ドラクロワ美術館━邸宅美術館(パリ)

Published on 2016年 7月 04日
ドラクロワ美術館━邸宅美術館(パリ) 6 Rue de Furstenberg 75006 paris fr


シリーズ:建築で巡る美術館-美術館へと転身を遂げた建築物のご紹介-


サン・ジェルマン・デ・プレ教会の裏手の奥まったところにある古いアパルトマン。入り口には「1863年8月13日、死ぬまでドラクロワがここに住まう」というプレートがある。

ドラクロワは政治家の息子として生まれ、ロマン派を代表する画家となった。このアパートには6年ほど住んだことになる。死後、他の人々が入居し、アトリエを壊すことになった時、ドラクロワを深く信奉するモーリス・ドニやポール・シニャック、研究者、愛好家がヴジェーヌ・ドラクロワ友の会を結成し、賃貸権を得て1932年にドラクロワ美術館を発足、さらに1952年にはアパルトマンを買い取り、美術館にすることを条件に国ら寄贈し、国立ドラクロワ美術館となった。

中庭のあるきれいなアパート。アトリエのほかにも居間や寝室を見ることができ、ドラクロワの生活が垣間見られる。「小さな庭の眺めと、静かなアトリエは、いつも私に喜びをもたらしてくれる」と日記に記しているように、パリのど真ん中でありなから静かな環境を作り出している、街のあり方やアパルトマンのあり方を考えてしまうことでしょう。


アドレス;6 Rue de Furstenberg, Paris 75006

 

ホームページ;http://www.musee-delacroix.fr/fr/