平野啓一郎さんとコルマール

  • © Office du tourisme de Colmar

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平野啓一郎さんとコルマール Colmar fr

作家の平野啓一郎さんは中世のフランスを舞台にした芥川賞受賞作品「日蝕」で作家デビューを果たします。2004年~2005年の1年間、文化庁の交流使節としてパリに滞在、オデオンの界隈に住んでパリ第7大学やアルザス地方の日本文化研究センターで講演をしていた平野さんはルーヴル美術館には20回以上も通った大の美術好き。アルザス地方で一押しの街はウンターリンデン美術館のあるコルマールだそうです。
長篇小説「決壊」でも主人公がかつて訪れた場所として興味深い逸話が語られています。

■中世の雰囲気漂うコルマール

アルザスの中心都市ストラスブールから南に70キロ、スイスのバーゼルとも程近いコルマールは「アルザス・ワイン街道」のほぼ中間に位置し、「アルザス・ワインの首都」とも呼ばれています。
第二次世界大戦中の激戦地のひとつであったアルザス地方の街でありながら、コルマールは奇跡的にも戦禍を免れました。このため街角には木組みの家の街並みや石畳の道など中世からルネサンスにかけての面影が色濃く残っています。
パステル調のしゃれた家並みが運河の水に映え、イタリアのヴェニスを彷彿とさせることから「プチット・ヴニーズ」と呼ばれる地区を散策していると、メルヘンの世界にまぎれこんだような心持ちに。
尖塔やフレスコ画が特徴のプフィステル館、木造の回廊や階段付き小塔で知られる旧税関などが観光名所になっています。

■傑作「イーゼンハイムの祭壇画」

1232年に創設されたライン神秘主義の本拠地、ドミニコ派修道院を改修した美術で中世末期からルネサンス期の絵画や彫刻を中心とした展示が見事です。数あるコレクションのなかでもドイツ人画家グリューネヴァルトの傑作「イーゼンハイムの祭壇画」(1512-1516)は見逃せない傑作。「イーゼンハイムの祭壇画」はもとはイーゼンハイムの修道院にあったもので、衝立や開閉式の翼などに描かれた10枚から構成されています。特にキリストの磔の場面が圧巻です。
注:コルマールのウンターリンデン美術館は現在拡張工事中です。2015年4月まで傑作イーゼンハイム祭壇画は200メートル離れたドミニカン教会(住所Place des Dominicains, 68000 Colmar)で移設展示中です。

ウンターリンデン美術館 (musée Unterlinden)

住所:1 Rue des Unterlinden, 68000 Colmar, France

公式ウェブサイト(英語)はこちら

コルマール観光局の公式ウェブサイト(英語)はこちら

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