緑を感じるパリ12区の散歩道プロムナード・プランテ

  • © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc

  • © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc

  • © Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont

  • © ATOUT FRANCE

緑を感じるパリ12区の散歩道プロムナード・プランテ 75012 Paris fr

1969年までバスティーユとサン・モール(Saint-Maur)間を結んでいた国鉄近郊線の高架橋。パリ12区を横断するこの高架橋の上は現在、プロムナード・プランテ(Promenade Plantée)という緑あふれる遊歩道として生まれ変わり、天気の良い日は青空の下、植物が生い茂る遊歩道でゆっくりと散歩を楽しむことができます。
パリ12区の高台といえば、プロムナード・プランテでしょう!全長4.5km、ドメニル大通り(avenue Daumesnil)からぺリフェリック大通り(boulevard périphériqe)まで延び、ポルト・ド・ヴァンセンヌ(porte de Vincennes)とポルト・ドレ(porte Dorée)の間にあるこの遊歩道は、1986年にパリ市が買い取りました。かつて鉄道が通った線路は、二人の建築家、フィリップ・マチュー(Philippe Mathieux)とジャック・ヴェルジュリー(Jacques Vergely)によって歩行者専用の遊歩道へと生まれ変わったのです。

それでは早速、この緑あふれる遊歩道へご案内いたしましょう。地下鉄、バスティーユ駅を降りると目の前にそびえる近代建築のバスティーユ・オペラ座。正面のバスティーユ大通り(boulevard de la Bastille)沿い、アーセナル港(port de l’Arsenal)と呼ばれる小さな船着場を見守り、まるで灯台の役目を果たしているかのようです。このアーセナル港はパリで唯一のヨットハーバーで、セーヌ河とサン・マルタン運河を結び、ここでは都会の喧騒を忘れてしまうほど、静かでゆったりとした時間が流れます。すぐ横の緑地を散歩してみると係留された小型船、ぺニッシュの“水のカデンツァ”といった詩的なネーミングに目がとまります。

高架橋のプロムナード・プランテは、かつての国鉄の線路を改修してできた全長4.5kmの遊歩道です。
水面から上空との境目はほんのわずか!バスティーユ・オペラ座を背にバスティーユ大通りから左に曲がりジュール・セザール通り(rue Jules- César)へ。この先でドメニル大通りと合流したところが遊歩道のスタートです。高架橋の下は「芸術の高架橋、ヴィアデュック・デ・ザール(Viaduc des Arts)」と呼ばれ、職人たちのアトリエ、ブティックやおしゃれなギャラリーが並び、ヴィヴァルディの小路(allée Vivaldi)まで続きます。高架橋の上から見るパリは独特の景色で、またパリの違った一面を見ることができておもしろいですよ!遊歩道に接して建ち並ぶアパートは、高架橋の南側はブルジョワ階級が集まった高級住宅地でオスマン様式の格式高い建物、高架橋の北側は庶民街で、戦後(1945~1955年)の都市整備が盛んに行われた時期に建てられた近代建築が多く見られます。

遊歩道に生い茂る植物の香りを体いっぱいに感じながら歩く散歩道の心地の良いことと言ったら!そして次々と現われる多彩な建築物のオンパレードは、実に“お見事”の一言です!彫刻が施された手すり、丸屋根、薄い3角形や円弧状の建物の壁、亜鉛製の屋根、レンガ造りの建物に囲まれた小さな中庭や木製の外壁・・・七変化する外観や資材は、まるで建築物の行進を見ているようですよ!建物鑑賞にちょっと疲れたら、今度はバラ、竹、つる植物やセイヨウハシバミといった様々な植物が茂る、のどかな景色を堪能してください。

トラヴェルシエール通り(rue Traversière)を過ぎ、左手少し下のへクトール・マロ公園(jardin Hector Malot)で一休みしましょうか。レンガとカエデの木々に囲まれた高低のある心地よい公園です。あれ、なんですか、あの向こうに見える奇抜な建物は・・・?!最上階の3階部分はまるで大型客船のデッキのようで、女性の形をした大きな柱が装飾されているではありませんか!!実はこれ、ランブイエ通り(rue Rambouillet)との交差点にある12区の警察署なんです!柱の装飾はミケランジェロの彫刻、“奴隷”の模作品、と言われています。

高架橋の端まで来ると、だいぶ遊歩道が広くなってきました。近代建築アパートの間に広がる芝生の上に架かる木製の長い歩道橋を通ってヴィヴァルディの小路へ行く前に、ルイリー公園(jardin de Reuilly)でくつろぎましょう。天気の良い日は展望台や高台からすばらしい眺めが一望でき、カップルには特におすすめです!


洞窟、岩山、滝
ヴィヴァルディの小路では、かつて鉄道の駅として使われていたルイリー駅の建物へ目を向けてみましょう。ここで紹介する遊歩道には、なんとサイクリング・コースも設置済み!さらに進むと、またのどかな風景が広がります。かつての洞窟をトンネルにし、岩山と滝を整備した心地よい空間となっています。耳をすませば、木洩れ日とともにあちらこちらから聞こえてくる鳥のさえずり。もちろん、居心地がいいのは鳥たちにとってだけではありません!ジョギングをする人、そして動物たちにとっても、ここはまさにパラダイスなのです。

遊歩道の散策も終わりが近づいてきました。サエル通り(rue du Sahel)を通って遊歩道の最終地点、ぺリフェリック大通りへ。 少し手前から北へ上がると地下鉄の駅、ポルト・ド・ヴァンセンヌがあり、遊歩道が終わるぺリフェリック大通りの少し手前、スルト大通り(boulevard Soult)左手には、風情のあるリュトゥナンスの小道(sentier de la Lieutenance)と田園の風情あるベル・エールの私道(villa du Bel-air)が続きます。緑に囲まれた新鮮な空気をまだまだ感じていたいあなた、ご心配には及びません!ヴァンセンヌの森はすぐそこです。


詳細
アーセナル港の庭園オープン時間―8:00~23:00
高架橋の遊歩道、プロムナード・プランテは、ドメニル大通り~ヴァンセンヌの森まで、階段とエレベーターでアクセス可能。
オープン時間―8:30

クローズ時間は季節により変動。
- 冬時間(10月最終日曜日)~2月末―8:30~17:45 
- 3月1日~夏時間(3月最終日曜日)―8:30~19:00 
-夏時間~4月30日―8:30~20:30 
- 5月1日~8月31日―8:30~21:30 
- 9月1日~30日―8:30~20:30 
- 10月1日~冬時間―8:30~19:30 
車椅子の方はエレベーターでアクセス可能。 

Related videos

 
 

Sponsored videos

 
 
 
 

見どころ

見どころ