愛の司祭、聖バレンタイン

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愛の司祭、聖バレンタイン valentine fr

日本でもすっかりおなじみのバレンタインデーですが、その歴史は意外と古く、古代ローマ時代まで遡ることができます。

婚姻禁止令と密かな婚礼

軍人皇帝だったクラウディウス2世は当時、軍隊整備に急いでいました。しかし肝心の若者たちは家族や愛する人と別れて遠い戦地に赴くのが嫌で、なかなか戦争に出たがりません。焦りと憤りを感じた教皇はついに、兵士の婚姻を禁止します。「戦場に行く兵士は結婚・婚約をしてはならない」

禁止令は出たものの、そこは愛し合う若者達。この法令に逆らって、バレンタイン司祭のもとに駆けつけ密かに婚礼を挙げます。これはやがて皇帝の知るところとなり、バレンタイン司祭は投獄、改宗を命じられ、命令に応じなかったバレンタインはついに死刑を宣告されます。

恋するバレンタイン

バレンタインは獄中でも看守達に神の愛を説き続けました。中でも一人の看守ととりわけ親しくなります。この看守には盲目の娘がいました。彼は娘にバレンタインの獄中の世話をさせ、またバレンタインは盲目の娘のために日々祈り続けました。こうしていつしか二人は恋仲になったのです。

処刑日の別れの手紙

バレンタインの処刑日には、ユノの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日が敢えて選ばれました。処刑の前夜、バレンタインは娘のこれまでの親切に感謝する別れの文面を綴り、今や伝説的に有名になったセリフ「from your Valentine(あなたのバレンタインより)」と最後にサインした手紙を彼女に残し、バレンタインカードの由来となりました。

聖人となったバレンタイン

死後、バレンタインは列聖され、ルペルカリア祭の守護聖人となりました。殉職したバレンタインを記念し、496年、ローマ教皇は2月14日を「聖バレンタインデー」と制定、キリスト教の祭日として現在のような恋人たちの日になったのです。

見どころ