パディラック鍾乳洞で神秘の地底旅行

  • © Le Gouffre de Padirac

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パディラック鍾乳洞で神秘の地底旅行 padirac fr

ミディ・ピレネー観光の穴場

フランス南部に広がる石灰岩でできた土地には大小の洞窟が点在しており、多くが一般に公開されています。古代人の形跡をとどめる彩色壁画洞窟とともに人気を集めているのが数々の鍾乳洞です。

巡礼で知られる聖地ロカマドゥールの北東15㎞、車で20分ほどのグラマのカルスト台地の地中にぽっかり開いた直径30メートルほどの巨大な縦穴がパディラック洞窟の入口です。日本ではそれほど知られていないものの、手軽に大スケールの地底旅行が楽しめる観光地として年間40万人、累計で2000万人が訪れています。見学可能な期間は4月7日から11月7日までの毎日。大人の正規入場料は9.8ユーロ。団体割引は7.4ユーロです。

見学は全てガイドつきで、最大11名のグループに分かれて行います。所要は1時間30分。足元は歩き易く整備され、階段や手すりもあります。きれいにライトアップされていますが洞内の撮影は禁じられています。

周辺の田園風景こそのんびりとしたものですが、広大な駐車エリアやレストラン、ブティックなどもきれいに整備されていて驚きます。繁忙期にはチケット売り場に順番待ちの長い列ができるほどの人気。インターネットで予約ができるほか、入場口脇のオーベルジュでも行列を回避できる入場券付の食事パッケージを用意しています。

始めにエレベーターまたは階段を利用して一気に地中75メートルまで下降。空を見上げて地上の世界にしばしの別れを告げたら歩いて横穴の奥部に向かいます。洞窟の最深部は地下103メートル。洞窟内の気温は年間を通じて13℃ですから夏でもちょっとした防寒が必要です。

300メートルほど歩くと船着き場に出ます。地下を流れる水脈の全長は25㎞。船頭が解説(英語もあり)をしながら竿で操るアルミの渡し船に揺られて水音が反響する地底の川をさらに数百メートル進みます。途中、多量の水が鍾乳石から滴り落ちる「雨の湖」を通って向かいの船着き場へ。

さらに歩を進め、エメラルド色の水を湛えた棚田のような水盤「ラック・デ・グール」など幻想的な鍾乳洞の各所を眺め、地下の大聖堂と呼ばれる高さ94メートルの丸天井の大空間「グラン・ドーム」へ。見上げる天井部の岩の厚みはわずか10メートルだそうです。洞窟の入り口と同様に、気の遠くなる年月を経た後には天井も崩落するのでしょうか。

E.A.マーテルが洞窟を発見、探検したのが今から約120年前。大革命100周年を記念した万国博覧会のシンボルとしてエッフェル塔が建設されたのと同じ1889年のことでした。洞窟の評判は万博を通じて一気に各地に広まります。以来整備が進み、現在では年間40万人、累計で2000万人が訪れる地底の一大観光地です。奥行2.5㎞が一般に公開されています。

フランス観光の奥深さを感じずにはいられないパディラック洞窟。オフィシャルサイトでヴァーチャル見学ができますのでまずはご覧ください。 

Gouffre de Padirac
46500 Padirac
Tél : +33 (0)5 65 33 64 56 – Fax : +33 (0)5 65 33 71 86
Email : info@gouffre-de-padirac.com
Site : www.gouffre-de-padirac.com