オックの郷里を旅する: ニーム - モンペリエ - トゥールーズ

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オックの郷里を旅する: ニーム - モンペリエ - トゥールーズ ニーム fr

コントラストに富んだ自然が残るペイ・ドック(Pays d’Oc、オック語を話す人々の故郷)は、様々な文化と歴史が入り混じった独特の魅力で、訪れる人を驚かせて止みません。地中海とプロヴァンスの間に位置するニームは古代ローマの栄華を今に伝え、モンペリエの町では中世期の古い町並みと、国際的に有名な現代建築の巨匠による再開発地区がうまく融合した町並みをお楽しみ頂けます。バラの町の異名もとるトゥールーズでは、近郊にある多くの世界遺産への旅と、活気ある市内観光の両方を楽しんで頂けます。さぁ、フランス南西部に出かけましょう!

 

ニーム 

フランス最古のローマ都市ニームには、円形闘技場、古代神殿メゾン・カレ、マーニュの塔など、ローマ期に造られた荘厳で見事な建築が遺構として数多く残され、訪れる人々に2000年前の歴史を物語っています。また、現代建築の巨匠ノーマン・フォスターが手がけた現代美術センター&メディア資料館カレ・ダールも見逃せません。

見逃せない場所 

  • 円形闘技場:紀元1世紀末、ローマのコロッセウムとほぼ同時期に建立された円形闘技場。現存するローマ闘技場の中でも、最も保存状態の良い闘技場とされ、毎年夏には多くのコンサートが実施されます。 

近郊の見どころ 

  • ポン・デュ・ガール:約2000年前にユゼスの水源からニームへ水を運ぶため、約50㎞の導水路として建設されたローマ期最大の水道橋。地上48メートルの高さを誇るその姿は圧巻です。

 

モンペリエ

有名なのは中心部のコメディー広場。ギリシャ神話に登場する三美神の各女神(Euphrosyne, Thalie, Aglae)を装飾した三美神(Les Trois Grâces)の噴水が堂々と佇み、行き交う人々を見つめています。モンペリエは創造の町としても知られ、街中で現代アートを目にすることができます。サン・ロック地区へ行けばデザイナーの工房やブティックがあり、2012年からは、デザイナーのクリスチャン・ラクロワが手掛けたカラフルなトラムウェイ3番線、4番線が運行しています。その一方で、1000年以上の古い歴史を誇るモンペリエにはヨーロッパ最古の医学部のあるモンペリエ大学が残り、現在でも機能している他、70を超す古い邸宅が残っています。

見逃せない場所 

  • ファーブル美術館絵画、彫刻、グラフィック・アート、装飾芸術など、幅広い時代の秀逸なコレクション約800点を一般に公開。その所蔵品の質の高さから、フランス屈指の美術館のひとつに数えられており、国際的に有名なアーティストを取り上げた企画展を定期的に開催しています。

近郊の見どころ 

  • カルカッソンヌの城塞とシテキリスト教異端カタリ派の都、カルカッソンヌのシテには全長3kmの二重になった城壁と、周囲のブドウ畑を見下ろすように佇む52の塔があり、その内部にコンタル城、旧市街が広がっています。
  • ミヨー高架橋: ミディ・ピレネー地方の主要な観光メッカ。主塔の高さは343メートルにも達する、タルン川渓谷に架かる世界一高い道路専用の斜張橋です。世界中から観光客が訪れ、その優雅な姿を見つめています。

 

トゥールーズ 

様々な歴史建造物が残り、コントラストに富んだトゥールーズの町は、いくつもの美しいサプライズで訪れる人に感動を与えます。18世紀に建造された壮麗な市庁舎キャピトル、アセザ館をはじめとするパステル商の豪邸、サン・セルナン・バジリカ聖堂やジャコバン修道院などレンガ作りの宗教建築、‘骸骨の壁’コレクションで話題のトゥールーズ・ミュージアム、ガロンヌ河やミディ運河のクルージングなど、さまざまな場所で異なる驚きの体験をすることができます。

見逃せない場所 

  • エアバス社組み立て工場とシテ・ド・レスパス: 航空宇宙産業の拠点として知られるトゥールーズにはエアバス社の本社があり、一般の人も入場可能です。世界最大の総2階建て大型旅客機A380やキャラベル機、コンコルド機を実際に見学することができます。宇宙開発を主題にしたテーマパーク、シテ・ド・レスパスでは3Dを駆使した臨場感溢れるスリル満点の映像をご覧頂けます。

近郊の見どころ 

  • ピック・デュ・ミディ: ピレネー山脈にあるピック・デュ・ミディの頂上にはロープウェイで登ることができます。頂上には130年の歴史を誇る天文台があり、ピレネーの山脈の頂き、南西部の平野など300㎞向こうまでを見渡すことができます。 ピレネーの中で最も美しく、忘れがたきパノラマを楽しむと言ったらここしかありません。

 

 

ローマ人が生きた時代に思いを馳せて
時は1世紀末、 ニームはローマ帝国の植民地であった時代。町の中心部には住民の娯楽のため、2万人を収容できる劇場が建設され、闘牛や闘技が行われていました。2000年以上の月日が経った今日でも、ニームの円形闘技場はその保存状態の良さで知られ、夏季にはコンサートやスペクタクルの会場となっています。ニームだけでなく、フランス南部には多くのローマ人の名残があり、旅を進めるにつれて数々のローマ遺跡に出会うことでしょう。モンペリエにはローマ街道があり、近郊にはローマ水道橋ポン・デュ・ガールがあります。トゥールーズへ行けば古代を専門に扱う聖レイモン博物館もあり、“バラ色の街”といわれる所以のレンガ色の建物(かつてローマ人がこの地域で豊富に採取できる粘土をもとに民家を建設したことから)を見ることができます。散策しながらローマ人が生きた時代に思いを馳せてみてはいかがですか。

南部の味わい、心のこもった味
家庭的で心のこもった温かい味。フランス南部の料理に舌鼓を打ちましょう。ニーム、モンペリエ、トゥールーズにいらっしゃったら是非、郷土料理レストランを訪れ、オリーヴオイルをふんだんに取り入れた色鮮やかな料理をお召し上がり下さい。海と山に挟まれたフランス南西部は豊富な特産品を誇ります。ニームの名物は塩タラすり身の「ブランダード」、オリーブを使ったタプナード、パイ包みトゥルト。トゥールーズでは名物カスレとソーセージ、白インゲン豆のスープガルビュール、鴨マグレ、フォワ・グラなどがお勧めです。どなたにもきっとご満足いただける多種多様な食文化がみられるのもフランス南西部ならでは。スウィーツをお探しの方は、トゥールーズの名物菓子スミレの砂糖漬けやモンペリエのギモーヴ、グリゼット飴がお勧めです。

 

イベント日程 

4: ニームの円形闘技場で開催される歴史再現スペクタクル「古代ローマの宗教祝祭」
6: トゥールーズの音楽祭「リオ・ロコ」、電子音楽祭「シエスト・エレクトロニーク」
6/7: モンペリエ・ダンス・フェスティバル
6/8: カルカッソンヌ・フェスティバル
7: ラジオ・フランス&モンペリエ音楽祭
7/8: マルシアック・ジャズ・フェスティバル
シルヴァネス国際宗教音楽祭
プラード・カザルス音楽祭

 

主要な観光場所 

1 ニームの円形闘技場
2 ポン・デュ・ガール
3 モンペリエのファーブル美術館
4 カルカッソンヌのシテ(城塞都市)
5 カルカッソンヌ城外の下町バスティード・サン・ルイ
6 ミョー橋
7 トゥールーズの宇宙テーマパーク、シテ・ド・レスパス
8 ピック・デュ・ミディ天文台
9 ニームのメゾン・カレ、マーニュ塔
10 モンペリエのコメディー広場
11 モリエール博物館(セノヴィジョン・モリエール)
12 サルスの城塞
13 トゥールーズのキャピトル広場、市庁舎
14 ミディ運河
15 アルビの司教都市
16モンモランの考古学遺跡
17ピレネー山脈のモン・ペルデュ(世界遺産)
18中世の城砦村ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villefranche-de-Conflent)
19 モン・ルイ要塞
20 コロンビエ城
21 カステルノー・ブルトゥヌ城
22 モンタル城 

見どころ

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