ピレネー山脈、ガバルニー圏谷でのハイキングのすすめ 

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ピレネー山脈、ガバルニー圏谷でのハイキングのすすめ  pyrenees fr

ピレネー山脈には、3000m級の山々、氷河の浸食によってできた石灰岩のカール(圏谷)、滝、草原、生まれたての川・・・。1997年には、「ピレネー山脈-ペルデュ山」(Pyrenees- Mont Perdu) の名で複合遺産として世界遺産に登録され、約3万haの登録区域内には、ガヴァルニー圏谷をはじめ、エスタルベ圏谷、トルムーズ圏谷など、素晴らしい景観が広がります。ここには、ヨーロッパならではの雄大な景色を体験できる大変魅力的なハイキングコースがたくさんあります。今回は、中でも圧倒されるほどに雄大な自然を感じることのできるガヴァルニー・カール(圏谷)のハイキングコースの一例をご紹介します。


ガヴァルニー・カール(Cirque de Gavarnie)のハイキング

ガヴァルニーは、壮麗な氷河のカール(圏谷)で知られています。2万年以上も前に、巨大な氷河がガヴァルニーから下方のルルドにまで伸び、現在の地形を作りあげました。標高3253mのマルボレ(Le Marbore)のほか、カールを囲むように3000m級の山が連なり、山稜からはヨーロッパで最も大きな滝、落差422mのガヴァルニーの滝をはじめ、無数の滝が落ちて迫力のある眺めが楽しめます。
所用時間 往復で3時間45分ハイキングのおすすめの時期 6~9月標高差 400mレベル 中級者コース
参考地図 Carte IGN top25: 1748 OT Gavarnie

 

コ-ス説明 

  • ガヴァルニー村までは車でアクセスが可能。村から圏谷方角へ、ハイキングルートを500mほど進みます。
  • 「la Chaumiere 」という名前のバーの裏にある小川の支流のところで左手にある細道を50mくらい行ったところで右の小道を進みます。
  • 滝のあるアラン(Alans)の小川を渡り、左手の方へ進むとエスプゲットの山小屋(Refuge des Espuguettes)に出ます。そしてパイーラ台地(le plateau de Pailla ,1742 m)へ続く道を登って行きます。エスプゲットの山小屋を左に見ながら進み、パイーラの山小屋の前を通ります。(約1時間15分)
  • 崖っ縁の道を下っていくと、オテルリー・カール(宿が数件並ぶ地区)へたどり着きます。(1560m)そこからグラン・カスケード(大滝)まで往復約40分。ヨーロッパで最大の落差の大滝は、他では見ることができない迫力のあるスペタクルのようです。
  • 山道を道なりに下ります。 4つめの道を左に入り、少し狭い山道を下り、森に着きます。
  • 急流の川にかかる橋を渡り、北へ進みます。プラド・サン・ジャン(Prade Saint Jean)の、まるで野外劇場のような草原を通過します。
  • 再び川を渡ると小高い丘に着きます。ここからカール(圏谷)を望むことができます。
  • 数メートル丘を登って行いくとある水平に続く道を行くと、ガヴァルニー村の教会に辿り着きます。(約3時間45分)


ハイカーへのご注意とお願い

ピレネー山脈一帯は、国立公園に指定されています。約4万5千ヘクタールの保護地区にはマルモットやイヌワシ、絶滅の危機に瀕しているヒグマなどが生息し、1200種類の動物、400種の植物が観測されています。国立公園内では、以下のことが禁止されています。
花を摘みとったり、動物を捕まえたり、鉱物を持ち帰ったりする行為。自転車の乗り入れ。(山はハイキングのみ)ゴミを捨てること。火を使うこと。植物などの生息郡の破壊すること。犬などペット類を連れて入ること。指定された場所以外でキャンプをすること。(ただし、19時から9時までのビバークは可能。)
ご自身に合ったレベルのコースをお選びください。急がずゆっくりとハイキングしてください。天気予報には十分注意してください。コースに合った必要な準備をし、用具をお持ちください。常に地図やコンパスでご自身の位置を確かめながらお進みください。一人ではお出かけにならないでください。身近な方へ、登山ハイキングをする旨予めお知らせください。防寒や日除け対策をしてください。簡単と思われるコースでも、必ずトレッキングシューズを履き防寒着をお持ちの上お出かけください。

見どころ

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