シャンパーニュ・アルデンヌ地方に残るクリスマスの伝統行事

シャンパーニュ・アルデンヌ地方に残るクリスマスの伝統行事 fr

アルデンヌ地方出身の歴史家ジェラール・ダルダールGérald Dardart や料理家リズ・ベセム=ピア Lise Beseme-Piaも言うように、このクリスマス行事は伝統や習わしに基づいたものが多いことで知られています。

 

パン・ベニ  pain beni

東部ではクリスマスの日にパン・ベニ(神に祝福されたパン)を作る習慣があります。このパン・ベニとは直径1メートルほどの大きなパンでまん中にはハトの形をしたデコレーションがされています。

 

薪と聖なる水

1880年ごろよりブルジョワ階級の家庭では、クリスマスの時期になると食堂におかれたクリスマスツリーに自分たちで摘み取ったローズヒップの実を飾っていました。
クリスマス当日の夜には、まずおじいさんがサロンの暖炉近くに腰かけ、薪を積む台の上には、秋から用意していた薪の中でも最も太く最も節くれだった薪が一本置かれました。そこにおばあさん(またはお母さん)が聖なる水をかける習慣があったのです。

こうして焚かれるうつくしい火の灯りのもとで、家族は揃ってリンゴやクルミ、ヘーゼルナッツを食べたとされています。
クリスマスの夜に食べるワッフル今日も、フランス東部のほとんどの町ではクリスマス前夜、ミサに行く前にワッフルを食べる習慣が続けられています。「ラメドンramedon」または「プチ・イエス Petit Jesus」と呼ばれるワッフルの最後の一切れは、その他のどのワッフルよりも美味しいとされ、子どもたちはこぞってこの一切れを狙います。
その後のミサでは皆で聖歌を歌い、イエス役の子どもは真夜中の鐘が鳴ると同時にイエス生誕像の前に置かれます。聖歌隊は「神の御子はお生まれになった・・」と讃美歌を歌い始めるのです。
翌朝、子どもたちは朝食の席で、温められたミルクの横に動物の角や十字架、人間またはイエス・キリストの形に焼かれたパン・オ・レを見つけるのです。

見どころ