「コンクリートの詩人」によって息を吹き返した町ル・アーヴル

  • © Atout France au Japon

  • ル・ア―ヴルとオンㇷルールを結ぶノルマンディー橋

    ル・ア―ヴルとオンㇷルールを結ぶノルマンディー橋

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  • アンドレ・マルロー美術館

    アンドレ・マルロー美術館

    © Atout France/Jean François Tripelon-Jarry

  • 背景に見える高い塔はペレが設計したサン・ジョゼフ教会の塔。

    背景に見える高い塔はペレが設計したサン・ジョゼフ教会の塔。

    © Atout France/Jean François Tripelon-Jarry

  • 印象派の名前の由来になったクロード・モネによる「印象・日の出」。ル・ア―ヴルの港を柔らかいタッチで描いた。

    印象派の名前の由来になったクロード・モネによる「印象・日の出」。ル・ア―ヴルの港を柔らかいタッチで描いた。

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「コンクリートの詩人」によって息を吹き返した町ル・アーヴル Le Havre fr

第二次世界大戦中ノルマンディ上陸作戦を契機に砲撃と空爆によって、街の8割が破壊され8万人の市民が住居を失ったル・アーブルは町として完全な機能を取り戻すまでに20年の歳月を要しました。復興・再建の中心的役割を担ったのは、建築家オーギュスト・ペレです。
 
すでに20世紀初頭に、シャン・ゼリゼ劇場の改築にコンクリートという前衛的な素材を使用して議論を醸したペレは「コンクリートの詩人」と呼ばれていました。ル・アーヴルの133ヘクタールに上る再開発地域を、コンクリートで斬新かつ機能的な街並みに蘇らせました。
現在、町の中心に燦然と110メートル高さでそびえたつサン・ジョセフ教会の八角形の塔は、いわば町の復興の象徴です。1951年に建築がはじまり1957年に竣工したサン・ジョセフ教会は、20世紀建築の傑作のひとつです。中に入ると、12,768枚もの色鮮やかなステンドグラスが、コンクリートを明るく照らしています。
2005年、ユネスコは「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」として市の中心部を世界遺産リストに登録しました。

ル・アーブルは、ユネスコの世界遺産であるだけでなく、印象派発祥の地であり、クルージング港であり、海水浴場でもあり、ノルマンディー地方の中心という理想的な立地条件と相まって、新たな観光地として人々の注目を浴びています。ル・アーブルに滞在すれば、活気あふれる野心的な町を見学できると同時に、オンフルールやエトルタ、ルーアン、ジベルニーなどの周辺の観光地にも簡単にアクセスできます。ル・アーブルは、パリ大都市圏の膝元にある海辺の近代的な大都会です。二―メイヤーやヌーヴェルなどの建築家がペレの後をつぎ、そのリアリズムは目を見張るほどです。海辺の文化都市ル・アーブルは、その魅力で、訪れる者を虜にします。

今年2回目を迎えるノルマンディ印象派フェスティバルでは水に焦点が当てられ様々なイベント・展覧会が開催されています。ル・アーヴルのアンドレ・マルロー美術館では「港におけるピサロ~ルーアン、ディエップ、ル・アーヴルにて」展が開催中です。アンドレ・マルロー美術館は、印象派ブーダンの先駆者ブーダンの作品を220点も所蔵するほか、2004年に206点のプライベートコレクションが寄贈され、フランス有数の印象派美術館として知られています。
「港におけるピサロ~ルーアン、ディエップ、ル・アーヴルにて」展
2013年4月27日~9月29日
Le Havre - MuMa (musée d'Art moderne André Malraux) 公式ウェブサイトはこちら
"Pissarro dans les ports - Rouen, Dieppe, Le Havre"
ピサロはルーアンRouen、ディエップDieppe、ル・アーヴルle Havreに滞在した際、急激な変化を遂げる港の光景を連作で描きました。人と機会の動きがせめぎ合う商業港をテーマに、ピサロは様々に移ろう社会の雰囲気と近代化のイメージを捉えることに成功しました。今回の展覧会は、ピサロを港という一貫したテーマで扱う初めての展覧会です。

 ル・ア―ヴル観光局公式サイト(英語)はこちら

 

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