ロワール川沿いのブドウ畑

ロワール川沿いのブドウ畑 LOIRE fr

美しさと豪華さを競う数々のシャトーが点々とするロワール川の岸辺は、丘陵斜面がブドウ畑に覆われた場所でもあります。ここでは、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、発泡性ワインから口当たりの良い甘いワインまで、多種多様なワインがつくられており、その多様性は驚くほどのものです。より南のシャラント川沿いのブドウ栽培者のセラーでは、コニャックが静かに年を重ねています。


ロワール川流域のワイン


ゴシック様式の大聖堂からそそり立つ尖塔のてっぺんから見下ろして分かるように、ブールジュBourgesは、フランス中部のブドウ畑を巡るための絶好のスタート地点です。
東側では、ロワール川右岸に位置するプイイPouillyが対岸のサンセールSancerreと向かい合っています。この2つの静かな村はブドウ畑に囲まれており、ソーヴィニョンとピノ・ノワールがここで、その一番豊かな表情を見せています。そこからほんのちょっとの距離のところには、メヌトゥ・サロンMenoetou-Salonのこじんまりしたブドウ畑が400ヘクタールの丘に広がっています。


ブールジュの南、シャトーメイヤンChaeaumeillantは若い、灰色がかったワインで有名です。他方西側では、カンシー・ルイイQuincy et Reuillyが非常に繊細な辛口ワインをつくっています。


中部のブドウ畑を通る観光用ワイン街道をぶらぶらした後は、ブロワ方面へ行きましょう。ブロワのシャトーはイタリアの宮殿からその着想を得たもので、ロワール川のほとりの静かな町を見下ろしています。さあ、ユネスコの世界文化遺産に登録されたロワール川渓谷の真っ只中に、もういるのです。


ロワール川とその支流沿いには、豪勢なシャトーが次々に姿を現します。壮麗なシャンボール城Chambord、女性的な美しさをもつシュノンソー城Chenonceaux、上品なヴァランセー城Valençayなど、これらはまだまだ一部に過ぎません。王家の名残を残しているこの地域は、とても古くからの伝統あるブドウ栽培地域でもあります。トゥーレーヌTouraineワインは、非常に多様性に富んでおり、赤ワインから、ロゼワイン、白ワイン、発泡性ワインまでその種類は驚くほどです。中でもヴーヴレVouvrayとモンルイMontlouisを是非トゥールTours付近で試飲してみてください。昔ながらの街並を残す古くからの王侯貴族の街トゥールはロワールのワイン巡りをするうえで立ち寄るべき街でしょう。


下流のほうに進むと、まさにおとぎ話にでてくるようなお城、ヴィランドリVillandryとアゼー・ル・リドーAzay-le-Rideauの古城に出会うでしょう。
ヴィエンヌ川Vienneとロワール川の合流点には、鮮やかな赤い色のワインをつくる、シノンChinonのブドウ畑が広がっています。向かいの岸辺には、ロワール地方の穏やかな陽の光を浴びて深い赤に染まった、ブルグイユBourgueilとサン・ニコラ・ド・ブルグイユSaint-Nicolas-de-Bourgueilのブドウ畑が一面に広がっています。


ソーミュールSaumur近辺のフォントブローFontevraud修道院は中世芸術の珠玉と言えます。周辺の丘には赤、白、クレマン、ロゼなど、さまざまな色と味わいのワインをつくるブドウ畑が続いています。テイスティングをするには、ソーミュールの街なかのブーベ・ラデュベBoubay-Ladubayのセラーを訪れてみてください。ここでは地下回廊を見学することもできます。この地には美しいシャトーのほかにも、名門、カドル・ノワール国立馬術学校もあります。


ロワール川をさらに下っていくと、アンジュ公の邸宅を囲む厚い城壁を残す街、アンジェに着きます。アンジュ公の城の内部には14世紀の華麗な壁掛けである「ヨハネスの黙示録」のタピスリーが残されています。この壁掛けをじっくりと見た後は、アンジュワインのお店に立ち寄ってみてください。


それから、琥珀色に輝く口当たりの柔らかい美味しいワイン、コトー・デュ・レヨンCoteaux du Layonとキャール・ド・ショームQuarts-de-Chaumeのブドウ畑を横切る観光ルートを行きましょう。


川は、そのままのんびりとナントNantes付近の河口へと流れていきます。ナントではミュスカデMuscadetsが一番です。これは軽い白ワインで、アンジュ地方の穏やかさに海のさわやかさを調和させるかのように、魚介類と非常によく合います。クリソンClissonのセラーにはさまざまな香りのワインがそろっています。ナントは、古くはブルターニュ公国の首都であり、現在は、興味深いボザール博物館を誇る、若くて非常に活気あふれる地方都市となっています。


次に、ポワトゥ地方の低湿地帯へと続く二オールNiortに行ってみましょう。緑の小ヴェニスとも言えるこの辺りは、野生動物と多くの植物が豊かに根付いており、ボートで散策してみるのも良いでしょう。そして、優美なレ島(île de Ré)に向かい合う沿岸に沿って、ラ・ロシェールLa Rochelleなどの個性豊かな街が点々とする、シャラント地方の眺めのよい田園地帯を歩きましょう。


シャラント川の流れに沿っていくと、ブドウ栽培者が酒蔵で、コニャックとシャラント産ピノの製造の秘密をこっそり教えてくれるかも知れません。コニャックCognacでは、世界的に有名なコニャックメーカー、へネシーとレミー・マルタンといったコニャックブランドの世界に浸ることができます。


詳細は


観光情報
アンジュ観光県委員会(Comite departemental du Tourisme d’Anjou )
www.anjou-tourisme.com
サントル・ロワール地方委員会(Comite Regional du Tourisme Centre) www.visaloire.com
ペイ・ド・ラ・ロワール地方観光地方委員会(Comite Regional du Tourisme des Pays de la Loire) www.enpaysdelaloire.com
ポワトゥ・シャラント観光地方委員会(Comite Regional du Tourisme de Poitou-Charentes )www.poitou-charentes-vacances.com
コニャック観光局(Office de tourisme de Cognac)
www.tourism-cognac.com


ワイン関連情報
ナントワイン委員会 (Comite Interprofessionnel des Vins de Nantes)
www.vinsdenantes.fr
ヴァル・ド・ロワールワイン協会 (Interprofession des vins du Val de Loire ) www.vinsvaldeloire.fr
サントル・ロワール地方ワイン協会 (Bureau Interprofessionnel des vins du Centre Loire ) www.vins-centre-loire.com
ヴァレ・ド・クリソンコミューン共同体(Communaute de communes de la Vallee de Clisson)
www.clisson.com/new1.htm
ソーミュール、ブーヴェ・ラデュべ セラー見学Visite de caves à Saumur Maison Bouvay-Ladubay www.bouvet-ladubay.fr


コニャック関連情報
へネシー(Maison Hennessy)
www.hennessy-cognac.com
レミー・マルタン(Maison Remy Martin) www.remy.com


  


 

見どころ