フランスのマルシェ

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フランスのマルシェ

フランスはマルシェの国。どの町に住んでいてもたいてい日常的にマルシェが立ち、新鮮な野菜や果物、地元の特産物などを求める人で賑わいます。マルシェに行くのはフランスの伝統だと言っても過言ではありません。フランスならではの日常光景を見てみたかったら、ぜひマルシェへお出かけください

 

特色あるマルシェ

南仏リュベロン地方のプロヴァンス風マルシェ、フランス南西部の城砦のある村ルヴェル村(www.revel-lauragais.com)で開かれる特産物を中心としたマルシェなど、地元のおいしい食材が入手できるマルシェはたくさんあります。

マルセイユの旧港の波止場では、毎日釣り船から上がったばかりの魚が売られています。マルセイユはパリに次ぐフランス第2の大都会ですが、町の中心部でフランスならではの伝統を感じることができるのです。

地元名産品を扱うマルシェは数多くありますが、中でも面白いのはロワール地方の小さな村トランゾーTranzaultで開催される「西洋カボチャと希少野菜の市」(www.foireauxpotirons.new.fr/)。

ロレーヌ地方のメッスで開催されるのは、特産フルーツ、ミラベル(小さいスモモの一種)のマルシェは8月下旬に開かれます。

またバスク地方のエスプレットEspelette村は、トウガラシの生産で知られています。エスプレットのトウガラシと言えば、ワイン同様AOCで産地を統制されているトウガラシのブランド品。10月の最終日曜に産地エスプレット村でトウガラシ祭り(www.pimentdespelette.com/)が開かれ、村は真っ赤に染まります。

アミアンの湿地野菜園は、蛇行するソンム川や支流にある小島を300ヘクタールにわたって切り開いた中世の菜園や庭園のことで、ここで収穫された作物は土曜の朝に開かれるのパルマンティエ広場place Parmentierの市場をにぎわせています。とくに6月の第3日曜日には、かつてのように野菜を小舟に乗せて売るという伝統的な方法で市がたたつので是非訪れてみたいものです。

 

冬の食材

冬が近づいてくると、クリスマス・イブや大晦日の食卓にのせる風味豊かな食材を探しに出歩く時期になります。ペリゴール地方のラルバンクLalbenqueやドローム県のリシュランシュRicherenchesで開催される高級食材のトリュフ専門マルシェ、ブリヴ・ラ・ガイヤルドBrive-la-Gaillardeのフォアグラ始めとする食肉マルシェなどはいかがでしょうか。

 

 有機野菜のマルシェ

有機農作物のマーケットの急速な成長によって、美味しい食材の集まる市場が新たな活況を呈しています。いまやフランスの地方の多くの町で、自然な方法で栽培された農産物を扱うマルシェが毎週のように開かれるようになりました。

たとえばボルドー のシャルトロン河岸quai des Chartronsでは毎週木曜の午前、ブロワルイ12世広場で毎週土曜の午前、などが挙げられます。
また農村部も負けてはいません。リムーザン地方クロザンCrozant村では自然のままの菜園で育った野菜を買うだけでなくキノコ狩りも楽しむことができます。 (キノコと有機農作物の市、10月中旬)。
パリでは2007年11月9日から18日まで、ヴァンセンの植物公園Parc floralで有機農法関連産業、フェア・トレード、癒しをテーマとした大規模な展示会が開催されます。


花市場

夏に催される花市では、ニースのサレヤ広場で開催される花市、エクス・サン・プロヴァンスの市役所広場place de l'Hotel de Ville、パリの中心にあるシテ島ルイ・レピーヌ広場place Louis Lepineなど、開催されるマルシェが知られています。


骨董市

骨董市がたつので知られているのはサボワ地方のシャンベリーあるいは南仏のリル・シュール・ラ=ソルグですがフランスのあらゆる地域でさまざまな機会に骨董市が開催されています。また職人の知識や技を用いた品を販売する市もあります。9月の第2日曜にはリヨンの旧市街で陶工祭りが行われます。またアミアン南部にあるボーカン・ル・ヴィユーBeaucamps-le-Vieuxは優秀な家具職人を輩出することで知られている町ですが、 9月の第2週末にはピカルディー地方家具祭りが開かれます。


Auteur : Philippe Bardiau