ツール・ド・フランスの始まり

  • Tour de France à Paris, 20 juillet 1975

    Tour de France à Paris, 20 juillet 1975

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ツール・ド・フランスの始まり

1903年、スポーツ日刊紙「ロト」の編集長であったアンリ・デグランジュ(Henri Desgrange)が、ライバル紙「ル・ヴェロ」に対抗するためのアイディアとして企画した自転車レース。これがツール・ド・フランスの始まりです。自身有名な自転車選手でありスポーツ・ジャーナリストであったアンリ・デグランジュはツール・ド・フランス生みの親として知られ、1936年までレース・ディレクターを務めました。

最大標高の山岳として知られるガリビエ峠(Galibier)をトップで通過した選手には、毎年、アンリ・デグランジュ記念賞(Prix Henri-Desgrange)が与えられます。


初代優勝者はモリス・ガラン。総合2位の選手に2時間49分の差をつけた彼の記録は、現在でも破られていません。


大変フランスらしい競技であるツール・ド・フランスですが、ファウスト・コッピ(Fausto Coppi、伊)、エディ・メルクス(Eddy Merckx、独)、ミゲル・インドゥライン(Miguel Indurain、西)など、優勝選手の国際化で、瞬く間に世界に知られるところとなりました。ツール・ド・フランスはルールも分かり易く、誰もが楽しんで観戦できると同時に、フランス全土を舞台に走り抜ける中継を見ながら、フランス各地を旅するように知ることができる競技です。

 

ツール・ド・フランスは設立以来、様々な発展を遂げてきましたが、フランスの山道や村々の中を走り抜ける独特の牧歌的な雰囲気は今も変わらず受け継がれています。アマチュアサイクリスト達も、観光しながら楽しむことができるコースがあります。ツール・ド・フランスを連日追うことは、まさにフランス再発見の旅と言ってよいでしょう。