シードルとカルヴァドス(ノルマンディのお酒)

シードルとカルヴァドス(ノルマンディのお酒) ノルマンディ fr

Cidre et calvados

 フランス北部にあるノルマンディー地方の気候は、ブドウの栽培には適さないため、ワインは造られていません。その代わりに、特産のリンゴを使ったお酒が造られています。その代表と言えるのが発泡酒の「シードル」です。日本と違い、小粒で酸味の強いリンゴを使い、さっぱりとした飲み口に仕上げたシードルは、クリームを多用する郷土料理との相性もぴったりです。

 また、このシードルをさらに蒸留して造ったものが「カルヴァドス」。アルコール度数40度、ブランデーならではの芳香をもつ酒で、おもに食後酒として飲まれます。1リットルのカルヴァドスを造るのに、約80kgのリンゴが必要とされ、最低2年、樽で熟成されます。年を経るにつれ、よりまろやかで香りの強いものとなり、「オル・ダージュ Hors d’Age」と称される高級品となります。

 なお、発泡酒のシードルとカルヴァドスを合わせたものは、「ポモー」と呼ばれます。甘口で口当たりがよく、デザートとともに、あるいは食前酒としても楽しめます。

 

見どころ