サム・ストゥルゼ 展覧会のランガージュ

By Julie Rovero-Carrez | Published on 2017年 10月 25日
  • Portrait Sam Stourdze

    © Christian Lutz - Agence Vu

    Portrait Sam Stourdze

    © Christian Lutz - Agence Vu

  • Les Rencontres Photographiques d'Arles

    © Anne Fourès - Rencontres d'Arles

    Les Rencontres Photographiques d'Arles

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  • Les Rencontres Photographiques d'Arles

    © Lucie Desgigot - Rencontres d'Arles

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    © Lucie Desgigot - Rencontres d'Arles

サム・ストゥルゼ 展覧会のランガージュ Place de la République 13200 Arles fr

「写真は、我々を取り巻く世界について、多くを語ります。」こう語るサム・ストゥルゼは、この20年間、多くの展覧会を企画し、写真と観客のための展示方法とシナリオを生み出してきました。3年前からは、間もなく50周年を迎えるアルル国際写真フェスティバルのディレクターも務めています。

 

私の歴史

「20歳の時にスイス人写真家ロバート・フランク1958年出版の写真集『アメリカ人』に出会い、私は写真に魅せられました。すぐにキュレーターになりたい、そのための行動を起こしたいと思いました。そこで私は活動を始め、様々な施設に企画を提案しました。こうして、12年間、組織に属さないキュレーターとして仕事をしました。私が携わった主な展覧会には、コローからマン・レイに至るまでのクリシェ・ヴェール(ガラス版画)の展覧会があります。これは、写真と版画の中間に位置する興味深い手法で、特にシュールレアリスムの芸術家たちが再発見して活用したものです。その後、在ローマ・フランス・アカデミーに滞在し、おそらく私にとって人生で最も素晴らしい日々を過ごしました。ローマでは、主にチャップリンフェリーニ(2011年ジュ・ド・ポームでのフェリーニ展「グラン・パラード」)を通して写真と映画の関係について学びました。展覧会を企画するというのは、視覚言語、空間言語を駆使するということです。2010年にローザンヌのエリゼ写真美術館の責任者のポストを任されたことは、私にとって、方向性、すなわちグローバルなビジョンを提示し、他の人々に自己表現の場を与える機会となりました。エコシステムを発展させると同時に、観客の興味を惹きつけるすべを身に着けなければなりません。アルル国際写真フェスティバルの仕事を提案されるまでは、ローザンヌを離れてほかの町に行きたいとは思いませんでした。」


アルル国際写真フェスティバル:町全体が写真展

「アルル国際写真フェスティバルについては良く知っていました。20年前から訪れて、プロとしてプロジェクトを実施していましたから。

アルル国際写真フェスティバルは、1970年に、写真家のルシアン・クレルグと作家のミッシェル・トゥルニエと歴史家のジャン・モーリス・ルケットの協力によって始まりました。世界中から集まったベテランや新人の芸術家たちの作品が町全体に展示されるため、観客は、そうした作品を鑑賞すると同時に、今まで知られていなかった場所も発見できます。

「今までは建物内での仕事でしたが、フェスティバルのおかげで、町全体を活用できるのです。総面積25,000㎡、20か所での展示は、まさに快挙です。」

50年にわたり、一流のアート・ディレクターやキュレーターたちが次々とフェスティバルに携わり、写真界の巨匠たちの作品が展示されてきました(セバスチャン・サルガド、レイモン・ドパルドン、ピエール・エ・ジル、ロベール・ドワノー、シンディー・シャーマン、ピーター・リンドバーグ、JR、リチャード・アヴェドン、ナン・ゴールディン、ロニ・ホーン、マーチン・パール、ロバート・メイプルソープ、杉本博司、ステファン・クチュリエ、シャルル・フレジェ、森山大道など)。

「2014年にディレクターになって最初に、エネルギー、ダイナミズム、無礼講の雰囲気など、今までの成果の素晴らしさに尊敬の念を感じました。新たな価値を見出すのではなく、進行中の冒険をさらに作り上げる、ささやかでもそれをさらに前進させようと思っています。」

 

 


彼のDNA : 発信と継承

アルル国際写真フェスティバルを三つの言葉で表現すると?

「チーム、観客、芸術家。あらゆる意味で、このうちの一つだけではうまくいきません。私の使命は、アートシーンを説明し、芸術家と観客の仲介者となることです。

芸術家と観客の出会いをよりたやすいものとするために、ディレクターとチームは、多くの観客が訪れるメイン展覧会とサブ展覧会の様々なレベルでの解説プロジェクトを企画しました。

同時に、フェスティバルのさらなるアピールのために、エクサン・プロヴァンス音楽祭やアヴィニョン演劇祭など周辺地域の夏の大規模イベントとの大々的なネットワークも構築されました。地域も集団的活力を生み出すために既存の関係をさらに強化したいと思いました。」

 

私の地方 - アルル

地方を三つの言葉で表現すると? 「太陽、色、出会い。」

この時期の市内の雰囲気は?「熱狂、お祭り、そして写真!」

香りは? 「春の花盛りのジャスミンの香り」

音は? 「毎朝、15世紀の塔の上で鳴いて私を起こすカモメ。ニワトリよりずっと良いです。」

味覚は?「一杯の赤ワインと一緒に味わうタプナード」

風景は? 「ヴァン・ゴッホ財団のテラスから見るアルルの家々の屋根。アルルの屋根は素晴らしいですよ。あまりに美しいので、中国人たちが真似して自分たちの町に同じような屋根を作ったくらいです。」

 

おススメのアドレス


ビストロは?  « ル・ガルベ Le galoubet, »
18 Rue du Dr Fanton, 13200 Arles
+33 4 90 93 18 11

文化施設は ?  «アルルの写真フェスティバルでは、40以上の展覧会があります!でもアルルのアンティーク美術館も見逃せません »

ショッピングは ?  « シェ・アルレット Chez Arlette »
3, rue de la Liberté, 13200 Arles
+33 6 74 44 39 77

Un lieu pour se ressourcer, rêver, errer ? « La ville entière est une invitation à la flânerie. Mais celui qui découvre le cloître Saint-Trophime au détour de sa visite, restera marqué à jamais... »

 

見どころ

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