ロカマドゥールの聖域/ノートルダム礼拝堂

  • ROCAMADOUR

    ROCAMADOUR

    © Atout France/R−Cast

ロカマドゥールの聖域/ノートルダム礼拝堂 ロカマドゥール fr

アルズー渓谷の絶壁に張り付いた村、ロカマドゥールはキリスト教の重要な巡礼地のひとつで、フランス屈指の観光地です。12世紀、腐敗していない隠遁者(アマドゥール)の遺体が発見された奇蹟を受けて、代々のフランス国王をはじめ、多くの人が訪れるようになりました。参道にホテルや土産物屋が並ぶ村の様子は、中世の頃から変わっていません。谷の反対側からは村全体を見ることができます。

聖域

216段の大階段を上がると、前庭のまわりに聖堂と6つの礼拝堂があります。背後には迫り来るように絶壁が立ちはだかり、張り付くように建てられているものもあります。サン・ミッシェル礼拝堂の正面には12世紀のフレスコ画が残っています。見上げると、崖に張り付くようにある修道所、更に高い所には、せり出すように建てられた城の一部が残っています。巡礼者はこの階段を一段一段、ひざを突き上げながら上るという苦行で罪を悔い改めました。階段の上からは、巡礼者が通った聖道とスレート屋根の建物が並ぶ美しい街並が見えます。巡礼者の気分を味わいたい人は歩いて上ることをおすすめしますが、時間に余裕のない人にはエレベーターもあります。

 

ノートル・ダム礼拝堂

アマドゥールが隠遁していた場所にある主要な礼拝堂です。薄暗い礼拝堂内部の祭壇には、幼いキリストを膝に乗せて玉座に座った木彫りの「黒い聖母像」があります。黒い色については諸説あり、謎に包まれています。16世紀の宗教戦争中、プロテスタントにアマドゥールの遺体が奪われると、人々の信仰はこの聖母像に向かい、巡礼者が身につける「スポルテル」というメダルにも刻印されています。海難に遭った船乗りがマリアに祈りを捧げると鳴り始めたという「奇蹟の鐘」もあります。

 

交通アクセス:
トゥールーズから Rocamadour-Padirac 駅まで3時間~5時間。駅から村までは3km。徒歩かタクシー。近郊の町からのバスなどはありません。