ノール=パ・ド・カレーの鉱業盆地   Le Bassin minier du Nord-Pas de Calais

  • © Philippe Frutier-Altimage

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ノール=パ・ド・カレーの鉱業盆地   Le Bassin minier du Nord-Pas de Calais bethune bruay fr

ノール・パ・ド・カレ地方に位置する鉱山盆地が今に生きる文化的景観として世界遺産に登録されました。石炭の採掘のみで発展したこのように大規模な(120キロメートル、400ヘクタール)工業地帯が世界遺産に認められたのは世界で初めてです。

ノール・パ・ド・カレ鉱山盆地は、ヨーロッパ大陸の炭鉱の中で最西端に位置し、北西ヨーロッパの中ではドイツのルール鉱脈の次に最も規模の大きいもので、特徴的なのは、大規模かつ全てが地下に埋まっている唯一の鉱脈という点です。表面上は目立たない起伏が、鉱山活動の開発方法、構造、土地利用に直接影響を与えました。よって、この鉱山は広範囲に線上に広がり、全長120キロメートル、幅12キロメートル、深さ1.2キロメートルです。

ノール・パ・ド・カレ鉱山盆地は、石炭産業に関わる遺産の影響が強く残っている地域です。ほぼ3世紀にわたるこの開発物語は、石炭の産出によって豊かさを増し、本質的に農村であった地域の物質的特徴を大きく変化させました。つまり、鉱山開発に必要な物質的要素全体を牽引したのです。こうして、穴や立坑、ぼた山、輸送・鉄道施設など多くの技術的要素がこの地域を特徴づけることになりました。また、鉱山開発は景観を豊かにしました。農業中心の過去に比べてはるかに独創的な方法で都市化し、既存の小都市は増大し、地域に新たな住民が増え、労働者団地と彼らの共同施設ができました。

それでも、産業化は農業生産と地域の農村的特徴を消し去ることはなく、産業化はあらゆる生産要素を重ね、まとまりのある調和した地域をつくり地域の歴史における異なる時期を表現しています。産業化の歴史は人間の歴史でもあります。3世紀にわたった鉱山開発は、石炭文化の発展の時代であり、鉱山会社によってもたらされた実践を通して、この文化は生き続けるのです

見どころ

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