ルルド

  • © Atout France/Danièle Taulin−Hommel

ルルド lourdes fr

ルルド。奇跡を求めて年間500万人が訪れる。

聖母マリアが現れ、いくつもの奇蹟が起きたことで世界的に有名なキリスト教の聖地。19世紀半ばからこれまでに66の奇蹟が起こったと言われます。人口約1万5,000人のこの町に、世界130カ国から年間500万人もの人々が奇蹟を求めて訪れます。

1858年:驚くべき物語

ルルドは、ガーヴ・ド・ポー川が流れるのどかな小さな村で、たくさんの水車小屋があります。そうした水車小屋の一つ、ボリー水車小屋には、10年前から、フランソワとルイーズのスビルー夫妻が4人の子供たちと一緒に住んでいます。長女の名前はマリー・ベルナルドで、ベルナデットと呼ばれています。1844年1月7日に生まれました。1854年、家族は貧乏のどん底に落ち込みます。父フランソワが仕事中の事故で片目を失い、泥棒の疑いをかけられ、監獄に入れられ、水車小屋は破産してしまうのです。その後コレラが流行し、ルルドでは38人が死亡しました。ベルナデットもコレラと結核に罹り、一生を病気がちで過ごします。水車小屋を離れることを余儀なくされた一家は、1857年に“独房”と呼ばれる16㎡の広さしかない古い監獄に移り住みます。14歳になっても、読み書きもできず、初聖体拝領もまだ受けていなかったベルナデットは、こうしたすべての出来事に打ちのめされていましたが、信じられないような体験をすることになります。

ベルナデットと聖母出現:

1858年2月11日、ベルナデットと妹のトワネットと友人のジャンヌ・アバディは、ガーヴ・ド・ポー川のほとりにあるマサビエルと呼ばれる洞窟に薪を拾いに行きます。トワネットとジャンヌが薪を拾っている間、ベルナデットは、風が吹いたような音を聞きます。思わず顔を上げた彼女は、マサビエル洞窟の岩のくぼみの中に、白い衣装を着た婦人を見ます。これが最初の出現です。その後、17回の出現がありました。
ルルドの町には、象徴的な意味をもつものがいくつかあります。・浄化のシンボルである水(毎年10,000㎥が消費され、発送されています)。・(マサビエル洞窟の)岩:私たちが身を寄せることができる信仰の岩。・信仰と希望の象徴である光:大ロウソクと松明の行進(4月から10月までの間毎晩夜9時から行われます)を通じて、聖域で見ることができます。
 
このようなシンボルに触れ、奇跡を求める人々が、ひきもきらずルルドに足を運びます。また訪れる人の目的は礼拝だけでなく、同じ苦しみを持った人同士のコミュニケーション、さらに、ピレネー山脈の自然とふれあうための拠点ともなっています。

▲アクセス  鉄道/パリ・モンパルナス駅からTGV直通で約5時間40分。トゥールーズ・マタビオから約2時間。駅まで約5時間、在来線に乗り換え1時間

▲ルルド観光局 http://www.lourdes-infotourisme.com

 

見どころ