“ファム・エ・ヴァン・ド・ブルゴーニュ(ブルゴーニュワイン女性醸造家の会)”

  • © Alain Doire-Bourgogne Tourisme

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“ファム・エ・ヴァン・ド・ブルゴーニュ(ブルゴーニュワイン女性醸造家の会)” Bourgogne fr

2001年、アンヌ・パラン女史をはじめブルゴーニュの女性醸造家5名がひとつのテーブルに集まりました。ワイン醸造を再開した女性たちが結束すること、または、家族的なドメーヌを作ることを草案とする集いで、この時、いたって単純な発想から“ブルゴーニュワイン女性醸造家の会”が誕生することになりました。このコミュニティ設立の目的は「意見を交換し、それぞれの経験や販売ネットワークについて情報共有し、自分たちに役立てること」というシンプルなものです。


現在この団体には、シャブリからコート・ド・ニュイ、そして、コート・ド・ボーヌを経て、マコンまで、約40名近くの女性醸造家が入会しています。彼女たちは、赤ワインおよび白ワインに関する14の地域名アペラシオン、38の村名アペラシオン、47のプルミエ・クリュ、13のグラン・クリュを含むあらゆるアペラシオンを代表しています。
自分たちのドメーヌを持ち、その将来を手中に握っているこれらの新しい女性醸造家たちは団結して、産地、伝統、実務の経験、受け継いだ遺産を尊重しています。だからと言って、彼女たちはフェミニズムを主張することはなく、決して女性向けのワインを作るという意図もありません。
一年に4回から5回以上の集会を会員の誰かのドメーヌで行うほか、様々なイベントに参加しています。


現在この団体の代表を務める、ヴィルジニー・トプノ-メルム女史が“ブルゴーニュワイン女性醸造家の会”の主な目標について説明してくれました。


1)互いを知り合い、情報を交換する術を身につけること:


私たちにはそれぞれ異なる様々な職歴があります。すでに、ワイン醸造のキャリアを歩み始めていた人もいましたし、多様な職業を経験した後に戻ってきた人もいます。



2)ワイン業界やブドウ栽培全般について、技術的、商業的、一般的な情報の交換を促進すること:


技術的または商業的な情報交換は、とても自由にごく自然な形で行われています。私たちのコミュニティはワインに関する表現の場であり、闘争的であったりフェミニズムの権利を主張するものではありません。私たちは常々家族の中に身をおくことで家族の伝統や天賦の才能を受け継いでいますが、ますます多くの若者や若い女性もブドウ栽培やワイン醸造の技術教育を受けてドメーヌに戻ってくるようになりました。これらの情報交換によって状況を改善し、進歩を遂げることができるのです。他の人たちから学びながら、私たちは自らの弱点と長所を自覚します。私たちは全員、家庭環境の外での対話が必要だと感じており、言わば大企業特有の仕事仲間のような概念を作っているのです。



3)私たちの職業の現在と未来についての考えを展開させること:
 
私たちが活動する分野についての人々の多様で補完的なアイデアや答えを、私たちは導き出そうとしています。つまり会員数の力によってより安い価格で交渉するために連帯して買い入れを行うこともできます。さらに、私たちがそれぞれ代表しているような小さな企業にはいつもなら興味を示さない納入業者やフランス国内または海外のネゴシアン(ワイン商)に対して影響力を持てるようになります。



4)私たちの活動、商品、地域、技能すべてを通してプロモーションを行うこと:


私たちは、常に自分たちのワインの品質維持に留意しなくてはなりません。したがって、より多くの情報を持ち、より良い訓練を受けている新しい世代はこの流れで働くことができるでしょう。潤沢な予算がありコミュニケーション手段に長けている、たとえばアメリカなどの生産国に対して、私たちのワイン、地域、テロワールについてプロモーションを行うために、私たちは結束する必要があります。もはやブルゴーニュ地方にしばしば見られた個人主義の時代ではなくなり、たとえブルゴーニュが唯一無二の地域であったとしてもPRし続けなくてはなりません。また、女性として、若い人たちに対して重要な教育の役割を担っています。私たちは、ソルボンヌ大学やESCP、エコール・サントラルなどの教育機関で講習を実施し、私たちのワインを知ってもらうと同時に、強いお酒の摂取で過度に道を外れないようにワインの限度量を守った上で飲酒することを教えています。


伝統を大切にしながらも前進を続けるブルゴーニュワイン女性醸造家の会に是非ご注目下さい!



 

見どころ

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