モネの家・庭園

モネの家・庭園 ジヴェルニー fr

光と大気、水、蜘蛛、霞……刻々と移りゆく自然の様相を描き続けたモネが、セーヌ河畔のジヴェルニーに居を定めたのは、1883年、43歳のときでした。1890年には家と土地を購入し、四季折々の花々が咲き乱れる庭園と、睡蓮の浮かぶ池を設計して造り上げます。彼は晩年の日々をこの家で過ごし、『睡蓮』の連作など数々の傑作を生み出しました。

モネの家と庭園は、現在クロード・モネ財団の美術館となり、花の季節(4~10月)に一般公開されています。淡いピンク色の外壁や内部の家具調度は当時のままに修復され、モネが家族とともに暮らした幸福な日々をしのばせてくれます。またモネが収集した浮世絵コレクションや陶器類も、館内に展示されています。同時代のほかの芸術家たち同様、モネも日本の美術を深く愛し、歌麿や北斎の作品を買い求めたのです。

モネ亡き後、一時は荒れ果てていた庭も、かつての姿に復元されました。そしてここでも、モネの日本趣味を見ることができます。しだれ柳が影を落とす睡蓮の池、京都を思わせる竹林、そして作品に幾度も描かれた太鼓橋。庭を歩いているだけで、まさにモネの絵の世界に入り込んだ気分になることでしょう。

ジヴェルニーの村もまた、モネが住み始めてから急速に人気が高まり、アメリカ人を中心に、多くの外国人芸術家たちが訪れるようになりました。彼らは長期にわたって滞在するため、この小さな村は、次第に「芸術家村」としても知られるようになったのです。モネの家にほど近い場所にあるジヴェルニー印象派美術館(旧アメリカン美術館)では、ジヴェルニーの村が印象派運動のなかで果たした役割や、国際的影響についても光を当てています。

http://fondation-monet.com/fr/

住所:
84,rue Claud Monet 27620 Giverny

アクセス:
パリ・サン・ラザール駅からルーアン方面行きの列車で約50分ヴェルノンVernon下車。ここから接続のバスで約15分。