外には、フランス国内で人気NO.1の未来型テーマパーク「フチュロスコープ」があります。
◆パリからのアクセス: パリ モンパルナス駅からTGVで約1時間40分





【DAY 1】

 午前   TGVにてポワティエ駅到着


ポワティエは、ポワトゥ・シャラント地方の主要都市であり、大学都市でもあるポワティエ。歴史建造物に指定された史跡が86か所以上ある歴史の一大中心地で、ローマ時代の遺産が多く残ります。数々の歴史遺産、かつての富豪の大邸宅、ロマネスク芸術とゴシック芸術を物語る素晴らしい証人となる数多くの教会が現代の建築と隣り合い調和する町です。


ノートルダム・ド・ラ・グランド教会 Notre-Dame la Grande
12世紀に造られたロマネスク芸術の至宝。旧約、新約聖書をモチーフにした正面の彫刻が素晴らしい。また、内部には彩色された幾何学模様が描かれた柱が残っています。夏季には毎晩、教会のファサードが色鮮やかにライトアップされ、彩色が施されていたかつての姿が蘇ります。


裁判所 Palais de Justice
神の啓示を聞いたジャンヌ・ダルクは1429年、ポワティエを訪れます。聖職者たちはポワトゥー伯・アキテーヌ公宮殿の大広間で3週間にわたる審査の結果、彼女を信用するようになりました。裏庭にはジャンヌ・ダルクの銅像が置かれ、銅像の下には審査を受けている場面が描かれています。現在は、裁判所ですが、大広間の見学は可能です。ただし、入場時に荷物と身体のセキュリティーチェックあり。入場無料。


昼食
おすすめのレストラン
Restaurant La Serrurerie(レストラン・ラ・セルルリ)

28 rue des Grandes Ecoles – 86000 Poitiers
Tél : +33 (0)5 49 41 05 14
www.laserrurerie.com
市庁舎広場からすぐの場所に位置する。ガラスの天井から差し込む日の光で店内は明るく、60年代のブリキのおもちゃやレトログッズのコレクション、町で行われているコンサートや演劇のポスターなどが賑やかに飾られ楽しい雰囲気。昼、夜とも地元客で賑わうカジュアルレストラン。


 午後 


ポワティエで一番古い通り、中世時代メインストリートであったGrand' Rue(グラン・リュ)には今でも職人が手掛ける伝統工芸品や美術品、骨董品を扱う店が多く残ります。
ラ・シエジュリー・ゲドン La Ciergerie Guédon(職人による大きな蝋燭とキャンドルの制作とアトリエ。フランスで数が少なくなった大蝋燭職人の一人です。)、ファブリック・ド・パラプリュイ Fablique de parapluie(現在ではほとんどみられない貴重なオールハンドメイドの傘屋。伝統の製法を守りつつ、斬新なデザインを4代目と5代目の父子が手がけています。)など。


サン・ピエール大聖堂 Cathédrale Saint Pierre
市内で初めて建てられたゴシック様式の大聖堂。豪華な調度品(オルガン、ステンドグラス、聖歌隊席)が見られる。18世紀のパイプオルガンは重要文化財に指定されており、ヨーロッパでも有数のものです。13世紀に作られた聖歌隊席は、フランスで最古のものです。


サン・ジャン礼拝堂 Baptistère Saint Jean
4世紀半ばに建てられ、現存するフランス最古の洗礼堂。壁に描かれたフレスコ画、大理石の円柱、古代様式の柱頭付小円柱など、今では数少くなった古代フランスの宗教建築を今日に伝える史跡として興味深いものです。


サント・クロワ美術館 Musée Sainte-Croix
3 bis rue Jean Jaurès – 86000 Poitiers
Tél : +33 (0)5 49 41 07 53
www.musees-poitiers.org
オーギュスト・ロダンとカミーユ・クローデルに代表される素晴らしい彫刻があり、中でもカミーユ・クローデルのコレクション数はフランスでも2番目を誇ります。


サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Redegonde
ポワティエで初めて女性のための修道院を作った聖ラドゴンドの聖遺物が祭られています。キリストと聖人を描いた色鮮やかな天井画が非常に良い保存状態のまま今も見ることができます。


夕食
おすすめのレストラ ン
Restaurant Le Bistrot du Boucher (レストラン・ル・ビストロ・ブッシャー)
31 rue Sadi Carnot – 86000 Poitiers
Tél : +33 (0)5 49 03 37 02
www.restaurant-bistrot-boucher.fr
カジュアルシックな店内でフランス伝統料理、貝やエビなどシーフードが自慢の郷土料理を気軽に楽しめます。


ノートル・ダムを彩るイルミネーション Polychromies de Notre-Dame
6月21日~9月の文化遺産の日までとクリスマスシーズンの1週間の期間の日没後。ロマネスク芸術の至宝であるノートル・ダム・ラ・グランド教会が光の劇場に変わる。教会を彩色していた中世の伝統を回顧し、アーティスト集団スケルツォによって教会が“極彩色”でライトアップされ、まるで7枚の絵画のように姿を変えます。観客は教会に施された装飾の細部を新たに発見することができるでしょう。





【DAY 2】

 午前 
家の壁の一部に町の中にローマ時代のアレーナ跡が見ることができます。アルルの円形闘技場よりはるかに大きい規模でした。周辺の家の地下にもアレーナの壁一部が今でも残っており、そこに住む人たちのちょっとした自慢になっています。


ブロサック公園 Parc de Blossac
町の南西部の小高い丘の上に位置しています。ローマ時代の円形劇場、美しいフランス式庭園とイギリス式庭園があり、市民の憩いの場所となっています。ここから12世紀にアキテーヌ女公アリエノール・ダキテーヌが、突端全体を囲むように築かせた1200kmにも及ぶ城跡の一部が残るのを見ることができます。


サン・ティレール・ル・グラン教会 Saint-Hilaire-le-Grand
1049年建造のロマネスク様式で、アーチの重なりが調和した教会。聖ティレールの聖遺物が祭られており、サンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路としてユネスコ世界遺産に登録されています。


昼食
おすすめのレストラン
Restaurant Les Archives(レストラン・レ・ザーシヴ)
14 rue Edouard Grimaux – 86000 Poitiers
Tél : +33 (0)5 49 30 53 00
www.lesarchives.fr
かつての教会をレストランに改装。高い天井や窓や回廊のアーチの形は教会の時の姿をのままにとどめつつ、ピアノ、無声映画のプロジェクション、大きなバーカウンターやシックな椅子とテーブルなど、コンテンポラリーでお洒落な雰囲気。1854年~1870年までノートル・ダム・ド・ボン・スクール教会、その後ヴィエンヌ県が買い取り50年間、県の記録保管所として使われていました。記録保管所(Archives)がそのままレストラン名となっています。料理、サービスともすばらしい。同じ敷地内には、ホテル・メルキュールがあります。


 午後 


マルチメディア・テーマパーク“フュチュロスコープ” Parc du Futuroscope
ポワティエから10km。タクシー、または、ヴィタリス・バス(1号線および急行1号線)でアクセス。フュチュロスコ-プは、ハイテクを駆使した未来派テーマパークです。2012年に25周年を迎えました。世界各国から観光客が集.まる一大人気スポットとなっています。人気のアトラクションが25あり、新しいアトラクション「アーサー、4Dの冒険」がお勧めです。世界で唯一の技術を結集した、リュック・ベッソン監督による同アトラクションでは“ミニモイ”の世界を猛スピードで進み、髪が逆立つようなレースを体感できます。また、サン・テクジュペリの星の王子さまをモチーフにした新アトラクションも登場しました。教育・研究センターや最先端企業の拠点を合体させたテクノポリスとしても知られています。
Parc du Futuroscope
Avenue du Téléport (avenue René Monory) - 86360 Chasseneuil-du-Poitou
www.futuroscope.com


TGVにてパリへ戻ります。


おすすめのホテル
グラン・ドテル Grand Hôtel ****

28 rue Carnot
Tel: +33 (0)5 49 60 90 60
www.grandhotelpoitiers.fr
アールデコ調。市街中心部にいながらゆったりと心地よい時間が過ごせます。快適な41室(30室がエアコン装備)と6室のスイートルーム。各部屋に浴室かシャワー、個別トイレ、ミニバー、ケーブルテレビ(Canal+)、衛星放送、ドライヤー完備。併設のバーとテラスでは会議や展覧会、パーティーの開催も可能です。


ホテル・メルキュール・ポワティエ・サントル Hotel Mercure Poitiers Centre ****
14 rue Edouard Gimaux
Tel: +33 (0)5 49 50 50 60
www.mercure-poitiers-centre.com
Restaurant Les Archives(レストラン・レ・ザーシヴ)と同様教会を改装し造られた。全50室。42室はコンテンポラリーな内装、8室あるプリヴィレージカテゴリーの部屋には、教会のアーチ形窓がそのまま残されています。朝食はレストラン・レ・ザーシヴの中二階にて。


おすすめのアクティビティー
ル・タップTAP-Théâtre Auditorium de Poitiers(ポワティエ・オーディトリアム劇場)でコンサート鑑賞
ポワティエ・オーディトリアム劇場は、さまざまなスタイルのスペクタクルを上演するために考案され、2008年9月に開館した劇場。演劇、ダンス、サーカス、クラッシック音楽、コンテンポラリー、ジャズ、シャンソンなど、個性的で壮大なプログラムを上演。
www.tap-poitiers.com


ポワティエの特産品
メゾン・ラヌー・モティヴィエ la Maison Rannou-Metivierのマカロン
モンモリヨン Montmorillon に本社があるビスキュイ&チョコレートメーカーの支店。マカロンはアーモンドペーストをベースにしたレシピから通常作られますが、5世代に渡る秘伝のレシピから作られるラヌー・モティヴィエのマカロンは一味違うことで評判が高く、何度もメダルを受賞しています。しっとりとやわらかい口あたり。定番のプレーンの他、季節によってチョコレート、オレンジ、パイナップル、ピスタチオ、マンゴー、イチゴなどフレーバーの異なったペーストを練り込んだマカロンが楽しめます。
30 et 13 bis rue des Cordeliers
Tél. : +33 (0)5 49 30 30 10
www.rannou-metivier.com


その他の近郊のみどころ
中世の街、ショヴィニー Chauvigny
ポワティエから25km。タクシーか長距離バスでアクセス。ショヴィニーには古城の遺跡が5つ残っています。サン・ピエール教会内陣にある見事な彫刻が施された柱頭は見逃せません。4月~9月は自由に大空を舞う鷹のショーを鑑賞することができます。


サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会 Abbaye de Saint-Savin-sur-Gartempe
ポワティエから44kmにあり、タクシーか長距離バスでアクセス。ベネディクト派修道士たちにより良好な状態で保存された40点弱のロマネスク期の壁画が現存することで知られ、1983年にユネスコ世界遺産に登録されています。壁画は主に、旧約聖書、新約聖書、および波乱に満ちた二人の聖人の殉教物語がテーマになっており、1100年頃にひとつの工房が担当して制作されたものと言われています。ポーチや身廊、内陣などがそれぞれ趣の異なる壁画群で飾られている姿は圧巻と言えるでしょう。

見どころ

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