スイーツの天国、パリで愉しむ魅惑のチョコレート

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スイーツの天国、パリで愉しむ魅惑のチョコレート パリ fr


楽しみ方いろいろ、魅惑のチョコレート

心ときめくスイーツの天国、パリ。こと、チョコレートに関しては数々の巨匠パティシエの本店が軒を連ねていることでも有名、パリに来れば様々な形でチョコレートの味を愉しむことができます。世界に名の知られた高級サロン・ド・テでカカオの味を存分に味わえる絶品ココア「ショコラ・ショー」を飲んだり、有名な老舗チョコレート店で素敵なガナッシュの詰め合わせを選んだり…。

パリではチョコレートを思う存分「見て」「味わう」ことができます。毎年10月末~11月頭にはチョコレート好きにはたまらないチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」も開かれています。


パリで絶品のココアを飲むならここ!

パリのビストロやカフェにくれば必ずメニューにあるホットココア。カウンターでもテーブルでも、ホッと一息つけるココアは冬の寒い時には人気のメニューです。しかしながら、中には店の看板商品になるような、絶品のココアをメニューにおいているお店もあります。

パリにきたからには、ぜひ訪れてとろっとしたビロードのようなココアを注文したいのが次の2軒です。1軒目は、高級ホテルやブティックが立ち並ぶリヴォリ通りにあり、チュイルリー公園に面した一等地にある高級な老舗サロン・ド・テ、アンジェリーナ。創業当時のベル・エポック調の内装を今に残し、パリの社交界を彷彿とさせる洗練されたエレガントな雰囲気が、パリジャン、パリジェンヌ、そして観光客を常に惹きつけて止まない一軒です。

アンジェリーナ
アンジェリーナの看板メニューのひとつがショコラ・ショーです。アフリカ原産のカカオをふんだんに使った濃厚なホットチョコの上に、ホイップクリームが浮かんだ独特のココアは、ビロードのような舌触りが特徴のとても濃厚な飲み物です。ランチに、またはティータイムにオーダーしてみましょう。 アンジェリーナではココア以外にも有名なモンブランやマカロンがお勧めです。ココアの味にすっかり魅了された方、帰りがけにぜひ自宅でもお店と同じ味が楽しめる袋入りのココアキットをお土産にされてはいかがですか?

ラデュレ
同じような雰囲気でココアを楽しめるのが、パリを代表するもう一軒の高級サロン・ド・テ、ラデュレ。1862年に製粉会社経営者だったルイ=エルネスト・ ラデュレLouis-Ernest Laduree氏がパリ、マドレーヌ寺院近くのロワイヤル通りにブランジュリーを開業し、その後パティスリーとお茶を楽しめるサロン・ド・テの概念を他に先駆けて生み出しました。今日ではカフェとパティスリーを融合させた高級感漂う老舗サロン・ド・テとして知られています。映画「マリー・アントワネット」のスイーツ監修を務めたことでも有名です。

色鮮やかで目にも嬉しい店の看板商品、マカロンを初め、深まる秋、また寒さが厳しいパリの冬に、優雅な雰囲気の中で頂くココアの味もまた格別です。ロワイヤル店のほか、シャンゼリゼやサン・ジェルマン・デ・プレなどパリ市内に何軒かある店舗は、どれも洗練された重厚感あふれるインテリアで、システィナ礼拝堂のフレスコ画を彷彿とさせます。

ラデュレのココアはカカオと牛乳をたっぷり使ったとろっとした舌触りの逸品。シェフ・パティシエのフィリップ・アンドリューが、シーズン毎に発表するチョコレート菓子と一緒に存分に愉しみましょう。特にお勧めなのはオリジナル・スイーツの「レリゼl’Elysee」。チョコレート風味のビスケット、プラリネ、マダガスカル産の非常に薄いチョコレート、半生のチョコレート、サバイヨンムースを組み合わせたまさに至極の逸品です。


モーブッサン

シックで洗練された雰囲気の中でチョコレートを味わいたい方には、シャン・ゼリゼ通りにある宝飾店モーブッサンが店内4階にオープンしたチョコレートバーが良いでしょう。パリ在住でヨーロッパを中心に活動しながら世界的な評価を得ている日本人アートデザイナー、黒田アキ氏がデザインを手がけた内装も見ものです。店内では最高級のブラックチョコレート、グアナラGuanaja、マンジャーリManjari、カライブCaraibeなどが味わえます。チョコ通にはたまりません。


カフェ・ド・ラ・ペ

4つ星ホテル、ル・ムーリスに行けばマダガスカル産または南米産のビターチョコを使ったココア、オペラ座に面したカフェ・ド・ラ・ペではコクがあり繊細な舌触りココアが味わえます。
メゾン・デュ・ショコラ、ジャン=ポール・エヴァン今日パリの高級チョコレート店は、ヨーロッパ、世界の大都市に店舗を展開していますが、中でもラ・メゾン・デュ・ショコラはその洗練された味わいが世界中で評価されている一軒です。マドレーヌ寺院近くにあるサロン・ド・テでは、商品のチョコレートに使われているカカオを使った濃厚なココアを飲むことができます。近くのサントノレ通りに行けば、チョコ好きが絶賛するジャン=ポール・エヴァンもあります。2階のサロン・ド・テでココアを愉しみましょう。


サロン・ド・テ~ラ・シャルロット・ド・リル、ポールまた、パリには、高級サロン・ド・テでなくても美味しいココアを楽しめるカジュアルな雰囲気のサロン・ド・テがあります。ノートル・ダム寺院の裏手、サン・ルイ島にあるラ・シャルロット・ド・リルLa Charlotte de l’Isleや、パリ市民が日常的に利用しているブーランジュリー、ポールPaulが展開しているサロン・ド・テ(1区オペラ通り、6区ビュッシー通りなど)でも美味しいココアをリーズナブルな値段で味わうことができます。


 また意外と穴場なのがベルギー生まれの天然酵母のブーランジュリーとして知られるパン・コティディアンPain quotidien。喫茶カフェでは、焼きたてのパンに、様々な種類のチョコレート(ホワイトチョコレート、プラリネ、ブラックチョコレート、ミルクチョコレート)のスプレッドをたっぷりつけて食べることができます。指についたチョコレートまで思わず舐めてしまいそうですね。

 

チョコレートのプレゼントはどこで見つける?


お菓子の都パリの歴史を感じさせる、根強い人気を誇る老舗のチョコレート店も忘れてはなりません。

ドゥボーヴ・エ・ガレ

たとえば1800年創業のドゥボーヴ・エ・ガレの創始者であるシュルピス・ドゥボーブはルイ16世の元薬剤師で、創業後はルイ16世、ルイ18世やシャルル10世など歴代の国王たちのご用達のお店となりました。
定番商品である「ピストール・ド・マリー・アントワネット(Pistoles de Marie-Antoinette、ピストールは「金貨」の意)」など歴史を感じさせるチョコレートが多くは、創業以来200年が経過した今日も特別な時の贈答用チョコレートとして好んで使われています。サン・ジェルマン教会に近いサン・ペールSaint-Peres通りにある本店は、ナポレオン一世がマルメゾン建設の際に起用した建築家、ペルシェとフォンテーヌの建築によるもので、今日、歴史的建造物に指定されています。


ア・ラ・メール・ド・ファミーユ

1761年、マリー・アントワネットの時代に創業したア・ラ・メール・ド・ファミーユは今でも創業当時の面影を残し、 パリ9区のフォーブール・モンマルトル通りの本店他、市内に全5店舗を構えています。チョコレートを初め、ミント入りの硬いボンボン、ベルランゴberlingotやベティーズ・ド・カンブレbetises de Cambraiといった古き良きパリを彷彿とさせる懐かしいスイーツの数々が今でも売られています。
ゾン・ピュイリカールまずはプロヴァンス地方に本店があるメゾン・ピュイリカール、パリではエッフェル塔近くに支店があります。原材料にこだわり、職人がひとつひとつ心をこめて作っている心が温かくなるようなチョコレートを見つけることができるでしょう。


カステランヌ

ナントの有名チョコレート店、カステランヌはマドレーヌ寺院の裏手ピナコテークの近くに支店を出しており、シャンパン入りガナッシュやドラジェなどが並ぶ他、オーダーメイドのチョコレートの詰め合わせも受け付けています。


ラファイエット・グルメ

豊富な種類の板チョコを見つけたい方は、高級食材がならぶデパートの食品館、ラファイエット・グルメLafayette Gourmetへ。様々な原産地のカカオを使用した珍しい板チョコが見つかり、マキシムMaxim’sなど高級店のチョコレートも並ぶ中、ちょっと注目したいのが「カマ・カオ・フランシス・ミオKama-Cao Francis Miot 」。インド3大性典のひとつとされるカーマ・スートラをイメージした商品は、催淫性の、気分を高揚させる風味につくられており18歳以下は購入できないのだとか?!チョコレートひとつとっても様々な発想があるのですね! 


 

コスメにもチョコレート!

チョコレートは単なるお菓子の一つではなく、今やエステやコスメ製品にも取り入れられて、そのさまざまな効用が注目されています。

セフォラ、ザ・ボディショップ
たとえば、パリの至る所にあるコスメ専門店セフォラでは「フォルマン・ショコラ(Follement chocolat、狂おしいほどのチョコレート)」というボディソープが置いてあり、感触も匂いも本物のチョコレート顔負けの一品です。またザ・ボディショップに行けば、成分にカカオを使用した数々の「チョコレートコスメ」ラインとしてボディパック用クリーム、または全身ケア用のクリーム、リップクリームなどが並んでいます。パリ11区にある小さなブティック、ソンサシォン・ショコラSensation chocolat ではカカオバターを使用したクレンジングミルクや顔用の保湿クリームなどが売っています。

ゼルダ・ガヴィゾン
また、カカオの美容効果を利用したスキン・トリートメント「ショコラセラピー」を開発したゼルダ・ガヴィゾンZelda Gavizon社では、肌に潤いや輝きを与えるカカオバターの効能に注目した数々のスキンケア製品を15区、および17区のブティックで販売しています。その他、パリのいくつかの高級ホテル内にあるスパ施設や、エステオムニサンスOmnisensでもチョコレートエステを体験することができます。

 


チョコレートの祭典:サロン・デュ・ショコラ

毎年世界中からバイヤーや観光客などが集まりますが、今年も各スタンドでの試食は勿論のこと、チョコレートショーや子供向けのアトリエ、チョコレートに関するコンフェランス、レシピの公開、ダンスショー、チョコレートに関する書物の販売・サイン会などさまざまなイベントが催され、盛況な雰囲気の中、幕を閉じました。



 

 

見どころ

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