コンクの宗教建築

  • © Atout France/Maurice Subervie

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コンクの宗教建築 コンク fr

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の重要な聖地として知られるコンクは、谷間の小さな村。急坂を下ると教会の尖塔が象徴的に見えてきます。曲がりくねった小道があり、石造りの古びた建物が並ぶ村の様子は巡礼者でにぎわった中世の頃から変わっていません。ロマネスク芸術の傑作が残る教会と、聖遺物がある宝物殿を見学したら、散策を楽しんでください。

サント・フォア大修道院付属教会

11世紀の中頃に造られたロマネスク様式の教会。4世紀にコンクから約300km 離れたアジャンで奇蹟を起こし、12歳で殉教した聖女フォアに捧げられています。急勾配の土地に建てられたため天井が高く、トゥールーズのサン・セルナン聖堂よりも1m 高い22m に達します。宝物殿には聖女フォアの遺骨の一部を納めた、金箔に覆われた像がありますが、これはもともとアジャンにあった聖遺物を、聖遺物をもたないコンクの僧がアジャンに潜入し、こっそり持ち帰ってしまった、というエピソードがあります。

タンパン

教会の東正面のタンパンは中世彫刻の最高傑作。「最後の審判」を表しており、中央にキリスト、上げた右手の側には使徒と天国で暮らす人々、下げた左手側には地獄の様子が描かれています。カール大帝や聖女フォア、教会を設立した隠遁者など聖書には登場しない人物も。人々の表情や天国への鍵穴といった細かい部分まで丁寧に彫られています。タンパンを囲む半円フレームの部分もよく見てください。小さな人物の顔がいくつかあります。これは後世に加えられたもので、恐ろしい地獄から身を隠している様子です。

交通アクセス:
コンクに駅はありません。Rodezからタクシー(37km)またはバスが1日1便程度(所要約1時間)。あるいはViviez-Decazeville からタクシー(10km)。または、St-Christophe からタクシーまたは送迎ミニバスを事前予約することができます。

観光局:
12320 Conques
http://www.tourisme-conques.fr