中世の都から南仏の楽園へ。歴史をひも解くプロヴァンス紀行

Published on 2013年 1月 08日
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中世の都から南仏の楽園へ。歴史をひも解くプロヴァンス紀行

中世の都市アヴィニヨンから始まり、フランスの美しい村にも登録されているゴルドを通り地中海へ。マルセイユから東へ向かい、静かなリゾート地イエールから秘境ポルクロル島まで。
南仏をより深く知るためのモデルコースをご紹介します。


Day1 : パリ~アヴィニヨン
午前
TGVでパリのリヨン駅からアヴィニヨンへ(移動時間:約2時間40分)


昼食
おすすめのレストラン
レストラン ル・ムターディエ Le Moutardier  
Place du Palais des Papes  84000  Avignon
Tel : +33(0) 4 90 85 34 76
www.restaurant-moutardier.fr
アヴィニヨンの中心地、法王庁宮殿の真正面に位置する絶好のロケーションのレストラン。ダークカラーがベースのシックな店内とは裏腹に、四方を壁に囲まれた中庭のようなスペースでの食事も楽しめるレストラン。中庭席は約20席。小グループにおすすめ。


午後
法王庁宮殿見学
14世紀に建てられたヨーロッパ最大のゴシック様式の宮殿。かつては歴代7人のカトリック法王がここに滞在し、アヴィニヨンは栄華を極めた。実際には2人の異なるタイプの法王に建てられ、その違いを見ることができる。創建者のベネディクトは修道士だったので、彼が建てた旧宮殿は地味で厳格な雰囲気がただよう。反対に、後継者のクレメンス6世は貴族出身だったので、彼の手がけた新宮殿は華麗な雰囲気がただよっている。夜のライトアップも素晴らしいので必見。


サン・ベネゼ橋見学
別名アヴィニヨン橋。歌でも有名なこの橋は、完成した12世紀当時は対岸まで続く全長900mにも及ぶ大きな橋だったが、度重なる川の氾濫などで現在では数本の橋桁と、橋を作った聖ベネゼを祀るほこらだけが残っている。


夕食
おすすめレストラン
ホテル・ラ・ミランド Hôtel La Mirande
4 place de l’Amirande 84000 Avignon
Tel : +33(0)4 90 14 20 20  fax : +33(0)4 90 86 26 85
www.la-mirande.fr
5つ星ホテル、ラ・ミランドの中にあるレストラン。旅行のアクセントとして、1日くらいは豪華な雰囲気でディナーを食べたいという時にぜひおすすめ。法王庁宮殿の隣に位置しているのでロケーションも抜群。


アヴィニヨン泊
おすすめホテル
ホテル・オルロージュ Hôtel Horloge ****
Place de l’Horloge 1 rue Félicien David 84000 Avignon
Tel : +33(0)4 90 16 42 00  fax : +33(0)4 90 82 17 32
http://www.hotel-avignon-horloge.com/fr/index.php
市役所広場に面した4つ星ホテル。冬にはこの広場でクリスマスマーケットが開かれるので冬場も観光客でにぎわうアットホームなホテル。



Day2 : アヴィニヨン~リル・シュール・ラ・ソルグ~フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ~ゴルド
午前
車でアヴィニヨンからリル・シュール・ラ・ソルグへ(移動時間:約30分)


リル・シュール・ラ・ソルグ見学。運河に囲まれた「プロヴァンスの小さなヴェニス」の愛称を持つ小さな町。昔は織物業が盛んだった名残で、街のあちこちに水車が見られる。
また、この街のもう一つの魅力はアンティークショップ。200店ほどのアンティークショップがあり、その数はパリについてフランス第2位。町の中心にあるアンティーク通りの「アンティーク・ギャラリー」は、土日月にオープンしており、家具はもちろん、馬車も売られている。また週末は町のあちこちでマルシェがたちならび、観光客から地元の人まで、買い物客でにぎわっている。


昼食
おすすめのレストラン
カフェ・フルール Café Fleur
9 rue Théodore Aubanal 84800  L’Isle sur la Sorgue
Tel : +33 (0)4 90 20 66 94
www.cafefleurs.com
運河に面したおしゃれな小さなカフェ。テラス席もあるので暖かい日にはゆっくりと食事をして美しい景観を楽しみたい。団体であれば2階を利用するのがおすすめ。席数は20席くらい。


午後
車でリル・シュール・ラ・ソルグからフォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズへ(移動時間:約20分)


フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ見学。プロヴァンスの山間に湧き出たヴォークリューズの泉。現在も調査が行われているが、この泉に湧き出る水の出どころは不明のままという神秘的な泉。泉を見るためには途中の駐車場に車を停めてそこからは徒歩で5分ほど登る必要がある。切り立った崖がいくつも連なる独特の奇観も見ごたえがある。冬場は泉も川も水量が多いが、夏場は川の水が無くなるのでそこを歩いて泉に行くこともできるそうだ。


車でリル・シュール・ラ・ソルグからゴルドへ(移動時間:約1時間)


ゴルド見学。フランスの最も美しい村にも認定されているプロヴァンスの村。小高い丘の上に身を寄せ合うように立ち並ぶ中世の街並みは訪れる人を魅了する。町中を散策する前に、ぜひともここに行く途中の展望台で立ち止まってほしい。この展望台から眺めが最もゴルドの美しい街並みを堪能することができる。


夕食
ホテル・マ・ドゥ・ラ・セナンコル Mas de la Sénancole 内のレストラン
ホテルの敷地内に建つレストラン。落ち着いた雰囲気で食事を楽しむことができる。


ゴルド泊
おすすめホテル
マ・ドゥ・ラ・セナンコル Mas de la Sénancole ***
Les Imberts 84220 Gordes
Tel : +33 (0)4 90 76 76 55  Fax : +33(0)4 90 76 70 44
www.mas-de-la-senancole.com
町中ではなく、田園風景の一画に建つ一軒宿。広い敷地を持ち、朝には中庭をのんびり散歩してみるのもおすすめ。


Day3 : ゴルド~カシ~マルセイユ
午前
車でゴルドからカシへ(移動時間:約2時間)
カシ見学。こじんまりとしてプロヴァンスに住む人たちの憩いの場所となっているカシ。新鮮な魚介類と白ワインがこの街の名物。


昼食
おすすめレストラン
ヴィエイユ・オーベルジュ Vieille Auberge
14 Quai Jean-Jacques Barthélémy 13260 Cassis
Tel : +33 (0)4 42 01 73 54
www.cityvox.fr/restaurants_cassis-13/vieille-auberge_91443/Profil-Lieu
カシの港にはたくさんのレストランが軒を連ねているが、その中でも地元の人たちに人気があるレストラン。個人から団体まで様々な要望に応えられる。


午後
カランク巡りクルーズ
カシから近い3つのカランク(入江)をクルーズで訪れる。(所要時間:約45分)星の王子様で有名なサンテグジュペリが乗った飛行機が墜落し彼が身に着けていたアクセサリーなどが見つかったのはこの中の一つ、ポール・ミウの沖合。この時亡くなった彼を称えるため、ポール・ミウのハイキングコースは「星の王子様の小道」と名付けられている。


その後車でマルセイユへ移動(所要時間:約40分)
マルセイユ見学。昔ながらの雰囲気が残るマルセイユの旧市街、パニエ地区を徒歩で訪れます。


夕食
おすすめレストラン
レ・ザルスノー Les Arcenaulx
旧港の近くにあるレストラン。以前は書店だっただけに、壁一面に本が敷き詰められ、おしゃれな雰囲気を味わいながら食事を楽しむことができる。席数も多く団体客にもおすすめ。


マルセイユ泊
おすすめホテル
グランドホテル・ボーヴォー Grand hôtel Beauvau****
4 rue Beauvau 13001 Marseille
Tel : +33 (0)4 91 54 91 00 fax : +33(0)4 91 54 15 76
www.accorhotels.com/fr/hotel-1293-grand-hotel-beauvau-marseille-vieux-port-mgallery-collection/index.shtml
旧港の脇に立つ伝統的なたたずまいのホテル。すぐ近くに観光局やメトロの駅があるので個人客にも最適。


Day4 : マルセイユ
午前
マルセイユ見学。丘の上に立つノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂。町の至る所から見る頃ができるマルセイユのシンボル。ローマ・ビザンチン様式の壮麗な寺院の内部は、モザイクや壁画、多数の奉納画が壁を覆っており、テラスからは地中海に浮かぶイフ島、旧港やマルセイユの街並みなど素晴らしい眺望が望める。
ロンシャン宮。見事な左右対称形をしている宮殿。かつてはマルセイユまで水を引いてきた運河の最終地点であり、貯水所の役割を果たしていた。現在内部には2つの美術館がある。2013年、マルセイユ世界文化首都の年に工事は最終段階に入っている。


昼食
おすすめのレストラン
コンコルド・ヴィラ・マサリアConcorde Villa Massalia内のレストラン
マルセイユの中心部から離れた海沿いに面したリゾートホテル。隣には広大な敷地の競馬場などがあり、マルセイユにいながら都会の喧騒を離れリゾート気分を味わえるホテル。
ホテル内のレストランではぜひこの街の名物でもある魚介スープを注文したい。


午後
シテ・ラディユーズCité Radieuse見学。
1952年に建てられたフランスを代表する建築家、ル・コルビュジエの建造物。一つの建物の中にマンション、ホテル、幼稚園、郵便局などを兼ね備えた複合施設。完成当時は非難を浴びたが、現在では日本からの観光客も多く訪れる名所となっている。中には2つ星のホテルもあり、お手軽な値段で宿泊ができる。


夕食
おすすめレストラン
ユヌ・ターブル・オー・シュッド Une table au Sud
2 Quai du Port 13002 Marseille
Tel : +33(0)4 91 90 63 53
www.unetableausud.com/accueil
ミシュランの1つ星を獲得しているレストラン。とは言っても堅苦しい雰囲気ではなく、気軽におしゃれなフレンチを楽しむことができる。また、旧港沿いにあるので美しい港の夜景も楽しめるのがうれしい。


マルセイユ泊



Day5 : マルセイユ~イエール
午前
車でマルセイユからイエールへ(所要時間:約1時間30分)


イエール見学。地中海の隠れ家的リゾート地。夏場はフランス人でにぎわうこの街も、段々と日本に名前が知られつつある。小さい町でありながら、中世の街並みが残る旧市街や、フランスが認定した「Jardins remarquables/注目すべき庭園」に認定されている庭園が市内に3つもあるなど、観光素材に恵まれた街でもある。


町から少し離れると広大な敷地の塩田にはフラミンゴが生息し、そこを通り抜けてイエール諸島までのフェリー乗り場へと向かう。


昼食
おすすめレストラン
ル・ジャルダン Le Jardin
19 Avenue Joseph Clotis 83400 Hyères
Tel : +33(0)4 94 35 24 12
街の中心部に位置するレストラン。旧市街へもすぐ行けるので観光の合間のランチにぴったりのレストラン。


車でイエールからラ・トゥール・フォンデュへ(所要時間:約30分)
フェリーでラ・トゥール・フォンデュからポルクロル島へ(所要時間:20分)


ポルクロル島見学。フェリーを降りるとすぐにヤシの木や大きなサボテンが目に飛び込んでくる。港からプラージュ・ダルジョン(銀色のビーチ)で、歩くと20分ほどかかるがレンタサイクルだと5分ほどで行ける。もう一つのおすすめは小高い丘の上に建つサント・アガット城塞からのパノラマ。島の形が一望できるこの場所から見る地中海は忘れられない景色になるだろう。


イエールへ移動。


夕食
ラ・コロンブ La Colombe
663 route de Toulon La Bayorre Hyères
Tel : +33 (0)4 94 35 35 16
www.restaurantlacolombe.com
町の中心から離れた静かな場所にある隠れ家的レストラン。席数は約60程で、いつも地元の人でにぎわう郷土料理のお店。


イエール泊
おすすめホテル
ホテル・ドゥ・カジノ・デ・パルミエ Hôtel du Casino des Palmiers***
1 Avenue Ambroise Thomas 83400 Hyères
Tel : +33(0)4 94 12 80 80
www.hotel-casino-palmiers-hyeres.cote.azur.fr
町の中心に位置するカジノを併設したホテル。部屋のテラスからは地中海を眺めることができる。広々とした敷地内にはヤシの木が多く植えられ、リゾート気分を満喫できる。



Day6 : イエール~ニース空港~帰国
午前
ヴィラ・ノアイユ見学。芸術を愛し、アーティストの支援も積極的に行っていたノアイユ夫妻が建てた別荘。プライベートホテルのような佇まいでユニークなオブジェやレイアウトから当時のリッチな生活がうかがえる。 現在では毎年春に開かれる国際モードフェスティバルの会場として利用されている。


昼食
おすすめレストラン
ヴィス・ヴェルサ Vice Versa
Quai Saint Pierre 83400  Hyères
Tel : + 33 (0)4 94 65 23 90
www.resto-viceversa.com
静かな別荘が建ち並ぶイエールの港に面したオシャレなレストラン。テラス席だけでも40席ほどあり、店内にも同じくらいの人数を収容できる。港からはポル・クロ島やル・ヴァン島へ向かうフェリーも出ているので、島への観光の後に食事をとるのにも最適。
夜にはテラス席がレストラン、店内がワインバーというぐあいに分けられる。


午後
車でイエールからニース空港へ(所要時間:約2時間)
※イエールからだとマルセイユ空港へは通常であれば1時間30分あれば行けるが、トゥーロンを通る際に渋滞が発生する可能性が高いので時間を予測することが難しい。この場合、ニース空港へも2時間程で行くことができて、こちらは渋滞の心配は無いのでニース空港を想定したほうがスケジュールが立てやすい。


空路で帰国